らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

本番。

2012年03月25日 23時59分14秒 | クァルテット
 学生の時に先生に、良い練習をすれば楽器を弾くことは上達するが、本番を経ないと音楽は本当に成長しないよ。とアドバイスを受けたことがありました。確かに演奏したい曲を練習すると、譜面面は演奏できるようになるのですが、あるときから行き詰まる事が多いように感じていました。試験でも発表会でも、人が聴いてくれている演奏会が一番望ましいのですが、本番をやるとその曲が少しだけ自分の中に入ってきて、以前練習したときより深く理解が進む気がします。

 そして、再び本番があるとより深いところから準備が始まりますので、良い方向へ行くのです。

 私たち、山形Qは、定期演奏会では、ほとんど毎回~新しい曲にチャレンジしていて、再演というのは特別な場合を除きしていません。数年前から始まった庄内定期演奏会や依頼演奏会などでは、以前演奏したことがある曲を基本的に演奏しますので、定期演奏会で取り上げたときより、ほんの少し上達とほんの少しの余裕があるのです。曲を熟成させるのには、本番が一番です。

 さて、山形Qが力を入れて演奏している作曲家にはハイドンやベートーヴェンなどがいますが、そろそろB.バルトークの曲も演奏しておきたいですね。若い内は恥をかいても、後で修正がききますので、何とか後数年以内に全曲演奏してみたいものです。1回こっきりの演奏では、熟成もあったものではなく、ただ演奏したで終わる可能性が高いですからね。第1番は以前に演奏したので、後5曲の演奏機会を作りたいです。と、私の夢でした。

 今日はB.バルトーク(1881~1945)の誕生日。
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