久しぶりに美術の展示物以外の話。
弓の毛替えをしてもらいました。東京の信頼できる工房に送り、作業をして送り返してもらったのです。
弓の毛は馬の尻尾の毛なのですが、松脂を毎日塗って演奏で消費されています。プロフェッショナルならば個人差ありますが、最低でも3。4ヶ月ごとには毛替えしたいところです。
大学のオケサークルにいた頃は、何年も張りっぱなしで毛が黒く変色してしまっていても使用し続けている強者もいましたが、プロならば弦に弓がピタッと噛まなくなれば、その毛が限界を迎えているということです。
実は、スケジュールが多忙過ぎて半年以上、毛替えが出来ずにいました。山形にすぐ作業をしてくれるような信頼できるところが有ればいいのですが、東京に送り送り返されの数日間に弓がなくなってしまうのが無理な状況でした。何本も弓を所有していれば別ですが。
で!やっとオーケストラで普段使用している弓の毛替えを行えたのですが、この1年くらいで大体25%くらい弓の替え料金が上がっています。そのうえ宅配代も値上がり・・・・。馬の尻尾の毛はほとんど輸入品ですので、円安の影響もあるのかも。
必要経費なのですが・・・・・お給料は当然25%上がっているわけではございませんので、個人負担が多くなってしまっています。
こんなところまで物価高の影響が出てしまっているのか・・・と頭の痛い問題でした。