フラットが3つついているだけでは、変ホ長調なのかハ短調なのか判断できません。
L.v.Beethovenの名曲には、ハ短調の曲が多いとされます。交響曲第5番「運命」や、ピアノソナタ第8番「悲愴」などなど聴いている者の心に深い感動が残る調とも言えます。
我々日本人の場合、音楽教育の現状から調性が変わっても各調で変化記号の数で、その調の違いを感じるようになっている人がプロでもアマでも多い気がします。全てはハ長調(変化記号無し)の調が大元で、ト長調ならシャープがファの音1つつきます。なので、ト長調は(ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ「シャープ」・ソ)に感じるでしょう。変ホ長調ならフラットが3つで、シ・ミ・ラにつきます。なので、(ミ「フラット」・ファ・ソ・ラ「フラット」・シ「フラット」・ド・レ・ミ「フラット」とかに感じると思います。
子供の頃にそういう教育を受けて、そのまま育ってしまう人が多いのはしょうがないことです。それが悪いと言っているのではありません。山形Qの中爺君はそういう感じ方をして、あれだけの演奏が出来るのですから何の不満がありましょうか!
いやね。私2歳半くらいからヴァイオリンを演奏し始めたのですが、実は普通大学に進学する位まで全然譜面が読めなかったんです。レッスン中に「ハイ!その小節の始めの音はレのシャープですよ!ちゃんと練習してきましたか?まったく~~!!」と言われる事が多かったのです。まぁ練習不足とも言えますが、特に新しい曲を練習して初めてのレッスンではその状態でした。
ある時、私があまりにも譜面を読めないのを先生が心配して、「楽典」の本を貸してくれました。
そこで初めて目から鱗。
私の耳は、ハ長調でも変ホ長調でもすべて「ドレミファソラシド」に聞こえる耳だったのです。
所謂「移動ド」って奴です。
先ほどの先生が注意した「レのシャープの音だって、もし調がホ長調なら私にはシにしか聞こえません」レのシャープだってば~と言われたって、私にはどこのどの音を言われているのかさえ、その時は分かりませんでした。
ジャ~なんで、演奏できたのか?というと教則本についてくるソノシートやレコードを聴いておぼえていました。その曲をおぼえないと指が動かなかったのです。現在では固定ドの感じ方もなんとなく出来るようになりました。生徒達に教えるときに身につきました。最初は「先生どこの場所のこと言っているの?」と私の逆の立場から言われていましたから。初見力も知らず知らずに何となく身につきました。練習する時間より仕事が多くなってしまった音大卒業後ですけど。
それにしても気づいたのが大学生の時だなんて遅すぎましたよ。
日本と違って、欧米では調に対してもう少しイメージを教えるし、感じるみたいですね。
全てがドレミファソラシドだとしても、例えばト短調なら「厳守で壮麗」なイメージ、ト長調なら「甘い喜ばしさを表す」とか・・・・・。
それで最初の方に書いたBeethovenの名作が多いハ短調はどんなイメージなのでしょう?「陰鬱さとわびしさを表す」だそうです。
山形Qは2/20に庄内で弦楽四重奏曲第4番そして4月に第35回定期演奏会で第12番を演奏します。
第4番がハ短調そして第12番がハ短調の平行調~変ホ長調です。
変ホ長調はどんなイメージなのでしょう??
「残酷さや厳しさを表す」だそうです。
各調のイメージについては、Marc-Antoine Charpentierというフランスの作曲家の言葉を引用しました。作曲家さん達一人一人のイメージが調についてはあるはずで、各曲全てではないにしろ、各調には別々の色彩感があるというお話しでした。
明日は山形Qの練習日です。「陰鬱さとわびしさ」持って練習しましょうか???
L.v.Beethovenの名曲には、ハ短調の曲が多いとされます。交響曲第5番「運命」や、ピアノソナタ第8番「悲愴」などなど聴いている者の心に深い感動が残る調とも言えます。
我々日本人の場合、音楽教育の現状から調性が変わっても各調で変化記号の数で、その調の違いを感じるようになっている人がプロでもアマでも多い気がします。全てはハ長調(変化記号無し)の調が大元で、ト長調ならシャープがファの音1つつきます。なので、ト長調は(ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ「シャープ」・ソ)に感じるでしょう。変ホ長調ならフラットが3つで、シ・ミ・ラにつきます。なので、(ミ「フラット」・ファ・ソ・ラ「フラット」・シ「フラット」・ド・レ・ミ「フラット」とかに感じると思います。
子供の頃にそういう教育を受けて、そのまま育ってしまう人が多いのはしょうがないことです。それが悪いと言っているのではありません。山形Qの中爺君はそういう感じ方をして、あれだけの演奏が出来るのですから何の不満がありましょうか!
いやね。私2歳半くらいからヴァイオリンを演奏し始めたのですが、実は普通大学に進学する位まで全然譜面が読めなかったんです。レッスン中に「ハイ!その小節の始めの音はレのシャープですよ!ちゃんと練習してきましたか?まったく~~!!」と言われる事が多かったのです。まぁ練習不足とも言えますが、特に新しい曲を練習して初めてのレッスンではその状態でした。
ある時、私があまりにも譜面を読めないのを先生が心配して、「楽典」の本を貸してくれました。
そこで初めて目から鱗。
私の耳は、ハ長調でも変ホ長調でもすべて「ドレミファソラシド」に聞こえる耳だったのです。
所謂「移動ド」って奴です。
先ほどの先生が注意した「レのシャープの音だって、もし調がホ長調なら私にはシにしか聞こえません」レのシャープだってば~と言われたって、私にはどこのどの音を言われているのかさえ、その時は分かりませんでした。
ジャ~なんで、演奏できたのか?というと教則本についてくるソノシートやレコードを聴いておぼえていました。その曲をおぼえないと指が動かなかったのです。現在では固定ドの感じ方もなんとなく出来るようになりました。生徒達に教えるときに身につきました。最初は「先生どこの場所のこと言っているの?」と私の逆の立場から言われていましたから。初見力も知らず知らずに何となく身につきました。練習する時間より仕事が多くなってしまった音大卒業後ですけど。
それにしても気づいたのが大学生の時だなんて遅すぎましたよ。
日本と違って、欧米では調に対してもう少しイメージを教えるし、感じるみたいですね。
全てがドレミファソラシドだとしても、例えばト短調なら「厳守で壮麗」なイメージ、ト長調なら「甘い喜ばしさを表す」とか・・・・・。
それで最初の方に書いたBeethovenの名作が多いハ短調はどんなイメージなのでしょう?「陰鬱さとわびしさを表す」だそうです。
山形Qは2/20に庄内で弦楽四重奏曲第4番そして4月に第35回定期演奏会で第12番を演奏します。
第4番がハ短調そして第12番がハ短調の平行調~変ホ長調です。
変ホ長調はどんなイメージなのでしょう??
「残酷さや厳しさを表す」だそうです。
各調のイメージについては、Marc-Antoine Charpentierというフランスの作曲家の言葉を引用しました。作曲家さん達一人一人のイメージが調についてはあるはずで、各曲全てではないにしろ、各調には別々の色彩感があるというお話しでした。
明日は山形Qの練習日です。「陰鬱さとわびしさ」持って練習しましょうか???
そういえば、キラキラ会では音階をドイツ音名で言わせてますね。和音の聞き取りなど、ソルフェージュをやらせているのに最初吃驚しました。
そうですね。そろそろ娘さんも音感がついてきた頃でしょう。日々成長が親としてはうれしいですね。