キングレコードから巌本真理(1926.1.19-1979.5.11)没後30年企画として2CDで発売されました。
全曲初CD化ということで、興味深く聴いてみましたが1960~1977年のステレオセッション録音ということで、その録音の良さに驚きました。収録曲は、
・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調op.96『アメリカ』(録音:1969年4月)
・ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調op.76-3『皇帝』(録音:1977年9月)
・ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調op.115(録音:1968年12月)
・チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(録音:1960年6月)
・ドルドラ:思い出(録音:1960年6月)
・ドリゴ:セレナーデ(録音:1960年6月)
・ヘンデル:ラルゴ(録音:1960年6月)
・シューマン:トロイメライ(録音:1970年11月)
・シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667『ます』~第4楽章(録音:1970年11月)
巌本真理(ヴァイオリン)
巌本真理弦楽四重奏団
中博昭(コントラバス)
橋本正暢(ピアノ)、他
その録音のほとんどは東芝レコードに行っていましたが、キングレコードにも「日本の弦楽四重奏曲」KICC-357/9など貴重な録音を残していています。
山形Qの師~平尾真伸氏が言っていた「真理さんのヴィヴラ~トは特殊で、もの凄く大きくて・・・。云々」というのもこの録音で初めて確認出来ましたし、この弦楽四重奏団のアンサンブルの仕方、息づかいなどもよく伝わります。
60年代から70年代にかけて、世界にひけをとらない団体がこの日本に存在していたことをはっきりと認識できました。その演奏は魅力に溢れています。54歳で天に召されてしまった巌本さんが、日本の平均寿命まで存命でしたらその後の日本の弦楽四重奏界は、大きく変わっていたかもしれませんね。
このCDは本当にお勧めです!
全曲初CD化ということで、興味深く聴いてみましたが1960~1977年のステレオセッション録音ということで、その録音の良さに驚きました。収録曲は、
・ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調op.96『アメリカ』(録音:1969年4月)
・ハイドン:弦楽四重奏曲第77番ハ長調op.76-3『皇帝』(録音:1977年9月)
・ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調op.115(録音:1968年12月)
・チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ(録音:1960年6月)
・ドルドラ:思い出(録音:1960年6月)
・ドリゴ:セレナーデ(録音:1960年6月)
・ヘンデル:ラルゴ(録音:1960年6月)
・シューマン:トロイメライ(録音:1970年11月)
・シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667『ます』~第4楽章(録音:1970年11月)
巌本真理(ヴァイオリン)
巌本真理弦楽四重奏団
中博昭(コントラバス)
橋本正暢(ピアノ)、他
その録音のほとんどは東芝レコードに行っていましたが、キングレコードにも「日本の弦楽四重奏曲」KICC-357/9など貴重な録音を残していています。
山形Qの師~平尾真伸氏が言っていた「真理さんのヴィヴラ~トは特殊で、もの凄く大きくて・・・。云々」というのもこの録音で初めて確認出来ましたし、この弦楽四重奏団のアンサンブルの仕方、息づかいなどもよく伝わります。
60年代から70年代にかけて、世界にひけをとらない団体がこの日本に存在していたことをはっきりと認識できました。その演奏は魅力に溢れています。54歳で天に召されてしまった巌本さんが、日本の平均寿命まで存命でしたらその後の日本の弦楽四重奏界は、大きく変わっていたかもしれませんね。
このCDは本当にお勧めです!
バーナーをクリックしていただきHMVにゆき、クラシックのペ~ジから検索をかけると色々出てきます。商品を取り寄せる事も出来ますよ。AmazonやTowerなど比べて一番安い所で購入するのが賢いやり方です。輸入盤は特に値段が違いますし、国内盤も割引しているときがありますからね。
是非、このCDをじっくり聴いてみてくださいね。
日本の室内楽の歴史にふれる事が出来ますよ。
Amazonのシステムはよく分かりませんので、このあとも入荷するのかもしれませんが、とりあえず安心。
好きな曲もたくさん入っており、届いて聴くのが楽しみですo(^▽^)o
実は発売日に来て、ビニ~ルをとっていなかったのです。汗。
生で演奏を聴かれた経験がおありなんですね?羨ましいです。
山形にゆかりのある団体で、山形でもよく演奏会をしていたそうです。
山形大でも指導する機会があったそうですよ。
小生以上のシニアにとって、SQと云えば巖本真理弦楽四重奏団(本名:メリー・エステル、略称:マリ・カル)しかなかったんです。(笑)それも「アメリカ」「皇帝」「鱒」は彼等のおハコでした。上野では強烈なベートーベン後期SQチクルスも聴きました。
平尾先生の「ヴィブラートが……」の話も、最近CD化されたSP復刻版当時の演奏スタイルを止めて、室内楽スタイルに一新した成果が本CDからわかります。多分そのスタイル改造途中の印象もあって平尾先生のコメントになったんではないでしょうか??特にボーイングは全面改造されたと聞き及んでいます。
うん十年前、旧国鉄上野駅18番ホーム(死語ですね~あの井沢八郎です)で東北・北海道演奏ツアーにでかけるマリ・カルの皆さんを見かけたことがあります。