この映画は観る前からわかってたよ。
こういう陰鬱な雰囲気が全編を覆っている作品だということは。
でも、これも映画なんだよね。
ほんとに見応えがありました。
大まかなあらすじは、冬の荒野に不時着した小型機で、劇的に数人が助かります。
しかし外部とは連絡がつかず、吹雪の中で凍えそうになる中、夜になって、大きな灰色オオカミが死体を食べている所に出くわします。
それからは生存者とオオカミの群れの戦いで、一人ずつやられていくなか、なんとか生き残ろうとする・・・
という映画です。
筋はすごくシンプルです。
舞台もほぼ冬の山中で、開けた所か森の中か、吹雪の中か夜かの違いくらいしかありません。
しかしすごい緊張感があって、たまにはこういう映画も見たいなと思いました。
やっぱり自然はすごい。
それにこの映画の一番悲しいところは、観ている人たちもほんとはおおかた気が付いていることなんだけど、オオカミに殺されようが生き残ろうがたいした違いはないんだというところ。
観て良かった映画です。
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