舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

9月29日(日)のつぶやき

2013-09-30 03:00:06 | 徒然話

2013 Hula on ASUKA II 【三日目・終日航海日(2) 】 goo.gl/VKuNoy


@itsuko0214 お読みくださってありがとうございました♪おおー、姉様の方に習っていらっしゃるのですか!! 随分日本でもご活躍していらっしゃいますものね! 私も直接教えて頂いた事は無いのですが、10年ほど前に一度イベントでご一緒させて頂きました♪


@itsuko0214 追伸: 海藻取りの人の事はアレ以上書くと更に黒さが際立ちますが、正直まだまだ言いたい事は沢山ありますので、機会があればもっと毒づ…もとい語りたいと思います(笑)



2013 Hula on ASUKA II 記事まとめ

2013-09-30 01:52:19 | ダンス話&スタジオM
Hula on ASUKA IIに関する記事が出そろったところで、一覧を作成しておきます。


(1) 行ってきました! Hula on ASUKA II:帰還報告&序章

(2) 2013 Hula on ASUKA II 【準備編】:恒例の旅のしおりネタ他。

(3) 2013 Hula on ASUKA II 【乗船→出港】:一日目前半の日記。

(4) 2013 Hula on ASUKA II 【一日目】:夕食から夜食まで…ってご飯の話ばっかりみたいですがじっさいにはハワイアンライヴの事なんかも書いてます。

(5) 2013 Hula on ASUKA II 【二日目・鳥羽寄港編】:お伊勢まいりから夕食まで。

(6) 2013 Hula on ASUKA II 【二日目・エンターテインメント編】:ナニ先生のショー、キナさんとカラニさんのコンサートなど。

(7) >2013 Hula on ASUKA II 【間違い探し】:ショートブレイク。愛には愛で感じ合おうよ。

(8) 2013 Hula on ASUKA II 【三日目・終日航海日(1)】:フラ三昧デー前半戦、レッスンからプールサイドライヴまで。

(9) 2013 Hula on ASUKA II 【三日目・終日航海日(2)】:フラ三昧デー後半戦、感動のフィナーレへ。そのわりにときおり毒吐いてますが。

(10) 2013 Hula on ASUKA II 【四日目・下船日】:最終章とちょびっとオマケ。

(11) 2013 Hula on ASUKA II 【客室編】:飛鳥IIの客室のご紹介。


こんな感じで書いております。

2013 Hula on ASUKA II 【客室編】

2013-09-30 00:56:38 | おでかけ
飛鳥IIで検索すると、客室について調べていらっしゃる方が多いようですので、飛鳥ネタの〆にそれを取り上げたいと思います。


今回私が泊ったのは「Kステート」、一番安いカテゴリーのお部屋です。
階数は7階。この階にだけバルコニーの無い窓のみのお部屋があります。

バルコニーは無くても、必ず海側で窓がついているところが飛鳥の凄いところですね。
ただし、Kステートは窓のすぐ外に救助ボートとかが取り付けられているため、これらが外されている時間帯以外、海の下の方と外のデッキを歩く人々しか見えません(笑)。

そのせいか、外から見たらカーテンを閉めているお部屋が多かったですね。
私はたとえ僅かな海とデッキを歩く人だけでも見えた方が楽しいので開けておきました。
ただ夜になりますと外からけっこう丸見えなので注意が必要です。




客室はこんな感じです。
ベッドが2台と、3人目用の簡易ベッドがくっついて並んでいます。
この部屋は3人目が未就学児である場合のみ3人で泊る事が出来、3人目用の小さいベッドも用意してもらえます。
長さも短いので、そこが子供用なんでしょうね。
まあ我が家は絶対的階級社会ですのでタテもヨコも一番大きい私がほとんどここに寝てましたが。

ちなみに、ベッドはこのようにくっつけてもらう他、間にナイトテーブルを挟んで離してもらう事も出来ますので、希望の状態と違っていた場合は早めにリクエストした方がいいです。

そして、このベッドはシモンズベッドでおそろしく寝心地がいいです。
横になったら最後、ズブズブと沈み込むように眠りに落ちて行きます。
枕もとってもラク。固さが何種類かあるようです。




部屋の片隅には机と椅子もあります。
壁が鏡になっていますので、ドレッサーとして使えますね。
ただしここに(我が家のように太い)人が座ってしまうと、通路が完全に塞がってしまい、向こう側にすり抜ける事は出来ません(笑)。

とはいえ、いろんな客船の(しかも一番安い)部屋としては、飛鳥はかなり広い方と言えます。
前に乗ったカジュアル船など、ベッド二つだけでいっぱいというお部屋もありました。


そして飛鳥は収納スペースもタップリありますね。
ウォークインクローゼットはウチの巨大リモワを2台入れてもまだ余裕があり、ハンガーも流石100泊を超える世界一周もこなす客船だけあって、足りなくなる事が決してないほどたくさん用意されています。
クローゼットを閉めると扉が全面鏡になっていますので、姿見として使えます。


クローゼットの向かいには冷蔵庫や金庫、沢山の引き出しもあります。
冷蔵庫にはジュースやミネラルウォーターが常備されていて、一般的なホテルとは異なり、これらは無料で頂く事が出来ます。
しかも一日一回補充してくれるのですから親切です。冷蔵庫には氷も入ってます。
といっても、パブリックスペースでほぼ一日中飲食物が提供されてますので、自室に戻ってから飲む機会は殆ど無いんですけどね(笑)。




