舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

珍しく国内へ

2009-05-29 03:02:00 | ダンス話&スタジオM
今週末に信州でフライベントがあるということで、うちのスタジオの生徒さん数名と一緒に参加させていただくことになりました。
本当はもっといろんなクラスの人たちを誘いたかったのですが、それがどんなイベントで、楽しいかどうかもまったくわからないので、とりあえず今回は下見がてら少ない人数で行き、それから来年以降の参加を考えたいと思っているわけです。
「これは良い!! 是非皆さんにおすすめ」と思ったら、各クラスやこのブログでおいおいご紹介いたしますね。

しかし、我々が国内に出掛けるのは非常に珍しいことです。
我々はとにかく国内を知りません。まともに行くのはディズニーリゾートくらいのもので、ユニバーサルスタジオのためにやっと去年大阪に行ったくらいで(うわテーマパークばっか)、そのため国内に対する知識は情けないほどに貧弱です。
尊敬する浅田次郎さんも、「旅には手順がある。まず国内を知ってから海外に出るべし」とおっしゃっていたことですし、もっと国内のいろんなとこに行ってみるべきだとは思ってるんですけどね~。
だからイベントのためとはいえ、今度の信州行きも数少ない旅行の機会としてけっこう楽しみだったりするのでありんす。

旅といったらやっぱりアレですね、温泉ですよね
...え。意外ですか私の温泉好きは。確かにイメージと被らないかもしれませんが、それは温泉に入っている姿を見られないように心がけているからであって、じつは温泉に浸かりながら太陽が上ったり沈んだりするのを見るのが大好きという側面をもっているのです。
もっとも今回のイベントは温泉の営業時間が終わる頃まで続くそうですから、今回は温泉に入るチャンスはないかな~。残念だ~。つーか、温泉で日の出を見るのが好きな私にとって、露天風呂が23時で終わっちゃうというのはかなり残酷だぞ。

日の出だ日の入りだとわめいていることからもおわかりのとおり、景観も旅の重要なポイントのひとつです。
というか美しい景観を見るためにこそ旅に出たいですね。社寺と見事に調和した日本庭園とか。石畳が敷き詰められた古い街並とか。あと、そうそう、海が眺められる露天風呂とか(←これは未経験なのであくまでも夢です)。
夜の帳が降りゆくお茶屋街なんて、想像しただけでコーフンしますね

んで、忘れちゃならないのがお食事ですね。
我々は常日頃からこれだけの食い意地を有しているだけあって、旅行だなんて言ったらもう、行くことが決まると同時にまず食事の予定をガッツリ入れます。
宿泊予約の電話をすると「このお電話でお食事の予約も出来ます」とか言ってノセてくれるディズニーリゾート総合予約センターのお姉さんも悪いんだよな...って、それは壮絶に関係ない話だから置いといて(笑)。
噂に聞いた限りだと、今回泊まるホテルはバイキングといっても美味しいという評判らしいので、いまからとっても楽しみです。


...ここまで書けば、もうおわかりですね。
私と母マミちゃんの旅行における価値観は、「食事」という一点のみでしか共通点が見出せません

旅行に行くイコール母と行くことになる私にとって、実に嘆かわしいことです。
しかし、素敵なショーが観られる都会にしか興味のないマミちゃんからすれば、私が大切に思っている温泉だの景観だのというのは「何も無い状態」と変らないのかもしれません
そりゃ私も生業柄ショーは観たいけれど、やっぱり温泉や美しい景観も揃わなくちゃイヤなのです。

そういうわけで、母と娘の利害が一致する旅行先は、あんがい多くありません。
したがって我々が旅行する先はどうしても限られてくるし、そのため私の国内オンチは治りそうにないんですよねぇ

そんな話を母本人にグチると、あの人は平気で「あそう、ならアンタ好きなとこに行って来な。あたしはハワイに行ってるから」と、たった一人の娘を見捨てます。もっと親子団欒を大事にせんかー!!!
...うっうっ、こうなったらいつか近い将来、絶対に一人旅に行ってやるぅぅ~~~....。

