舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

九十五ヶ条(ってそんなにないけど)の提題

2009-11-05 23:02:21 | Disney (パーク、映画&テレビ)
今回のハロウィーン滞在は仮装が目的のため、仮装を禁じられているシーにはまったく行かないか、あるいはきょくたんに少ししか滞在しないであろうと踏んで、ミラコスタは海の見える部屋にしました。
けっきょく最終日にちょこっとだけシーに入ったけど、窓から景色を見たりミラコスタのレストランで食事したりしていたおかげで、初めて入った気はほとんどしませんでした。

だから、滞在をランドにしてミラコスタに泊まるというのも、両方を楽しむ一つのテかもしれません。
移動が面倒に思うかもしれないけれど、リゾート内を走っているモノレールに乗るなら、移動時間も楽しめますしね。
ただハロウィーンのときは、こないだお話ししたシー駅の見張り風紀委員に辟易させられるおそれもありますが(笑)。


そうそう。スタッフぅ~に辟易させられたのは、実はアレだけじゃなかったんですよ!!
あ~、ホントはもっと平和的に窓からの景色の話を書こうと思っていたんだけど、こうなったら全部書いちゃう。

私はプロに対して非常に厳しいので、最初にお断りしておくと、これから書くこともけっこう厳しいです。
そんなのイヤ、キャストさんに悪い人がいるわけないという方には、読むことをお勧めしません。
いいえ、素晴らしい「キャストさん」も大勢いるんですよ、きっと。
ただ、今回我々の遭遇した人がそうでなかったというだけで。


こないだも言ったように、シーが仮装禁止になっているせいで、入場時の服装チェックがムダに厳しいんですわ。
春夏秋冬同じようなコンセプトの格好で入っているのに、なぜかハロウィーンだけ基準が変わってしまうかのよう...。
でね。今年も思いっきり言いがかりをつけられてしまいましたよ、我々は

「言いがかり」と言い切るのはダテじゃありません。
なんたって、朝はまったく同じ格好で何一つ問題なく入れたのに、夜はその服装で止められたのですよ。
コレが言いがかりじゃなくて何なんですか~

我々の格好がどんなのだったかと申しますと、黒のワンピースにマミちゃんはXOXO(※栃木県内ですら売っているブランドです)のニットカーディガンを羽織り、私に至ってはシー内のショップ「D24」で買ったTシャツを着て、二人ともミッキーの耳をつけているという代物でした。

強いて言えばワンピースは若干一般の方よりケッタイな代物だったかもしれない(笑)。
しかし、しかしですよ、おんなじものを着ていても朝入ったときは止められなかっただけでなく、「コイツ大丈夫やろか」という目で凝視されることだってありませんでした。

たとえばそのワンピースが場所をとるから迷惑だとか、風紀上問題がある(ってフルレングスのスカートにどんな風紀上の問題がって感じですが)とかだったら、日中の時点で止められていた筈です。
そして、最初入ろうとした時ににダメ出しされたのなら、我々だって「あ、この服装は何かヤバいんだな」と納得したでしょう。納得したところで、それが私服なんですから非常に困りますが(笑)。

なのに、その同じ格好で夜に再入場しようとしたところ、ゲートのスタッフが「その格好で入って良いか、私には判断できかねますので、その場でお待ちください」と、例によって高圧的な口調で通告してきたのです。
「さっきも同じ格好で入りましたよう!」と訴えても聞く耳を持たず、それどころか「で、さっき入ったときとは違うものを足したんですか?」と、罪を確信した取調室の刑事のような口ぶりです。

だぁら同じ格好だって言うとるやんか(笑)。しかも、確信犯的に装飾を付け足す悪質な客なら、普通の格好で何くわぬ顔で入場してから付け足すでしょう。わざわざ入場時に装着する莫迦がどこに(笑)。

けっきょく、判断能力のある人とやらが到着するまで、非行少年のようにゲート入口の地べたに座り込んで待たされましたよ。
「この格好の何がイケナイの?」という問いかけにも、要領を得た答えは返ってこず...。
一体何のためにこんな思いをさせられたのか、最後まで分らずじまいでした。