こちらがバスルームです。
バスタブとウォシュレットの存在はひたすら有難いです
安い部屋はバスタブが小さいかと心配していたら、サイズも申し分無く、非常に使いやすかったです。
シャワーヘッドも機能的でしたね。




アメニティはだいたい一式揃ってます。
自分で持っていくのは化粧水と乳液くらいで大丈夫。それらも大浴場に行けば据え置きの物が使えます。


あと、(客船のハウスキーピングはけっこう皆そうなのですが)掃除が非常に丁寧で、掃除が終わったあとに部屋に戻ると、出しっ放しの私物もきちんとまとめてあったり、使いやすいよう場所を移動してあったりします。
私のようにそれを有難いと思う人種は無問題ですが(笑)、私物に触れられる事に抵抗のある人は、キッチリ片付けてから出掛けた方がよろしいでしょう。
あと掃除は一日二回あるので、見られたら恥ずかしいものを出しっぱなしにしない事が必要です(笑)。


それから気になった事。電源コンセントが一つしかありません。たぶん。
もっとテレビや電話の裏を堀っくり返せば見つかるかもしれないけれど、とりあえず普通に使えるのは一つでしたね。
なのでカメラと携帯を同時に充電するとか、何か充電しながらドライヤーを使うといった作業が出来ない事に注意が必要です。


飛鳥の客室は近頃の一般的なホテルに比べてかなり照明が明るめです。
暗いと生活しにくい人も(私がそうです)、暗すぎて不便という事はほとんどないといえましょう。
ベッドに寝っ転がって船内新聞を読む事も出来ました。


エアコンはあまり微調整が出来ません。
私達にとっては暑すぎたので、レセプションにお伝えしたところ、整備の方がお見えになり風の出方を調節してくださいました。
風の強弱で温度調節する仕組みのようです。


そのほか室内の設備としては、すべてのお部屋にDVDプレーヤーが備え付けられています。
海上ではまともにテレビが映らない事もけっこう多いので、DVDを持参した方がいいかもしれませんね(流石にソフトの貸し出しまではしてくれないみたいです)。
ウチはNHKの幼児番組のDVD5本持ってって全部もれなく観ました(笑)。
お部屋のテレビでは毎日異なる映画が2本ずつ放映されます。巷でDVDが出たばかりくらいの、比較的新しい作品が見られます。


飛鳥の中は喫煙が比較的自由で、客室内にも灰皿がありますが、2014年7月の世界一周クルーズ後から全面禁煙になるそうです。
その後の喫煙スペースは、24時間使えるシガーバーの一角のみになるとの事です。

2013 Hula on ASUKA II 【四日目・下船日】

2013-09-29 22:58:11 | おでかけ
楽しかった飛鳥IIフラ三昧クルーズも、いよいよ下船日が来てしまいました。
名残惜しいけれど、来年もきっと戻って来られる事を祈りつつ、今回最後の朝食です。




最後ももちろん5階で和定食を頂きました。
今日はトラウトの粕漬け。美味しかったなあ。
もちろんご飯も悔いの残らないようお代わりしました(笑)。




名残を惜しんで最上階のデッキに出てみました。
既に横浜に到着しており、観覧車も赤煉瓦倉庫も良く見えます。




さらに未練がましくウロついていると、何だか沢山のプレートが掲示されている廊下に出ました。
おお、これは初寄港時に港から贈られるという記念プレートじゃないですかっ!
流石は飛鳥、世界中の港のプレートがあります。
一番最初(写真左上)は母港の横浜港なんだね。
それぞれに創意工夫の凝らされたプレートで楽しいなあ。




右側の壁の一番右上には、なんとドバイ港のプレートも。
銀色の船はアラブの伝統的な帆船のレリーフかなあ。

本当は全部のプレートをじっくり眺めたかったけれど、下船時刻が差し迫っていたので泣く泣く立ち去りました。
来年来たらもっとゆっくり見よう


いよいよ下船の時がやって参りました。
時刻はまだ朝9時。もっと長く乗っていたい…
ともあれ船内放送で、上の階から呼び出されて行き、あっという間に我々の順番が回って来てしまいました。
ディレクターのボブさんを始め、スタッフの皆さんが総出でロビーに整列してお見送りくださる中、後ろ髪を引かれる思いで船から下り、大さん橋ターミナルに帰還いたしました。


しかし、これで地元まで帰ってしまうのは余りにもあっけなさ過ぎる。
ということで、荷物を迎えの車に積み込み、再び身軽になって中華街へ繰り出しました。

我々を含む一部のメンバーは足ツボのお店「ニライカナイ」へ。
先日、アロハランドで横浜に行った際に偶然立ち寄り、あまりにも良かったため今回も出発前に予約しておいたのです。
独自のメソッドで足ツボも首肩も本当に辛いところを集中してやってくれて気持いいんですよね~。
今回は時間が無くて45分だけでしたが、本当はもっと長い2時間とかのコースもあるらしい。やってみたいなあ。




その後、全員集合して中華の名店「聘珍樓」へ。
これまた6月のアロハランドでスッカリ気に入ったためリピートです(笑)。
秋のランチコースを頂きました。美味しかった~!


あー、名残惜しいけどこれでホントのホントに今回の旅はおしまいです。
午後3時頃迎えの車に乗り込み、まだ明るいうちにスタジオに到着しました。

2013 Hula on ASUKA II 【三日目・終日航海日(2) 】

2013-09-29 03:49:06 | おでかけ
海風に吹かれながらプールサイドでのライヴを堪能した後は、すぐ夕食の時刻です。
やっぱ17時半は早いなぁ~。さっきオヤツを食べ過ぎないで良かった(笑)。


今日は最終夜という事でハワイアンディナー
ハワイらしさたっぷりのコースでした。




前菜はロミロミサーモンやアボカドの盛り合わせ。
これ以降も、ポルトガル風ソーセージ入りのスープ、メインのショートリブorマヒマヒといった、非常にハワイらしいお料理が続きました。

ちなみに、ウチのメンバーのお一人がメインで「温野菜料理」を頼んでみたら、それはもう驚くほど軽く、付け合わせの野菜しか乗ってないみたいな量だったようです。
よほど少食かベジタリアンの方でなかったら、これは物足りなさ過ぎるかも…。

もちろん私は安定の肉を選びましたよ。ガーリックライスが添えられてて美味しかった~。まああのガーリックはあと5倍きかせても罰は当たらないと思いますが。




デザートは2皿。ワッフルの小皿と、上の画像のメインのデザートが出ました。
右の方にパウダーで飛鳥のロゴマークが描かれているのがニクいですね~。
小皿のワッフルとアイスクリームを一緒に頂くとたいへん美味しかったです。




食後、いよいよ今回のクルーズ最後のステージショー「ザ・リム・ファミリー ハワイアンコンサート」を観るべく劇場へ
今回はナニ先生のフラのチームではなく、リムファミリーがメインのコンサートという事で、ローナさんがメインヴォーカルの位置に♪
(※説明し忘れてましたが、この劇場でのショーだけは撮影NGの為、上の画像の舞台セットから想像を膨らませつつお読みいただければ幸いです)
もちろんサニーさんやローナさんのご主人もご登場です。
お母様は一列目の一番端に座っていらっしゃいました。きっと途中で出て来てくださるものと期待しましょう。

そこへナニ先生が登場、オリからスタートしました。
うおおお、昨日のマナオラさんのパワフルなチャントもそれは素晴らしかったですが、やはりナニ先生のソフトでありながら観客に訴えかける力のある詠い方も素晴らしい。


ナーレイ・オ・カホロクーというと、教室名のとおりエレガントなホロクーを引いた美しい女性達がフェミニンな振付を踊るアウアナが名高いですが、私はここのカヒコも大好きなんですね。
カヒコのイメージを覆す、囁くような優しい声で詠われるオリ、穏やかなカーヘア、そして繊細な踊り方。
さらに、何よりもクムご自身が入念にリサーチした上で作り上げられた説得力のあるパフォーマンス!

例えばメリーモナークに出場する際、カホロクーはとにかくリサーチの仕方がハンパ無いのだそうで。
その結果、ある年にはほとんど忘れ去られていたコハラにまつわる古いチャントを発見したり、またある年はダンサー達が何かものすごく奇抜な額飾り?を着けていると思いきやそれはじっさいに昔の資料に載っていたものであったり、まあそれらのエピソードは大会終了後にしか分らないのですが、流石それだけ入念なリサーチの上で作り上げられるだけあって、カホロクーのカヒコには一目見た瞬間から「あー綺麗だね」とか「カッコいいね」のひと言だけでスルーできない厚みがあります。

ダンサー達が詠っても、知らない音の羅列を暗記しているのではなく、自分の言葉として詠っているからこそ、あれほどソフトに囁くように詠っても、観客の心に響いてくるのです。
踊り方にしてもそう。一見ソフトでエレガントな踊り方は、一般的に認識されるカヒコとは異なる趣を持っていますが、なまじ勢いで押しまくるだけのカヒコよりもずっと踊り手の技術と知識を要求する高度な踊り方だと思いますよ。
まあ、勢いを武器にするのもダリル師系列の皆さんくらい突き詰めれば、それはそれで真逆の方向で高い芸術性がありますが。


あ~いかん。今回のはカヒコの舞台じゃなかったのに、つい熱く語っちまった。
どうもね。常日頃カヒコについては、全然大した事やってないのに「高尚なフラ踊ってる私カッケー」状態に浸って悦に入っちゃってる人々が目に余ると思っているもんですから(笑)、こうして本当の意味で高尚なカヒコに出会うと、「これがカヒコってもんなんだよ!頼むからみんな分ってくれい!!」と叫びたくなっちゃうんですわ。


とにかくだ。
その、カホロクー伝統の格調高く美しいカヒコのあと、いよいよミュージシャンの演奏が始まりました。
うおお、ローナさんの歌声がさらに魅力を増しているっ
ローナさんはもちろん元々優れたヴォーカリストですが、何か今回のライヴでは今までよりもっと彼女の持ち味である軽くハスキーな声質を活かした歌い方になっている印象を受けました。
とりわけNoho Paipaiみたいな曲だと遊びもタップリで、これまた遊び心のあるマナオラさんのフラとのコンビネーションがイイ感じ!!


ダンサーとしての成熟期真っ直中のマナオラさんのみならず、プロになって既に長いキャリアを持つナニ先生のフラもローナさんの歌声も、さらに進化し続けているというところが素晴らしいですね。


サニーさんのスラックキー・ギターの超絶テクも凄かったです。
彼の参加しているアルバムがグラミー賞を受賞しただけの事はあるなぁ。
そのグラミー賞にぜひともハワイ語ヴォーカルの入っているアルバムが選ばれて欲しいと願っていた私は、スラックキー・ギターのアルバムばかり選ばれおってと半ば逆恨み的な感情を抱いていたのですが、サニーさんの素晴らしいギターを聴いてその気持も吹き飛びました(笑)。


そしてコンサートが佳境に入った頃、いよいよ満を持してお母様のご登場です。



あ、人名ばかりで分りにくいので参考画像を。
ピンクのトップスのご婦人がお母様のメアリー・アン・リムさんで、その右隣の男性がサニーさん、右端のマイレをかけた女性がローナさんです。


メアリー・アンさんはウクレレを弾きつつアンティ・ジェノアの名曲「'Alika」を歌ってくださいました。
お嬢さん方が比較的ソフトな歌い方なのに対し、メアリー・アンさんの歌声はとにかく張りのあるパワフルヴォイス!!
数十年前にレコーディングされた曲と変らぬ美声でした。


それだけでなく、メアリー・アンさんはキラキラしたヒールの高い靴を脱いで、フラも披露してくださったのです
ナニ先生やローナさん、そしてナニ先生の二人のお子さんも加わり、夢の三世代共演となりました。
お母様が踊られるのはそうとう稀有な事らしく、ダンサーの方が袖からわざわざ写真撮ってました(笑)。


ウットリしているうちに、最後の曲の時間が来てしまいました
実は、先程のレッスンで練習した課題曲をこのコンサートで先生方と一緒に踊るという話になっていたので、ここでそれをやるのかな?と思っていました。

しかし、流れたのはKa Uluwehi O Ke Kai………





またかよ。





今まで敢えて触れませんでしたが、実は今回のクルーズ中のメレフラではやたら何度もこの曲がかかり、その度に同じ人が出て来て踊っているのです。
同じ人の踊りをいったい何度見させられた事やら。というより、その人はその曲しか踊っているのを見た事がありません(笑)。
あまりにもボクの専売特許だとばかりに同じ人ばかり出てくるので他の観客は引いてしまい、本来なら踊れる人が大勢いるはずのこの曲を、いつもその人ひとりが踊っているという、シラケ鳥がヒッチコックばりに大量襲来している曲なのに、何故その曲をまたここでやるんでしょう。
かなりのところまでこの曲が嫌いになりつつあった私は、今回もシラケ鳥に覆い尽くされそうになりヒッチコックが偏愛した金髪美人女優の気持になりかけながら舞台を眺めていました。


しかしそのとき、一個兵団を形成しつつあったシラケ鳥を一発で撃退させる一条の光が舞台に差したのです
見ればそれはナニ先生今までのKa Uluwehi O Ke Kaiの印象を覆す、エレガントで美しいフラを踊っていらっしゃいます

今回のシラケ鳥総軍襲来事件(笑)以前から、私はどうもこの曲がお笑いになってしまうのが厭だったんですね。
より正確に言うと、図らずもお笑いになってしまうダメな踊り手が、です(高いスキルを持った人が敢えて三の線を狙うのはもちろんアリ。むしろ歓迎です)。

ナニ先生の踊りを観て心が洗い清められ、目も消毒され、そうか、この曲だってエレガントに踊れるんだと希望の光が見えました。
ついでに、この曲が被りかかっていたイヤな印象もすっかりぬぐい去られました。ああよかった。


クルーズディレクターのボブさんが私達のところにお越しになり「この曲で最後だから踊って!」と熱心に誘いに来てくださったけど、それはキッパリお断りしました。
自分がしゃしゃり出るよりも、心洗われるナニ先生の踊りを眼に焼き付けていたいし、いくらナニ先生のお陰で悪い印象が拭われたと言っても、最後までまたまた特定のボクの専売特許な曲にしちゃったことは正直許せなかったというのもあります。

最後の曲は、みんなで踊れるレッスンの課題曲にするべきだったんですよ。
「ボクの専売特許」じゃなくてね。
そうしたら、今までみんなの前で踊る機会の無かった人達もちょっとだけ舞台で踊る楽しさを味わえたでしょうし、私達だってもちろん断固お断りなんかしないで、喜んで舞台に立たせていただきましたよ。


でもまあ、ハナホウでナーレイ・オ・カホロクーの代名詞ともいえるPua 'Olenaも観ることができましたから、たしょうの事は水に流して、楽しくショーを見終える事が出来ました。


終演後、同じ会場で今年のメリーモナーク公式Tシャツの抽選会がありました。
司会のお姉さんが「ここにカイウラニという王様の顔が」と言ってしまったのですかさず「カラーカウアね!」とツッコミを入れました。つーか頭の「カ」しか合ってないじゃん(笑)。




そのTシャツ、なんとウチの8人中2人が当てました
これ、とんでもない倍率ですよ。何たって乗客は900人くらいいて、そのうちの十数人ですから。
今回のは50回記念大会という事で例年よりカッコいいデザインなので、ひときわめでたいです




いよいよ今回最後のイベント、キナさんとカラニさんのラストライヴを観るため、すっかり通い慣れたラウンジへ
キールロワイヤルもこれで最後か…と思うと感慨深いものがあります。

しかもよくみると、後ろのカーテンが開いてピアノが姿を現しているではないですか。
えっ、もしかして誰か弾いてくれるの!?とワクワクしていたら…




なんとホオさんが弾いてくださいました。
しかも唯事ではないゴージャスさです。
こ、こんなゴージャスなピアノが弾けるなら、毎晩でも弾いて頂きたかったッ


でも連夜の軽快なライヴからガラリと一変し、この最後のライヴだけはコハラの高級リゾートホテルのラウンジのようなゴージャスなムードに変貌を遂げたのですから、ホオさんのピアノを最後の切り札として取っておいた効果は十二分にありました。


今までと全く違う、ゴージャスでお洒落な雰囲気に包まれてライヴは進行してゆきます。



ダンサー陣も豪華! カホロクーのダンサーとキナさん&カラニさんの共演でKu'u Hoaを踊ってくださいました。



しかもベースはナニ先生のお嬢さんが担当。素晴らしいリム家の血筋です。


なんて最後の夜に相応しいライヴなんでしょうとウットリしていたら、突然キナさんとカラニさんのMCが思いがけない方向に転がり始めました。


「一昨日のライヴでHula O Makeeを踊った二人の女の人の踊りがとても凄くて驚いた。完全にハワイの踊り方で、踊ってる後ろ姿がハワイアンに見えるくらい。訊いたら、先生はハワイの昔から有名なクムなんだって。」


な、何でしょうその聞き覚えのありすぎる説明はー


驚愕しているうちにあのゴージャスなピアノでHula O Makeeの演奏が始まったので、もうぶったまげている暇も無くフロアに飛び出したのでありました。


うう、しかし同じ曲とは…
さっきの某曲の某ボクの専売特許の人みたいに、コレしかレパートリーが無いと思われたらなんとしょう。
もっと別の、たとえばホロホロカアとかアフリリなんかも同じ芸風で踊れます……一発芸人じゃあないんです…と言い訳したかったのですが、ホオさんのゴージャスすぎるピアノによってまるで別の曲のようになっていたので、我々の踊り方もそれに合わせてゴージャスモードにチェンジしました(笑)。




我々のあとには、そのホオさんも踊ってくださいました!!!
今回の飛鳥で素晴らしいダンサーを大勢拝見したけれど、踊り方の系統でいえばホオさんが断然好みー
抑えた動きがエレガントで繊細、大人の色気がありながら上品さを決して失わない、どストライクのフラでした。



この踊りを最後の最後まで見せないなんて勿体ない~。
もっといろんな曲を拝見したかったですなあ。


以上をもってフラ三昧の三日目が終了しました
ほんっとにいろんな意味で勉強になったわ~。
私もマナオラさんを見習ってもっと向学心を持ち、ナニ先生やローナさんのようにいつまでもどこまでも向上を目指して、ホオさんのような素敵なダンサーになるべく精進するのだー

9月28日(土)のつぶやき

2013-09-29 03:03:35 | 徒然話

2013 Hula on ASUKA II 【三日目・終日航海日(1) 】

2013-09-28 23:50:39 | おでかけ
9月22日(日)は終日航海日、どこにも寄港せず船内生活を楽しむ日です。
という事で、いよいよクルーズ中で最もフラ三昧の一日がやって参りました。

前夜のうちにお部屋に届けられた新聞に載っているスケジュールを見ても、朝から晩までイベント目白押しで、まず最初に自分の予定を立てるところから始めました。
もちろん、フラ絡みのイベントは皆勤賞を狙って参りますぞ。




まずは5階のダイニングで腹ごしらえからです。
今朝も和定食。私のように連日利用する乗客のために、お品書きは昨日とはまったく異なっており、納豆も今朝のはひきわりでした。
メインは私の知らない魚の塩麹漬け。何だか分らないけど美味しかったです。

フト外を見ると、遠く霞んで見える岸に富士山がっ
ぼんやりとでも分るあの美しいシルエットを激写したのは言うまでもありません。ぼんやりしすぎててこちらに載せられないのが残念です


お腹いっぱいになったところで、昨夜ライヴが行われたダンスフロアに行ってフラレッスンです
最初はキナさんとカラニさんによる初心者向け基礎講座から。
我々が行った時点でもう既に人がいっぱいで、フロアから溢れ出して座席の間で踊る方々もいらっしゃいました。

遠くからレッスンの様子を眺めているうちに、元々ほとんど寝ていた四代目が完全に熟睡モードに。
母マミちゃんが四代目を抱えていたため、1回目のレッスンは私が受ける事にしました。

飛鳥のフラレッスンはアウアナ・カヒコともに午前と午後に1回ずつ、計2回のレッスンが同時刻に開催されます。
つまり参加者は午前と午後で違うクラスを受けてもいいし、同内容を2回受けてもいいのです。
我々は四代目の面倒を見つつレッスンを受けねばならないためカヒコは諦め、アウアナを交代で受ける事にしております。
ううう、ほんとはカヒコも受けたいよう。マナオラさんのあの素敵なチャントを堪能したいよう。でも泣く泣く我慢だ。






そんなわけでアウアナのレッスン風景です。
真面目な生徒モードなので私が眼鏡です(笑)。


レッスン中に若干船が揺れたりしましたが(どこも寄港しないと言っても船はだいたい止まる事なく進み続けてます)、ナニ先生の生演奏に合わせて踊れるだけで幸せ~。
ナニ先生の踊りもますますエレガントさに磨きがかかっていました。まあ元々私はナニ先生のフラが大好きなんですけどね。ぶっちゃけメリモの審査員とかやってる姉君よりも遥かに優れた踊り手だと思います(爆)。


午前と午後のレッスンの間には、11階でハワイアンランチビュッフェを頂きました。
といっても、やっぱりビュッフェは所詮ビュッフェだねえ。他の飛鳥のお食事のクオリティと比べちゃうとちょっと残念だった。大量に作り置きしてるからどうしたって限界がありますね。
ウチの皆さんは5階のダイニングで和食のお昼を頂いたそうで、私も来年からはそうしようっと。


午後も同じ内容のレッスンを(今度はマミちゃんが)受けました。
私は会場で配られた歌詞に単語の区切りが間違ってたり記号が抜けてたりして訳の分からないところがあったので、文法的な間違いを訂正して、ウチの皆さんに簡易ハワイ語レクチャーをしました。

もちろんナニ先生はだいたいの意味を解説してくださるんですが、ハワイ語はもちろんフラ自体を分ってない人が通訳してるので、英語が全くわからない人にとっては「???」な部分も多かったんじゃないかなあ。

そもそもレッスンに充てられてる時間が少ないんですよね。よく日本でやってる「ワークショップという名の振付仕入れ会」じゃあないんだから、もう少しレッスンの時間を長くして、このモーションはこの意味を表している、という説明がごく一部だけでも入ると、フラの歌詞と踊りの密接な結びつき、そしてそれを感じながら踊る気持良さを多少なりともシェアできたんじゃないかな、という気がします。

せっかく知識の面でも優れたクムを講師として招聘しているのだから、今回のレッスンがフラの奥深さをより多くの人が知る機会になったらもっと素晴らしいと思います。
もちろん、意味とか気にしないでカタチだけ覚えるって人には関係ないでしょうけれどね。


そんな事を考えつつレッスンが終わり、ラウンジを立ち去る時に、同じクラスを受けていらっしゃった女性の方が「隣でレッスンを受けさせていただいて、とても勉強になりました」とおっしゃいました…って、エッ何で私ゃ何もしてないよ

しかし引き続きその方のお話を伺っていて納得。その方はスポーツジムのナントカカントカ(何かハワイ語の単語が二つ連なった名前、フラ風フィットネスというかフィットネス風フラというかをそのように呼ぶらしい)だけは受けたご経験がおありなのだけれど、本格的なフラを踊ったのは今回が初めてだそうで、「あなたの踊りはとても綺麗ですね」とお褒めくださいました。

なので私はその方に、「私の踊りが綺麗なのではなく、本物のフラはそもそも綺麗な踊りなのです。是非この機会に本物のフラを学んでくださいね」とお伝えしました。
コレ日本全国に向けて大声で言いたい言葉なのでここでも強調してみたよ(笑)。




合間をぬってビストロで一服。
ココアやコーヒー、紅茶、ジュースなど色々な飲物の殆どが無料で、ビュッフェ台に並べられたクッキーも自由に頂く事が出来ます。




次なるイベントはプールサイドで行われるキナさんとカラニさんのライヴです。
小笠原諸島沖で台風20号が発生したばかりの頃で、波が若干高くなっていましたが、何とか晴れた空の元でライヴがスタート。




観客にどうぞ踊ってくださいと振られる事もときおりありましたが、出てくる人は少なかったですね。
その代わり、ナニ先生のところのダンサーの皆さんがけっこう踊ってくださいました。



もちろんホオさんのお姿も♪



キナさんとカラニさんが踊られる際はホオさんがメインヴォーカルを務めます。
ホオさん、これだけいい声なのにソロCDとか出してらっしゃらないのかしら。



つうかアンタは出て来んでよろしい(※画面左下参照)
スキあらば舞台に上ろうとする四代目。両手に持っているのはマドラーで、プイリの代替品のようです。


プールサイドライヴが終わる頃には日が傾いてきました。
しかしまだまだ終わりません。夕食を挟んでフラ三昧の一日は後半戦に突入、まだまだ突っ走りますぞ

9月27日(金)のつぶやき

2013-09-28 02:57:45 | 徒然話

ちいさなプリンセスソフィアなう。こんな品の無いシンデレラは断じてシンデレラとは認めん。髪型だって披露宴の新婦友人みたいだし(笑)。新しい公式絵では他のプリンセスもボサボサ頭でおよそ品位に欠けるんだよなぁ。



2013 Hula on ASUKA II 【間違い探し】

2013-09-28 01:32:11 | おでかけ
さて、連日飛鳥IIフラ三昧クルーズについて投稿しておりますが、ここらでひとつブレイクタイムを。


この記事の見出し画像は、飛鳥IIでゲットした乗船記念写真です。
これと同じに見える写真を、最初の記事でも見出しに使ったのですが、実はこの2枚には決定的な違いがあります。

先日の記事に使った方が正しいバージョンで、実は今日使った方の写真には非常にマズい間違いがあり、後から訂正版に差し替えられたのですね。


さあ~「マズい間違い」とはどこでしょう!?
参考までに正しい方も載せます








んっふっふ、もうおわかりですね(F畑N三郎風に)






そうです。










♪余計な~物など~無いよね~♪


…ではなくて、思いっきり必要な物が無いよね



「U」が有ると無いとで大違い。

これでは完全にチャゲさんの相棒です。セイイエス。



確かあの方も漢字は同じ「飛鳥」でいらっしゃると記憶しておりますが、船の飛鳥はローマ字で綴る時にUが入るんですね~。
というか、このフレーム作ったのも飛鳥IIのスタッフの方でしょうに、どうして間違えちゃったんだろ!?
ネームプレートにもASUKAって書いてあるんだがな~。


間違いが発覚したその日の夜、早速客室にフォトショップからのお手紙が入れられていて、お店に行けば訂正した物と交換してくださるとのお知らせがありました。
私が交換に行った時にも他の乗客の方が同じものをお持ちになっていたので、購入者全員にそういう措置をとってくださったのでしょう。

よりによって最も大勢の乗客が買うであろう乗船時の写真のフレームにこのとんでもない誤植があった為、かなりの枚数をプリントし直さなければならなくなったであろうご苦労は、察するに余りあります


しかも、ますます申し訳ない事に、この誤植を発見してしまったのは他ならぬなのです
もちろん私ゃ作り直させようなんて気は毛頭無く、ただ今後同じ間違いが起きてはいけないからコッソリとお知らせだけしておこうと思ったのに、こんなに誠意ある対応をして頂けるなんて、申し訳なさ過ぎて卒倒しそうでした。


まあ、下船してしまった後に気づいた人からクレームが入って対応に追われるよりは、その場で対処できる段階で発覚して良かった。良かったんだ…と自分自身をこれまたコッソリ慰めてみたりしています。

2013 Hula on ASUKA II 【二日目・エンターテインメント編】

2013-09-27 04:01:58 | おでかけ
前回の記事に引き続き、飛鳥二日目・9月21日(土)の模様をお届けします。


夕食を済ませて意気揚々とショー会場に到着した我々。
ナニ先生のお母様の隣にお邪魔し(というかホントの隣にはお母様のお友達がいらっしゃるはずだったそうなのだけど、けっきょく終演までお見えにならなかった)、モスコミュールをオーダーして開演を待ちました。

今回の飛鳥での酒は専らダイニングでは飛鳥オリジナルスパークリングワイン、ラウンジではモスコミュールかキールロワイヤルだったなあ。
こういうところで未体験のカクテルとかにチャレンジしてハズすと哀しさがハンパ無いので、どうしても保守的なチョイスになっちゃうのよね。


それはともかくショーです。
昨年同様、カヒコからのスタート。
カヒコと言ってもメリーモナークなどのコンペとは違い、衣装にも振付けにも斬新で大胆な解釈が施されていました。
おそらく、こういうところに才気あふれるナニ先生のご子息マナオラさんのセンスが活かされているのでしょう。
しかもただ奇抜な事をやっている訳ではなく、正統のカヒコの充分なバックグラウンドがなければ出来ないパフォーマンスでした。
故・中村勘三郎さんのおっしゃったところの「型をしっかり覚えた上で『型破り』になれる」という事ですね。
マナオラさんの美しいチャントを聴けば、彼がどれほど鍛錬を積んでいるか良く分ります。


彼の事は10年前から存じ上げているけれど、メキメキと上手くなったのはここ2~3年の事です。
とくに去年や今年あたりなど、「若い割に上手い」レベルではなく、年齢に関わらず非常に優秀なダンサーの一人として抜きん出た実力をお持ちです。

それもそのはず、先日ハワイに行った際にロバート様とナニ先生一家と夕食を共にさせていただく機会に恵まれたのですが、その時マナオラさんはもうとにかく前夜まで開催されていたメリーモナークについて立て板に水状態でロバート様のご意見をお聞きになっていたんですね。
あのグループのカヒコはどう思ったかとか。自分はこのチームのこれをこう思ったとか。
そして食後にロバート様がハーラウ・チャントを詠ってくださった時は、ビデオを撮りつつそれは熱心に聴いていらっしゃいました。

そんなマナオラさんの姿を見て、これほどまでに向学心をお持ちの方なら、たとえ若くともメキメキ上達してしかるべきだと納得した次第です。


普通、物事が上達するのは若い時だと思い込みがちですが、フラはそうじゃありません。
山崎のウイスキーが無印→12年→18年→25年とどんどんマイルドに上質になってゆくために相応の年数が必要なのと非常に良く似ています。フラも熟成に時間が必要なのです。
ですから、若いダンサーより年配のダンサーの方が観客のハートを鷲掴みにする名手が多いですね。

フラにおいて若さはむしろダンサーの魅力を阻害する要素になりやすいものです。
力み過ぎちゃったり、頑張ってチャカチャカ動きまくろうとして浮ついた感じになったり、ワザに走るあまりフラで最も重要な感情表現がおろそかになったり。

その点、今のマナオラさんのフラからは私がよく言うところの「悪い意味での若さ」が見事に取り去られています。
すなわち、程良く肩の力が抜けていて、なおかつ芯が一本しっかり通っている為、どれほどアップテンポの曲をパワフルに踊っても、ムダな力みがなくて地に足がついており、安心して観ていられるフラなのです。
そして若い人はつい機械的・記号的になりがちな表情も、マナオラさんのそれは完璧に自然に自分のものになっていて、観客を惹き付ける魅力に溢れていました。


う~む、マナオラさんの踊りに感激し過ぎて、思わず彼のフラにばっかり言及してしまいましたが、もちろん今回のショーの魅力はそれだけではありませんでした。

まず、前回以上に場面転換がドラマチックになった事。
昨年も充分に息もつかせぬ速さでダンサーが入れ替わり早着替えをして中弛みというものが一切ありませんでしたが、今回はローナさんの的確なアシストが加わった事で、より大幅な場面転換を図れるようになったようです。
ワヒネダンサーの衣装もヘアスタイルも、一曲ごとに劇的な変化をつけられるようになった上、前回はどうしても時間差で一人二人ずつ退場して着替えに入らなければならなかったのが、全員同時に着替えて瞬時に次の曲でまた登場する事が可能になりました。
この驚くべき早変わりスキル、私達も見習わねばッ。