♪勇気を出して~

2009-05-28 02:37:53 | ダンス話&スタジオM
24日の骨髄バンクの証拠VTR...もとい撮影ビデオが、我々のもとに集まって来ております。
撮影してくださった皆さま、ありがとうございました!
あと長丁場ですみませんでした...実は骨髄バンクのビデオおよび写真の撮影は許可制で、限られた人にしかお撮りいただくことが出来ません。そのため、許可をとって撮影される方には全編まるっと撮っていただかなければならないのです。
でも長丁場をしっかり撮っていただいたおかげで、自分達のステージを客観的に見ることが出来るようになりました

骨髄バンクの総合文化センターのような大舞台は、通常のステージとはあらゆる意味で異なります。
どのようにステージに立つか。どんなフォーメーションをするか。舞台の大きさや照明の当たり方などから、演出を考案するのは我々の役目ですが、それをじっさいに演じるのは生徒さん達です。

ステージというとどうしても「順番を間違えないようにしよう」など個人の演技に意識が行きがちですが、特にこうした大舞台の場合、むしろ大切なのは全体の統一感です。
つまり、一昨日あたりも言ったとおり、たしょう振りを間違えたって気にすることはありません。それよりも隣の人と呼吸を合わせたり、全体における自分の立ち位置に気を配ったりすることの方が、美しい出来映えのためには遥かに重要なのです。

映像で観た限りでは、今回のステージはどのグループもおしなべて高水準に出来ていたと、我々は思います。
もちろん、ご本人達から見ると「表情が硬かった」とか「どこそこの部分で列が乱れちゃった」など気になる箇所があったところもあるかもしれませんが、個々のグループのキャリアなどから鑑みるに、十分なレベルに達せていたといえるのではないでしょうか。
ともあれ、個別の感想は各クラスでお伝えするといたしましょう。

後から映像などで客観的に見ると「こんなハズじゃなかった~」とおっしゃる方がとても多いです。
それがイヤだから映像なんか観たくないという方もけっこういらっしゃいますね。
でも、出来の良し悪しに関わらず、自分の演技を見返すことは上達のために必要不可欠なステップです。
私自身、自分の踊っている姿を見るのを嫌がっていた時代は、踊りが1ミリも進歩しませんでした。

そんな20年前の自分の経験を思い出してみても、観たくないのは「自分でダメだったのが分っているから」なんですよね。
しかしダメだったからといって観ないでいると、「何故ダメだったのか」がいつまでたっても自覚できません。
もし映像に映った自分が最低の出来だったとしても、恐れることはありません。最低だって事が分り、その理由も分ったなら、もうあとは上昇しかあり得ないのですから。そうでしょう?

そうやって真実から目をそらさずにフィードバックを繰り返していると、「想像(理想と言ってもいい)の中の自分」と「現実の自分」が近づいていき、やがて限りなく同一になってきます。
つまり「いま現在自分がどんな風に踊っているか」が、鏡やフィードバック映像を見なくてもだいたい分るようになるのです。

この状態は「理想のとおりに踊れる状態」に限りなく近いので、いっけん十分に熟達している段階のように感じられますが、実はそうではないことに注意が必要です。

そもそも、思い描いている「理想の踊り方」自体が間違っていれば、理想と現実が一致したとき、どうにもならないほど踊りが崩れてしまっていることになります。これが最も危険な現象ですね。
だからこそ、いつもいつも執拗に言っているごとく、最初から見る目を正しく養うことが肝要なんですねぇ。

そこまで悪くなくても、想像と現実がほぼ重なっている状態にあると、自分の踊りの問題に気づきにくくなるという難点があります。
「もっともっと向上したいのは分っている。でも自分の踊りに何が足りないのか分らない」という一種の飽和状態、伸び悩みに陥ってしまうのですね。

ぶっちゃけ、私自身も数年来その悩みを抱えています。
私の踊りがまだまだ途上段階にあり、完成とはほど遠いことは自分でも承知しています。しかしビデオに映った己の踊りは、自分が舞台上で踊っている時に「こうなってるだろうな」と想像していたものと完璧に合致しており、つい「自分の踊りはまだまだ」ってことを忘れそうになってしまうのです。

ここで本当に己の未熟さを忘れ、「私はもはや完全な高みに達した!」なんて思ってしまったら、私の向上はそこで終わるでしょう。
でも、そんな風に驕ってしまったダンサーは、ケン○ロウに言わせれば「お前はもう死んでいる」状態に他なりません。今後決して上達できなくなってしまうだけでなく、降下の一途をたどるのみです。
そうなってから「ひでぶ!」とか叫んでももう遅い(笑)。

そんなわけで、普段(特に空腹に負けて痩せねばならない事実から目を背ける時)は自分に限りなく甘い私ではありますが、せめて己が踊りを見直す時だけはトコトン自分に厳しくあろうと思っている次第です。

涼ネイル

2009-05-27 02:54:26 | 徒然話
昨日もちょっと書きましたが、だいぶボロっちくなってしまった爪を修繕してもらいました。
もちろん、すっかりおなじみになったジェルネイルです。ジェルネイルは爪を補強してくれるし、一度塗ったらもの凄く保つし、乾燥させる時間も不要なので、我々のように面倒くさがりで時間のない人間の救世主とも言うべき存在です。
ちなみに、我々二人は料理をやらないので気づきませんでしたが(笑)、ジェルネイルでお米を研いだりしても無問題だそうです。

今回の色は画像のような爽やかな水色です。
私の愛する色は「緑から青にかけての色」なので、前回のエメラルドグリーンに引き続き、どうしてもその範囲に入る色が多くなりますね。
マミちゃんなど最初「また同じ色にしたの」などと言ったくらいです...全然違うんですけど~~

もともと緑が好きなのは、言うまでもなくカエルの色だからです
しかし13歳くらいの頃から、空や海を見るのが私の趣味のひとつになり、それで緑から青に至るすべての色を愛好するようになった次第です。

とはいえ中でも特に好きな色というのもあり、それは「一般の人は青だと言うけれど、自分は緑だと言い張る色」です。
微妙だな。でも私の好みを反映し、ワードローブにはこの微妙な色が偏って沢山あります。
微妙なだけあって、大体同じ系統の色のはずなのに、個々の服を並べるとどれも微妙に色が違っており、一緒に着るのはあんがい難しかったりします。

グレイがかった青なども好きですが、やはり鮮やかな青や緑を好みます。
特に、冴えるような鮮やかな水色は、前述の微妙な「自称」緑と並んで大好きですね。
この色の特徴は、普段は普通の色なのに、曇り空やマジックアワー(日中と夜の間の僅かな時間by三谷幸喜さん)になるとひときわ冴え渡ることです。

今回のネイルの色はもうちょっと淡いため、マジックアワーに冴え渡ったりはしないのですが、好みのラインの色なため流石に持ち合わせの服にわりかし良く合います。
...よかった。ジェルネイルは保つところが長所なのですが、保つ分その色で暫く過ごさなければならないので、ネイルサロンでただ色に惚れて選んでしまったりすると、滅多に色の合う服がないものにしてしまったりするケースもあり、くれぐれも注意が必要です

安息日

2009-05-26 01:21:51 | ダンス話&スタジオM
東京女子大のキリスト教の授業では、安息日は日曜だと聞かされておりましたが、現在の私にとっての安息日は月曜です。

...というわけで、2009年の骨髄バンクチャリティコンサートも、昨日無事に終了いたしました~
悪天候の中お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました!!
そして、出演した生徒さん達も、たいへんお疲れさまでした!!!

特に、終演後遅くまで受付のお手伝いをしてくださった生徒さんたちには心からの感謝を
実はこのイベント、出演者が受付のお手伝いをすることになっているのですが、その割当ては出演人数に応じて決められているため、非常に大勢で出演するスタジオMは、割当てられる人数も時間もすごく多いのです
お手伝いくださった方には、お疲れのところ長時間お付き合いいただくことになってしまい、申し訳ありませんでした。


今回のイベントで何より誇らしかったのは、うちの生徒さん達は一番の新人さんも含めて皆さんレベルの高いことを見事にこなしてるッということです
決して贔屓目じゃないですよ。私ゃ楽屋のモニターで最初からずっと観てたんですから。

小さな間違いなど、意外とどうでもよいものです。舞台において大切なのは、周りの人と息を合わせながら、自分の立ち位置やフォーメーションに気を配ることです。
これさえ出来ていれば、たしょう順番を間違えても全体の美しさが損なわれることはなく、よって個人のミスも目立ちません。

周りの人と調和を保つのは、じつは個人で振りを間違えないようにすることよりも難しいけれど、うちの生徒さん達は300人を超える人達がそれをしっかり達成していたのですから、やっぱり贔屓目を抜きにしてもすごい話です。
マーク様の言うとおり、「舞台上の功績は指導者でなく生徒さんの功績」なのですぞ。


...とカッコつけて言ってはみたけど、なんたって300人を超える出演者だったわけですから、そりゃ疲れてないと言ったらウソです(笑)。
観に来てくださった方も、スタジオMの名を冠するグループのすべてを教えているのが我々二人だけだと聞いたら、もの凄く驚いておられました。
一般的な感覚から言うとそうかもしれない...。そういや骨髄バンクのスタッフの人も、うちにインストラクターがいるものと前提し切った話をしてたものなぁ。

我々から見たら、安易にインストラクターなど使う人は、「船頭多くして船山に上る」という諺の存在も、古代世界を制したローマ帝国が東西に分裂し、程なくして瓦解してしまった理由も知らないとしか思えません。
船が山に上っちゃうのも、ローマ帝国が滅びるのも私としてはイヤなので、どんなに大変でも我々が全クラスに責任を持ちます。逆に言えば、自分達で責任を持てる範囲以上にこのスタジオMを拡げる気はありません。
そういう気概でもってレッスンしたりイベントに出たりしているので、生徒さんが舞台上で見事な成果を成し遂げたら、でもってお客さまに褒められでもしたら、それはもう最高に誇らしいのですよ


無事に大イベントが終わったところで、我々にひさかたぶりの安息日が巡ってきました。
まずは昨日の荷物運びなどでボロボロになってしまった爪を修繕してもらいにネイルサロンへ。
今回は空のような水色で描いたグラデーションの上に、青系のラメを散らしていただきました。
爽やかな色合いですが、ラメにはかなり大粒も入っているので、それなりに華やかな印象です。

そのあと念願の本屋さんへ行き、イベント準備のために暫く読むのを中断していたシリーズものの小説『ひぐらしのなく頃に』の続きをゲットしてから、ハンバーグ目当てでベルモールのそばにあるレストランへ行きました。

で、こちらの画像がそのハンバーグです。
口の中でとろけるハンバーグは言うまでもなく、ソースも付け合わせの野菜も、私が最も愛する「シンプルで美味しい」理想的なものです。
ライスやパン以外に「焼き飯」も選べるので、前回に引き続き迷わずそれにします。鉄板の上で熱々になった状態で出てくるため、水分が完璧に飛んで香ばしい味わいです。

味の素晴らしさに加え、店員さんのサービスの良さも特筆すべきでしょう。
もちろん「おしぼりを手渡しする」なんて余計なお世話はなし(笑)。ただ、ほのかによい香りのする清潔なおしぼりを置いて行ってくれる、それでよいのです。お料理と同じく接客もシンプルこそ美しいのです。
しかもこのお店は、完璧なタイミングで水を注ぎに来てくれたり、お皿の上げ下げをしてくれたりするのに、食事中は店員さんの視線や気配を一切感じさせないところがすごいです。
そういえば事前に電話した時の応対も良かったですね。とってつけたような敬語ではなく、美しい敬語の使い方が身に付いている話し方で、それだけでもう店員さんたちのレベルの高さがうかがえました。


美味しいハンバーグに癒されたところで、我々の安息日は終わりを告げました。
そう、お休みはもうこれで終わり。明日からはまた次のイベント、具体的にはスタジオの発表会に向けて、新しい日々が始まるのです。

Elegant & Gorgeous

2009-05-22 23:35:37 | ダンス話&スタジオM
昨夜とその前と二晩続けて外がまだ暗いうちに寝ることができ、ちょっぴり充電できました~(^Д^~)

前回の投稿でお伝えしたとおり、我々のデモも無事完成!! 今日、衣装と小物がようやくすべて揃いました。

そこで、それらを着用し、二人でカメラテストしてみました。
踊り方はまだ手探りの部分が多いですが、何とか形になったからまぁ、よしとしましょう。
しっかし、我々二人が踊るのを見ると、もともと芸風?の似た親子だと思われるのでしょうな。
実を申せば、本来我々の踊りはまったく違うので、一緒に踊る際は合わせるように心掛けて踊っているのです。

今回もあたかもコピペしたかのような瓜二つの踊りを目指しますね☆

完成!!

2009-05-20 12:46:47 | ダンス話&スタジオM
遂に、24日の骨髄バンクで我々二人の踊るデモ曲が完成しました!!

…な、長い道のりだった…。
他の案件が落ち着くまではと、ひたすら後回しにされ続けてきたデモ曲、後回しにされ過ぎていよいよ「諸事情により割愛」にしなくちゃならないかと思っとりました。

かててくわえて、もうひとつの「諸事情」であった衣装です。
あまりにもギリギリなため、洋服屋さんをタライ回しにされ、上も下も小物もすべて別のお店にお願いする事でようやく目処がたちました。
目処がたったというだけで、未だ完成には至ってないのですが、昔の衣装を引っ張り出さずに済んだだけでもありがたや。

で、出来上がった曲の方ですが。
意味的なつながりは充分に意識しつつ、曲調のガラリと異なる二曲を選びました。

前半はこれぞスタジオM、いえ、これぞイリマ・スタイルのエレガントな曲です。
翻って、後半の曲は「エッ!?」という衝撃を覚えること請け合いです。
曲調に合わせて、踊り方もなかなかコケティッシュです。
でもよく見ればステップなんかはあくまでも基本に忠実路線なので、その辺もチェックいただければと♪

ラストスパート!

2009-05-18 14:12:17 | ダンス話&スタジオM
またまた更新がのびのびになってしまい、申し訳ありませんm(__)m

ご周知のとおり、いよいよ次の日曜日に迫った骨髄バンクチャリティコンサートの準備に、かえるの手も借りたい忙しさでございます。

といっても、うちのかえるたちには働かせないのが我が家の方針です。
自分達が忙しい分、せめてかえるたちには穏やかにのんびりと日々を過ごしてもらいたい…。
そんな我々の思いを反映して、みんなソファの上でいつも以上にダラダラしたポーズで寝そべっています。
寝られないうちに朝が来てしまった日、そんなかえるたちの頭をなでなでしながら「君たちはゆっくり休んでおいで~」と声を掛けるのが、今の私の精神的支柱になっています。尤も、実質上の支柱は常磐薬品が出してる「眠眠打破」ですが。
アレ、本当に効きますな。通常バージョンではまだ足りない時は、さらに強い「強強打破」だと一晩もちます。

昨日は無事に合同リハーサルを終え、ダウンタウン松本人志さんの結婚報道にショックを受け(※個人的にファンだからではなく、どう見ても独身にこそピッタリな人がまた一人結婚してしまった事に胸の痛みを覚えているのです)、インフルエンザの関東上陸に恐怖を覚えつつ、今日もがんばりますです。

二転三転

2009-05-15 03:45:19 | ダンス話&スタジオM
昨日「なんとかなるかも」という展開だった我々のデモ衣装が一転、暗雲が立ちこめる展開になってまいりました(汗)。
納得いきかねるものを着るくらいだったらデモは中止ッという発想の人間が着る物ですので、簡単に作ったり買ったりできないんですよねぇ。

あ、ちなみにデモ衣装だけでなく、うちの衣装はすべて「どこかの既成のデザイン」なんてことは絶ッッッ対にありません。
ただでさえ滅多に満足のいくシルエットの服になかなか巡り合わない母マミちゃんですから、まことに残念ながら、既成のデザインで彼女のお眼鏡にかなうことは、ほぼ無いと言っていいでしょう。

そういや彼女は数日前にも言いましたっけ。
「ほんのわずか位置がずれるだけで格段に体型がよく見えたり悪く見えたりするデザインがある。なぜ、世の中の多くの人がそれを気にしないのか、私には理解できない」と。
そう言った彼女が着ていたのは、素材が気に入って何度も買い求めている同じお店の同じようなデザインのトップス(※この人はたまに気に入ったものが見つかると同じものを大量にゲットします)で、本人に言わせると「最初に買った一枚は形が良いが、後から買ったのはどれもイマイチ」なのだそうな。
そのトップスは私が見ると一見、ほとんど違いが無いようにしか見えません。しかし実際に着た姿を見れば、この僅かな違いゆえに確かに腕の太さや長さすら違って見えるのです。

ですから、たとえば何かすごく素敵な服に巡り合ったとして、同じものをそっくり再現しようと思っても、その違いを見極める目がなければわずかな差異がまったく違う代物を作り出してしまいます。
もっとも、それほど優れた観察眼を持っている人なら、何かの真似をするより自分で考案した方が良いものを作れるかもしれませんね(笑)。

とはいえシルエット魔王(?)のマミちゃんも、優れた既製品を見るのは大好きです。
それをソックリ真似することはまずありませんが(第一それらはフラともベリーダンスとも無関係のジャンルであることがほとんどです)、彼女になにがしかのインスピレーションを与えてくれているのは確かみたいです。

最近では、疎い私もだいぶファッション雑誌を見て「着る人を美しく見せる服と、美しく見える理由」を言い当てられるようになってきました。
まぁでも、「美しいダンスが見極められる人」と「美しいダンスを踊れる人」は必ずしも同じではないので、自分で考えだすのはやっぱり無理ですけどね。
とはいえ、美しく踊るためにはまず見る目を養うことが必要不可欠。見る目さえ正しく備われば、自信が美しく踊れるのも決して夢ではなくなります。
ということは、こんな私のファッションセンスだって、まぁ最初の一歩を踏み出していると言えなくもないですね。

場当たり的じゃない場当たり

2009-05-14 02:30:18 | ダンス話&スタジオM
今日は「骨髄バンクチャリティコンサート」の場当たりが行われました。
そう申し上げれば多くの方はご賢察くださることでしょう、「ブログ更新してなかったのはそのためかっ!」と(笑)。
まったくもってそのとおりです。はい、私、何を隠そう今週に入ってから毎晩2~3時間しか寝ておりません。

でもね、アラ還といいつつも一年中3~4時間の睡眠でパワフルに活躍している小倉智昭さんを尊敬する身としては、そのくらいの睡眠不足でへこたれちゃダメなんだよ。
だから身体はボドボドでも、あんがいメンタル面は参ってません。


ともかく、今日のリハーサルです。
これは我々が会場を手配して行うリハーサルとは違い、主催者の方から時間をいただいて行うものです。
ってーことは、我らがスタジオMの前にも後にも他の団体さんが入っているわけで。コリャもう時間厳守、最後のグループまでがキッチリ時間内に場当たりできるよう、細心の注意が必要です。使命感に燃える燃える~。もえるついでに老眼鏡に萌える~(←そりは今テレビでやってるリスパラだろう)

我々の決意を感じ取って...というよりも毎年積み重ねてきたキャリア故か、今日の場当たりはうちの生徒さんたちも素晴らしかったです
いつも客席を回って「次は○○サークルの方お願いします」と声をかけていたのに、今日は前のグループが場当たりしている最中からほとんどの生徒さんが完璧にスタンバイしていて、わずかな場当たりの時間を最大限に使うことが出来ました。
今日の場当たりがスムーズに進んだのは、私やマミちゃんの働きじゃないです。みんながそういう姿勢だったからこそなのですぞ

場当たりは「当日とまったく同じ状態」をシミュレーションしてこそ効果があるものなので、誰かが欠けていたら折角舞台に立ってもほとんどピンと来ないものです。
そこで基本的に、参加できる人が少なかったり遠方で来るのが大変なグループ、逆に普段の練習場所に十分なスペースがあるようなクラスは、場当たりは行いません。
それにもかかわらず、人数が集まらなくて場当たり出来なかったグループの一部の方が自主的に来てくださって、一人二人だけでもちゃんと立ち位置や入場のチェックをしておられました。
骨髄バンク初出演のクラスの方も見えてました。そういう熱心な仲間のいるクラスは心強いですねぇ
もちろん、すでに何度も骨髄バンクに出演しているような場合であれば、無理してまで来なくても大丈夫ですけどね。

つつがなく場当たりを終え、主催者の方との打ち合わせも済んで、ひさかたぶりの...しかし長くは続かない...休息を満喫している今夜です。
あ、ちなみにデモ衣装は無事間に合うことになりそうです♪ほぼ理想どおりの小道具も手に入りましたし。
明けない夜は決してないんだなぁ。...そういや今朝、寝る前に日の出を見たばかりだ...

フラの存在意義とは?

2009-05-11 00:51:13 | ダンス話&スタジオM
分りもしない分際で偉そうにF1の在り方について書いた勢いで、フラの在り方も考えてみましょう。
これは「分りもしない分際で」ってことは無いな。なにせ四半世紀(※25年です)やってきましたから。

これだけブームになると、いろんなコジツケによって喧伝されることも少なくありません。
流行に便乗して始めた人が自分の得意分野に引き寄せて語ったり、他の流行の要素(健康だったりスピリチュアルだったり)と抱き合わせにされたりすることも。
そんな時代の趨勢の中で、フラの真実の姿が見えにくくなっているのではないかと、私は危惧しているのです。


かくいう私が「フラとは何か」を敢えて定義するならば、
1に「文化」、2に「芸術」、3・4が無くて(笑)5に「健康」
ってとこでしょうか。

フラが「文化」であること、これはどなたも異論が無いですね。
文化には言語、文学、生活、伝承などさまざまな要素が含まれます。フラはハワイ文化におけるそのさまざまな要素のすべてと密接につながっていると言ってよいでしょう。

そして、多くの文化がそうであるように、ハワイ文化はハワイの人々のアイデンティティーです。
だから、文化を尊重するということはすなわちそれを担う人々を尊重するということ。
異文化の人間である我々がフラを学ぶにあたって、ゆめゆめ忘れてはならない大切なことですね。

ここからはたしょう私の個人的な意見が入りますけれど。
私は、その次に大切なのはフラの芸術性だと思います。
広義にいえば芸術も文化に含まれるのですが、どうもフラの世界では、伝統が重んじられるわりには芸術性に重きがおかれない傾向があるように思われます。
ですから私は敢えて「文化」と別のものとして「芸術」を挙げてみました。

もっと分りやすくいえば、「観客に見せるフラは伝統の観点からみて正しいだけでなく、ショーとしての完成度も高くなければならない」ということです。
よく、ハワイでもショーアップされたフラを程度が低いもののように言う人がありますが、「文化に対するリスペクトがあれば」という前提つきで、演じ手には芸術性を高める義務があると私は思います。

もちろん、神前に捧げるものであれば作法に則っていればそれでいい(私が神様なら断然素敵なショーを好みますが、そんな不遜な話はまぁいい)。
まして、誰も見ていない所で一人あるいは仲間内で踊って自己満足に浸りたいのなら、何を着て何を踊っても私は止めません。

しかし、一人でも観客がいれば、演じ手としてその人に出来る限り楽しんでもらうことを目指すべきです。
これは決して「間違えず完璧に踊らなければならない」という意味ではありません。
基本に忠実に、丁寧に踊っていたり、命じられてする作り笑いではなく自然な楽しさから浮かぶ笑顔で踊っていたりすれば、十分に観客にとって好ましい演技の素質があります。

でもって、「健康」というのはその次です。
その次もその次、5どころか49番目くらいでもいいんじゃないかというような要素です(笑)。

というより、フラにおける「健康」という要素は、これまでに上げた二つとは根本的に違うことを、これを読んでいる方には是非ともご理解いただきたいです。
つまり「文化」および「芸術」はフラと切っても切れないものであり、これらを除いたらフラ自体が根幹から存在し得なくなってしまうような要素ですが、「健康」というのはフラに付随する要素に過ぎません。

おっと、これも分りやすく言い換えましょう。
「フラを踊ると健康に良い」というのは事実ですが、「健康のためにフラを踊る」となると、本末転倒になってしまいます。

どう違うの? と疑問をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。
私はつまり、健康のためにフラを踊ろうという発想により、最も重要なフラの文化性・芸術性が無視される、あるいはおろそかにされることを何より危惧しているのです。

むろん取っ掛かりが「健康のため」であっても差し支えは無いと思います。
ただ、曲がりなりにも「フラ」を標榜するものを踊り続けるのであれば、その背景にある文化や、芸術性の大切さにも目を向けるべきでしょう。
それに、文化性や芸術性を無視したフラは往々にして健康にも悪い代物であることが多いです(笑)。
まぁ、卵も割れないのにオムレツを作ろうとしたり、日本語の読み書きも出来ないのに書道をしようとしたりするのと同じようなものですからな。

ともかく大切なのは、フラにはただのフィットネスとは一線を画した奥深さがあるということ。
それを理解して初めて、フラの本当の魅力が垣間見られたといえるのです。

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