らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

他人の手

2015年06月07日 23時59分59秒 | ヴィオラ
 安部公房の小説に「他人の顔」てぇのがありましたっけ・・・・・・。

 学生の時に先生に「一日練習を休めば自分に分かり、二日練習を休めば隣で演奏している人に分かり、三日練習を休めばお客様に分かり、四日練習を休めば素人に戻る」と言われていたのを思い出します。

 1週間の入院のせいで、ただいま私は、先生の言葉通りなら、完全にずぶのド素人になったわけですが、体力回復を図ると共に、楽器の感も取り戻さなければなりません。

 極端な話に聞こえるかもしれませんが、松ヤニの塗り方、楽器の構え方まで忘れてしまったような感覚で昨日から練習を再開しました。

 せっかくなので、もう開放弦を鳴らすところから小一時間・・・・楽器もいじけているように感じます。それだけで、もの凄く疲れる気がします。

 しかし、あがいたり、苦しんだりしないように休み休み。

 本日は、J.S.Bachの作品を(基本から)少しずつ弾いて行きます。

 まったく右も左も自分の手ではないような・・・・。

 自分の思い通りにはなりません。もう少し以前のようになるには、時間が必要かもしれません。

 頑張ります。

 明日からオーケストラの現場へ復帰予定。

 焦らず少しずつ・・・少しずつ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする