舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

カエルにつままれて

2007-01-31 23:31:09 | 徒然話
2007年最初の一ヶ月が終わりました。
って、新年が始まって最初のうちはこんなふうに「おお、ようやく○ヶ月!!」とか思ってたりするんですが、誕生日(5月2日)過ぎたあたりからどうでもよくなってきて、フト気付くと新年の抱負とかすっかり隅っこに追いやっている私です。ダメだなあ。

そんなダラけた私の定位置となっているのが、ダイちゃんの背中です。
何度かこのブログで取り上げているうちにだいぶ顔を覚えていただき、スタジオで見かけると「あ、ダイちゃん」などと声をかけてもらうことも増えてきた彼ですが、やはり実物を見ると皆さん余りの大きさに驚くようです。

実際のダイちゃんは、(寝そべってるので計測が難しいのですが)今測ったところ体長60cmでした。
顔の横幅は28cm、足のサイズは15~6cmです(ちなみにかえるちゃんは7cm)。
かえるちゃんはダイちゃんの背中にすっぽり収まってしまいます。

かように大きなダイちゃんなので、私が頭を乗せても無問題。
というか、ぷにぷにした背中に頭を乗せれば、この上なく快適なのです
かえるちゃんはしばしばダイちゃんの片手を枕にしています。
ショーちゃんはふたまわりほど小さくて頭を乗せるのはかわいそうなので、抱き枕にしています。
お仕事中じゃないときは、この二人で重なって寝そべっていますね。

すっかりこの家に溶け込んだ二人ですが、実は先日、非常に不可解なことが起きました。
二人を発見した雑貨屋さんに行ってみたところ、ダイちゃんショーちゃんの兄弟はおろか同胞たち(パンダと羊がいたはず←カエル以外は大して記憶なし)も全員、忽然と消えていたのです。
しかも、彼らが乗っていたはずの棚も跡形もなく消えていました。
先ほど申し上げたとおり、ダイちゃんの体長はかなりの奥行きがある棚でないと寝そべることができないはずなのですが、ダイちゃんが寝そべることのできそうな棚はすっかり消失していたのです。
二人を連れ帰ってから数週間も経たないのにですよ。

もしかすると、あれはダイちゃんショーちゃんが家にやって来るために仕掛けられた幻だったのかもしれません。
帰宅後、真実を知るのが恐かったから店員さんには訊かないでおいたよ、とダイちゃんに言ったら、心なしか安堵したような顔をしていました。

マリー・アントワネット

2007-01-30 23:57:09 | 徒然話
昨日のレッスンの後、『マリー・アントワネット』を観てきました

私は当時のヨーロッパのゴテゴテした建築や、掃除の大変そうな家具や、コルセットで締めに締め上げた肩胸出しドレスが大好きです。
特にこの映画はそのビジュアルセンスがほうぼうで高い評価を受けていたので、ぜひとも見たいと思っておりました。
いやほんと、噂に違わぬ「きゃわいい」映画でしたよ。

映画を彩るのは、愛らしいマカロン・カラーです。
つまり、マリー・アントワネットのドレスなど主だった小道具が、お菓子のマカロンのような(実際にマカロンも山となって出てきます)色彩なのですよ。
いわゆるパステルカラーではなく、それにグレイがかかったような色ですね。いわゆる歴史映画の色彩とはだいぶ違うけれど、華やかなヴェルサイユ宮殿に良く合っていて、どんなときも絵がとにかく綺麗です。
特に画像の賭け事に興じているシーンなど、チップの色までそういう色彩で、ほんと可愛いです。

ただし、映画の内容は可愛いでは済まされません。
そりゃそうです。ヒロインはフランス革命の果てに処刑された、マリー・アントワネットなのですから。
しかし物語はあくまでも彼女の視線で描かれているため、彼女の後の運命については何も暗示されていませんし、ラストもマリーが宮殿を脱出するところまでで終わっています。
私たちは、この脱走が失敗に終わって間もなくマリーは囚われの身になるということを知っていますが、一先ずそのことは忘れましょう。

マリー・アントワネット役の女優さんはマリーの割には高貴な美女ではないと思われますが、だからこそ「マリー・アントワネットの心の内面」を描くにあたって適役といえましょう。
冒頭のマリーはとても可愛らしく人なつっこい女の子です。ちょっとオーストリア皇帝の娘ってイメージじゃないですね(笑)。

でも、そんなマリーだからこそ、フランスでの孤独な生活に苦しみ、やがて浪費にはまっていく過程を、共感を持って見ることができます。
それに、マリーの浪費は確かにいくらフランス王妃とはいえ非常識だったかもしれないけれど、当時のおハイソな人たちの暮らしぶりを考えたら、まったく不思議はないですよ。
あまりにも一般民衆と隔離された世界で生きてるんですもの。

きっとマリーは、自分の行為が民衆を苦しめているという事実になど、いっさい気付く機会を持っていなかったのだと思います。
なにしろ、今ほど一般人とセレブリティの交流がなかった時代のこと。
マリーはマリーでただただ浪費三昧の生活を楽しんでいただけではなく、世継ぎの問題や慣れないフランス上流階級の人間関係とか、彼女なりに自分のことに精いっぱいで、よもや自分がそこまで恨まれていようとは思いもしなかったはずです。
そうなってくると、はたして彼女の行いを責めてしまって良いのかなあ?

マリーが嫁いできた当初、拍手をしてはならないことになっている劇場で、喜んだマリーが手を叩くと、それに倣って客席の全員が手を叩くシーンがあります。
物語が終盤を迎え、再び登場する劇場のシーン。
マリーは前回と同じように拍手をしますが、今度は誰一人マリーに倣う者はおらず、会場中の冷ややかな視線がマリーに注がれるのみ。
マリーはその反応に、驚きと戸惑いの表情を浮かべます。
このときの「驚きと戸惑い」こそ、マリーの心情を端的に表しているのではないでしょうか。

「知らないことを思いやる」というのは案外難しいものです。
私も、自分とまったく環境の違う、ましてや情報をほとんど持ち得ない人たちのことを思いやるのはきわめて難しいと思います。
今私たちは、当時のフランスの状況を鳥瞰して「あんな時代に浪費三昧してたなんて、マリー・アントワネットは酷すぎる」と言うことができますが、故国を遠く離れて一人ヴェルサイユという孤立した空間のただ中にいたマリーに、どうしてそれを想像することができましょう。

そんなことを思いながら観ていると、あの華やかで可愛らしい色彩がかえってマリーの哀しみをいや増しているように見え、よけい美しく感じるのでした。
さすがは『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』を映像化した監督だけありますな。

ハワイ語レクチャー

2007-01-29 23:50:54 | ダンス話&スタジオM
フラのレッスンの時、内容説明の担当は私です。
とくに最近では、おかげさまでハワイ語の勉強の成果が出て、かなり詳しい単語ごとの説明までできるようになってきました。
だから、さほど難しくない(=生徒さんたちもぜひ覚えた方がよさそうな単語の多い)歌詞のときは、ホワイトボードに書いて逐一解説するようにしています。

なまじ言語フェチなもので、説明しているうちにうっかりドツボにはまってゆき、「ハワイ語には『私たち』を表す言葉が4種類ある」とかいっそう混乱を招きかねないことまで際限なく説明したくなってきてしまいます。そういうときは是非止めてください(笑)。

本当に、どこまで詳しく説明したら良いのかはいつも大変悩むところでありまして、生徒さんたちの反応を見つつマニアック度を加減しています。というより、これでも加減するよう努力しているつもりです。
その辺、私はマミちゃんと違って経験が恐ろしく浅いので、自分でも思いどおりの進行ができず歯がゆいこともしばしばです。とほほ。

今日あたりは逆に、文法的な役割を持った単語(機能語といいます)まで細かく知りたがる生徒さんがいらっしゃいました。
機能語の場合、「花=プア」みたいに完全に対応した日本語をいえるわけではないから、より複雑なことを説明する必要があります。
そういう時はそういう時で、自分の未熟なハワイ語能力では十分に説明するのが難しいし、たとえ出来たとしても話が込み入ってきますから、説明の加減がますます難しくて悩んじゃいました。
個人的には、そこまで詳しくハワイ語に興味を持ってもらえるのは、言語フェチとしてすごく嬉しいんですけどね。

けっきょく、不十分な私の説明を延々お聞かせするよりはと思い、フセボ先生のハワイ語本をご紹介しました。
私のハワイ語知識は(少なくとも人に説明できるレベルとしては)フラのためになる程度のものでしかないので、言語はやはり言語のスペシャリストを頼っていただいた方が確実です。

そんなことがあって、今日私はつくづく痛感しましたよ。
「自分ができるレベル」と「人に教えられるレベル」は違うんです。

私だって数年間それなりにハワイ語を勉強して、簡単な歌詞なら聞き取ることができる程度にはなって、なおかつ大学も言語が専門の学科を出てはおりますが。
それでも、自分のハワイ語能力はとうてい先生ヅラをして皆さんに教えられるレベルには達していません。
もちろん、ハワイ語の先生としてお金を取っているわけではないですが、お金を取らなきゃいいってものでもないでしょう。
どんな形であれ人に教える限り、「私はプロじゃないしィ」なんて逃げるわけにはいきません。

