らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

ヴィオラ Vol.15

2009年04月01日 23時32分49秒 | ヴィオラ
 ~ヴィオラの魅力と共に55年~

 2009年5月13日(水)東京文化会館小ホールにて19時~
 大学時代の恩師、磯良男先生のヴィオラリサイタルがあります。

 プログラム
・ブラームス ヴィオラソナタ第1番 ヘ長調 Op.120-1
・ヒンデミット ヴィオラソナタ Op.11-4
・W.A.モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364

 磯良男先生との初めての出会いは、まだ普通大学の2年生の頃に所属していた市民オケのヴィオラトレーナーとして来ていただいて、一緒に飲んだ時です。その頃は既に自分の進路を迷っていたのですが、先生に20歳過ぎてから音大に行っても大丈夫だろうか?みたいな事を話したような気がします。

 とりあえず、冬休みの冬期講習があるから武蔵野音大の講習を1度受けてみなさいと言われ、2回ほどレッスンをしていただきました。音大進学に考えが移っていたときですから、そのまま受験まで磯先生に習うつもりで帰り際に次のレッスンをしていただきたいとお願いしました。

 その時は「君は大丈夫!!学科だけは悪い点数をとらないように!あっ普通の大学に合格するくらいだから心配ないか。受験頑張ってね」と放置されました。笑。

 入学後に挨拶に行った時も「君が本当に受けてくれるとは思っていなかったよ!僕じゃなくて最初からU.コッホ先生に1から教わりなさい。今年から1年生でも外国人の先生に習うことが出来るように規定を改正したから・・」と言われただけで。

 その時は、この先生ただ者じゃないな!笑。と思いました。

 その頃は、月刊誌ストリングで誌上レッスンをしていたり、ご自身のクァルテット活動~イソ弦楽四重奏団の活動を盛んにしていました。年に何回も演奏会をして、そのたびにチケットを渡されて聴きに行ったものです。

 このイソ弦楽四重奏団は、定期演奏会を113回も行った日本記録を持っています。最近は活動は休止しているらしいですが。

 クァルテットって格好いいなぁと確信したのもその頃です。学生時代はヴィオラのレッスンこそ受けませんでしたが、クァルテットの授業では熱心に指導を受けることが出来ました。

 磯良男先生はいつも明るく、生徒に対して怒鳴ったのは見たことが無い先生です。いい加減なのかなぁ~と誤解していた時期もありましたが、それは先生の優しさなのです。結局、先生が無理矢理熱心に教えたところで生徒が将来この道で歩むのだと切り開こうとしなければ駄目ですから、先生はそういった生徒の自主性を待っているのです。

 別の道を歩むつもりでいい加減にレッスンを受けに来る人に対してはそれなりに・・・。

 絶対この道で食べてやろうと努力する人間には、熱心にそして面倒も見るという感じ・・・。

 自分の直接の先生でないにも関わらず、卒業するまで色々な事でお世話になりました。

 学生時代は何度か飲んだものです。そんな気さくな先生も既に70歳!!

 70歳でリサイタルをするという気力にまず乾杯です。すごい!!

 時間があったら是非お手伝いしたかったなぁ~と思う次第でした。

 いつまでも元気に演奏活動を続けてもらいたいものです。尊敬します。

 
 

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