我々の「私服」が善良な一般市民のそれと違うことは分っています。
このブログをお読みになっている方の多くもご存知のことでしょう(笑)。
しかし重要なのは、我々はいつだって好きな格好でシーに入ろうとしているにも関わらず、ハロウィーン以外には問題視されたためしがないことです。

たとえば今年3月にシーに行ったときは、25周年記念ソングを歌った石井竜也さんにインスピレーションを受け、シルクハットとタキシード風ジャケットで馳せ参じました。
マミちゃんに至っては、今回と同一のXOXOのカーディガンに、あまつさえ頭には電光掲示板までつけています。
どう考えても、何か問題があるなら明らかにこっちの方が問題っぽいです(笑)。

にもかかわらずハロウィーンのときばかりこういう目に遭うのは、どうもシーで仮装しようとする人が後を絶たないため、仮装者(っぽい人)にムダにぴりぴりしているせいらしいです。
ただ、そのぴりぴりの仕方が半端なので、ただのケッタイな私服にダメ出ししてしまう(しかも人によって基準が変わる)一方で、ジャンプの人気漫画「ワン○ース」のコスプレした人は入れちゃうという、混乱状態になっているのでしょうな。

「ムダ」で「半端」なのは、実際には存在しない(あるいは有名無実化している)ファントムなマニュアルに踊らされているからでしょう。
服装規定の解釈が時期や時間帯によって異なるのがその証拠です。

結論。
マニュアルなり規則なりを決めるなら、きちんと一貫させなさい。
筋の通った規定なら、それに納得できない客は行くのをやめるでしょうし、それでも行きたければ遵守するよう心がけるでしょう。

そして、一連の個人的な体験からもう一つの結論があります。
それは、「言いがかりやダメ出しをするようなスタッフほど、態度が悪く言葉遣いも出来ていない」ということです。

(1) シー駅の改札で、これからランドに行く客であることを確かめもせず「ここはシーの駅ですよ!?」とまくしたてたスタッフ。
(2) シーの入場口で、さっきも同じ格好で入ったということをいくら説明しても聞かなかったスタッフ。

今回我々が遭遇した上記2件のスタッフはいずれも、口調はムダに押し付けがましく、言葉遣いも敬語が聞いて呆れる代物で、なおかつ、最終的に己の誤解が判明しても、誠意ある謝罪はけっきょく一度もしませんでした。

逆に言えば、言葉遣いも美しく、接客態度の良いスタッフ(彼らのことを私は喜んで「キャストさん」と呼ぼう)は、シーの中であっても誰一人我々の服装に物言いをつけたりはしてきませんでした。
しつこいようですが、まったく同じ格好なのに、です。

そうなると、経営サイドの方針やマニュアル自体に問題があるのではなく、これらのスタッフの判断基準が間違っていたために、こういう目に遭ったのだという仮説が立てられます。

おそらくハロウィーンのシーには「仮装者を入れるな」という上からの指示が行き渡っているのだと思います。
しかし残念ながらすべてのスタッフが的確な判断を出来る訳ではない。中には残念ながら、ムダに使命感に燃えるだけで判断基準がおかしかったり、必要以上に熱心になってしまう人もいる。
そういうスタッフは、そもそも根本的にプロの接客業に相応しいレベルでないがために、判断基準がなってないうえ、言動もプロとしてのそれに相応しくない代物になる。

あまりにも「ヘンな言いがかりをつけたスタッフ」イコール「言動がプロとしてダメダメなスタッフ」だったので、そこから導き出される結論は、「マニュアル遵守に熱心だからといって、必ずしも優れたスタッフではない」ということです。
もし、そういう人が本社オリエンタルランド(特に人事担当の人)から美しい誤解をされていたらたいへんです。社の評価全体に関わってしまうじゃないですか。
これはひとつ、本社の人の誤解を解いてあげた方が良さそうだな...。

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