
武蔵大学のオケサークルに所属していた頃、同級生とどの作曲家が好きか?のような話を酒の席でしていました。
私が好きだった作曲家の名前は忘れましたが、同級生のある女の子が「モーツァルトが一番好き!絶対一番の作曲家だと思う」と発言したのがきっかけで、「モーツァルトなんて何を聞いても同じだよ!」「いや!バッハ以外は考えられない!」「マーラー!マーラー!」のような、今考えるとしょうもない喧嘩になってしまいました。
その女の子は、何故か私に向かって「モーツァルトの何が分かっているの?信じられなぁ〜い!」と吐き捨てるように言ったのを今でも覚えています。
何だかむしゃくしゃして、次の日にバイトでためたお金で、このモーツァルト交響曲全集 カール・ベーム&ベルリン・フィルのCDを買って、たくさん聞いて、これこれこういう理由であまり好きでは無いのような話をその女の子にしようと思いました。当時、このCD全集は32400円もして、痛い出費だったのを覚えています。
それから何十年も経ち、プロの演奏家になって、交響曲全集のCDも出し、自分でやっている弦楽四重奏団では殆どの曲を弾いているという状況に、少し不思議な気持ちです。
古典派の音楽はピリオド全盛の今ですが、先日の広上氏とのモーツァルトを演奏して、やはりこういう感じが自分は好きだなぁ〜と再確認した次第。
あらためて、このベーム盤は、青春の一ページで、今でも大切な宝物になっています。
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