山形弦楽四重奏団は、次回第91回定期演奏会で、F.シューベルトの弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 D.32を演奏する予定になっています。
第89回でも第1番 ト短調 D.18を演奏していて、F.シューベルトの初期弦楽四重奏曲を演奏する事が続きました。
F.シューベルトなら第12番「四重奏断章」、第13番「ロザムンデ」、第14番「死と乙女」、第15番は、名曲として知られていますが、家庭内で演奏する目的で作曲されたとされている第11番より以前の作品は、あまり演奏会で取り上げられません。
私は、昔からF.シューベルトの作品が好きで、先にあげた名曲はもちろん、交響曲、ピアノ曲、歌曲、室内楽曲をよく聴いてきました。
仕事であるオーケストラの作品は色々やってきましたが、室内楽曲に関しては、楽譜を見ても理解する事が困難で避けてきた傾向にあります。24年目の山形Qは、全15曲ある弦楽四重奏曲のうち、今までに7曲演奏しています。
しかし、年齢もマシマシで後が無いし、そろそろ取り掛からないと墓場に行くとき後悔する気もしていたので、少しずつ取り上げる事にしました。
弦楽四重奏曲に関しては、昔からあるメロスQやウィーンQの全集ものをよく聴いていましたが、初期の作品についてはよく分からないのが正直なところでした。
少し前にヴェルディQの弦楽四重奏曲全集が出てきて、(それまで色んな方々の演奏にも触れる機会がございました)なんだか自分にとってしっくりくるような気がしました。
特に初期作品において、何回聴いても飽きない演奏には初めて出会えた気がします。
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