舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ハートの女王 Ver. 2.0

2009-11-04 02:10:14 | Disney (パーク、映画&テレビ)
こちらが2009年ディズニー・ハロウィーンで着用したハートの女王仮装の画像です。

今度の女王衣装でも沢山写真を撮りましたが、やっぱりウチの素人デジカメより、ランドの撮影スタッフにお願いしたものが一番良く写ってるな~。
これはランド中央のプラザにいくつか設けられたフォトスポットのひとつで撮影したものです。
ここで撮った写真は、自分のカメラで撮影して現像したものと同じく、ランド内のカメラショップで購入することが出来ます。
オリジナル台紙もついていますし、なんたって自分で撮るより腕がいいので、毎年撮っております。

ちなみに今回は2パターン撮りました。
もうひとつのバージョンは、例のギリギリまでかかって完成した過度にマニアックな衣装です。
あんのじょうマニアックすぎて、しかも研究途上なのがマミちゃんの気に入らず、じっさいに着て歩いたのは2時間程度でした。
ま、コレの話はおいおいするといたしましょう。


今日はとりあえずこの女王仮装(バージョンアップ)の話です。
前回からの変更点はおもに2点です。
一つめはこの白いもこもこ。裾や袖口についているものですね。
昨年、マミちゃんが「赤に黒に黄色に白なんて色が入り過ぎじゃ!! 入れないわっ!!」と例の美的感覚を振りかざしてゴネたため、もこもこの代わりに金の縁取りをつけました。

でもこうして白いもこもこをつけた姿を見れば、どう考えてもこっちの方が本物っぽいですし、何よりゴージャスです。
ゴージャス。それは我々の最も愛する要素です。
普段着はどうあれ、人様にご覧に入れる衣装はゴージャスでなければならぬというのが、我々の美学です。
...まったく、なんで去年からこのもこもこをつけなかったんだろ(笑)。

もう一点もゴージャスを追求し、襟をバージョンアップしてみました。
何が苦労したって、この大きな襟を立たせることです。明らかに、こんな襟を立たせるためには何か入れなくちゃいけません。
一般的な襟用の芯じゃとても無理。そこで、チュチュとかに使うようなチュールを仕込んでみました。
そのため、襟のカタチを直そうとするとがさごそ言います(笑)。

パニエは前と同じく、長さが異なる特注の品を二重に重ねて、ワイヤーなどを入れること無くボリュームを出しています。
ワイヤーでハリボテのように膨らまさない方が、動きも自然で綺麗ですし、場所をとり過ぎずアトラクションにも乗れます。

同じ理由で、襟にはチュールを使いましたが、パニエは柔らかい素材をふんだんに使ってます。
そのぶん分量はチュールやなんかで作るより遥かに沢山使わなくちゃイケナイんですけどね。

メリーモナークのカヒコを観ても、ペラン素材などを使えば大した事ない分量でも膨れてくれるものの、これでは動いたときの美しさは望めません。
張りだけでボリュームを出そうとしても、いざ動き出せば誤魔化しはきかないのです。

ゴージャスなスカートを作るためには、「何の生地を使うか」より「どう生地を使うか」の方が遥かに重要です。
ダンスの衣装作りとハロウィーンの仮装作りは、そういうノウハウを相互に培ってくれて一石二鳥だなぁ(笑)。
衣装に取り入れたアイディアが仮装に活かされることもあるし、逆もまた然り、ということですね。

とはいえ、次のスタジオMの衣装が女王コスみたいになる訳ではありません(笑)。
今度の衣装のデザインは...まだ超開発段階ですが、マミちゃんがある服(※ウチの衣装ではない)の襟を指して「この襟は『今』の襟ではないッ」と断言していたので、また何か流行を取り入れようとしているようですよ。

とか言っても、流行は必ず毎回取り入れていますから、何のヒントにもならないんですけどね(笑)。

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