そして、バラエティ豊かなショー構成も素晴らしい!!
楽器を持った曲やカネダンサーによるパニオロ、ナニさんのお嬢さんが色っぽく踊られた昔懐かし系ナンバーなどが、観客を飽きさせないテンポでめくるめく展開されてゆきます。
しかもこれらがすべてちゃんと「ホンモノ」なのが嬉しいですねえ。
どんなに遊びのある振付けでも、どれほど独創的なコスチュームでも、フラを熟知した作り手が、これまたフラをわかっている観客の鑑賞に堪えうるレベルのものを見せてくださるという、この素晴らしい安心感!!!

あ、私は「カウアイ島の曲は紫色のドレス着て踊らなくちゃダメ」系の事を言ってんじゃないですよ(笑)。
そういうのはあくまでもコンペでの話ね。たとえフラを熟知しているハワイの人でも、ショーにおける衣装のデザインやコーディネイトはもっとフレキシブルです。曲の意味や時代背景なんかに必ずしも合わせなきゃいけないって訳じゃないのです。
曲のイメージに合ってさえいれば、もっと自由でいいのです。


密度の濃いショーを堪能していると、あっという間に時間が過ぎ、終演の時間になってしまいました。
出口でお見送りしてくださったダンサーの皆さんに心からの賛辞を贈り、とりわけマナオラさんには「あなたのチャントは最高中の最高!!」とお伝えしました~。




余韻に浸る間もなく、中央にダンスフロアのあるラウンジに移動。
今夜のライヴはこちらで行われるのです。
ミュージシャンはキナさんとカラニさんにホオさんも加わった三人編成です。
キナさんとカラニさんの若々しい歌声に、ホオさんの安定感のあるコーラスと演奏が加わり、とても美しいコラボレーションです。

しかも、キナさんとカラニさんはダンサーでもありますから、要所要所でフラも披露してくださるのが嬉しいですね。
お二人が踊られる時はホオさんが弾き語り。それにしてもホオさん、ソロでも凄い迫力のミュージシャンです。




ますます酒が入って心地好くなった我々は、キナさんとカラニさんの即興フラレッスンにも参加させていただきました。
ワイキキの街角でやってる無料体験レッスンみたいな簡単な曲だったので、パラパラ(古)気分で楽しく踊れました。


楽しいライヴが終わったとき、キナさんが私達のところへいらっしゃって、「去年も来てたよね!? この子大きくなったね~」とおっしゃいました。
おお~、去年の事も覚えててくださったんですね。嬉しいなあ。
その上、「あなた達の踊りスゴい! ホオもそう言ってるよ」との有難いお言葉も
どうも昨夜のメレフラで我々がHula O Makeeを踊ったとき、こちらがたまげるほど盛大な歓声を送ってくださったのはこちらの皆さんだったようです。

で、この後おっしゃった言葉はやっぱりというかなんというか、「クムは誰なの?」でした。
何かこの日本人デヴ母娘を見かけたらそう聞くようにとの手配書がハワイの方々の間で出回ってでもいるのか、我々の踊りをご覧になったハワイの皆さんの第一声はほぼ必ずと言っていいほどコレで、ミカさんもカウイさんも(お別れになった後でしたので別々に訊かれましたw)、レイ・フォンセカさんの後継者ナーホークーさんも同じ事をお訊きになってました。

マミちゃんが「イリマ・フラスタジオよ、今のラニさんじゃなくて先代の」と答えた後の反応ももう見事なまでに皆さん同じで、いったい何のテンプレかというほど、全員が全員膝を叩かんばかりに納得なさいます。
その方のフラのキャリアが長いほど納得の度合が激しいみたいですね。

今回はホオさんがまさにそういう反応で、イリマの踊り方にもかなり覚えがおありらしく、ひとしきり納得された後で「じゃあこないだのメリーモナークの前夜祭にも出たの!?」とおっしゃってました。
いえいえ出てないですよ。何たってウチの母はちょうどイリマ全盛期のあの頃(※'70年代前半)、ばりばりハワイにいたくせにコンペに興味ないとかオアフ島を離れたくないとかのたまってメリモに行きもしなかったんですから、今更出しゃばるのは失礼ってもんです(笑)。


何故ホオさんがそれほどまでに精通しておられるのかと思いきや、彼女はミュージシャンであるだけでなく、ダンサーでもあるんですね。
ご本人は「もっとスリムだった頃の話よォ」とおっしゃってましたが(そ、そんな事言われたら恥ずかしげもなくこの体型で踊っている我々の立場は)、クルーズディレクターのボブさんによれば、彼女はかなり素晴らしいダンサーとの事!!
これは是非ホオさんのフラも拝見せねばと思った次第です。





双方に納得してスッキリしたところで、お夜食会場に移動です。
ちなみに我が家以外のウチの皆さんはこの日のお夜食は断念されました(笑)。
毎晩メニューが変わるのに勿体ないなあ…って、このへんの執着を棄てられるかどうかで、人の体型が決まってしまうんでしょうね。なんて事を考えつつ肉まんとカルアピッグをお代わりしました

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