だから、そんな未熟な私にできるせめてものことは、ますますハワイ語の勉強を怠らず、レッスンで踊る曲の意味については完璧に把握しておいて、責任を持って皆さんにお伝えすることに尽きると、かように思ってます。
それでも私がハワイ語について安本丹な間違いを口走ってるのを目撃した方は、容赦なく突っ込んでくださいね(笑)。

「りゅうあん」のカエルはんこ

2007-01-28 23:58:00 | カエル偏愛
私が何かというと東武の美味いものの話ばかりしているからといって、食べ物ばかり漁っているわけではありません。

いや、そりゃあ、確かに食べ物をしこたま漁っていることは事実ですよ。
こないだの物産展もあんみつ目当てにうっかり皆勤賞してしまいました。
そんな私の数少ない例外が、こちらのハンコでございます。

これは東武の夏の物産展に出ていた京都のはんこ屋さん「りゅうあん」のはんこです。
夏に申し込んでおいたのですが思いのほか時間がかかり、けっきょく届いたのは晩秋でした(笑)。
まあ、オーダーだから仕方がないですね。
なんでも、オーダーがきてから一から作って焼き上げるのだそうで、つまりこの愛らしいカエルさんは私のために生まれてきたといえますね。うふうふ。

お店で一目見たとき、この子に一目惚れしてしまった私。
私は意志の強そうなアメリカっぽいカエルももちろん好きなんですけど、こういうほわほわっとした色彩とつぶらな瞳をした、守ってあげたくなるような子にとてもとても弱いのです。
ああ、そういえば寵愛する相棒・かえるちゃんのルックスもそっち系ですね。よく「人が好さそうな子だね」と言われます。
ほんとは見た目より強いけどね。

本来このカエルさん柄の印面はほかの子についてたんですが、オーダーということで、この子とこの柄を組み合わせてもらうことにしました。
入れてもらった名前は平仮名で「らな」です。「良奈」という漢字もなかなか日本的ですが(←そりゃそうだ奈良の逆だもの)、この癒し系カエルのイメージはやはり平仮名かと...。

あとは、この愛らしい子を決して割らないように気をつけなければなりませんね
なにしろ絶望的にガサツで乱暴なこの私です。愛するカエルたちさえ、うっかり落としてしまうこともしばしば。かえるちゃんもその被害者の一人です。
しかしこのはんこカエルに限ってはそのテの過ちは言語道断、万一落っことしでもしたら、一発で悲劇に見舞われてしまいます...。

そんな悲劇を恐れるあまり、せっかくゲットしたこの子をあまり使うことができず、引き出しの中央に注意深く仕舞われているのでした。
嗚呼、宝の持ち腐れ。

女神降臨

2007-01-27 23:56:21 | ぼくはこんな本を読んできた
前から申しておりますが、我々の理想の女性像は「エロく美しくカッコよい女」です。
世の中にはビヨンセ嬢やプッシーキャットドールズなど、我々の理想を体現している女性たちがたくさんいらっしゃいますが、その中でも女神と呼んでいる人物は、ただお一人でございます。

彼女こそがディータ・フォン・ティース様
画像の本、"Burlesque and the Art of Teese"の著者にして、稀代のバーレスク・クィーンです。
最近マリリン・マンソン(そうとう過激な風貌のミュージシャン)と古城で結婚式を挙げたことでも話題に上りました。

ディータ様はこの表紙を見てもおわかりの通り、この上なく容姿端麗でいらっしゃいます。
それも、生まれもっての美しさのみではなく、研究し計算し尽くされてこの美しさが演出されているところが彼女の素晴らしいところなのです。
そう、ディータ様は名セルフ・プロデューサーなのですね。

どんなにプロデュース能力がある人でも、こと自分のこととなるとなかなか客観的にプロデュースできないものです。
なのにディータ様は、メイクもコーディネイトもご自分でなさってまして、芸術的なヘアスタイルもすべて自作なのだとか。
それがいつも完璧に美しく絵になっているのですから、彼女の卓越したセルフ・プロデュース能力がうかがえます。
なんでも「ノーメイクや普段着をパパラッチされるのは、ちっとも気の毒ではない。つねに人から見られてもいい姿でいればいいのだから」というのが彼女の持論なのだそうです。
だから、どこかのプレミアパーティーにやってきたハリウッド女優やセレブがしばしば垢抜けない格好やどっかヌケちゃってるポーズで映ってしまっているのに対し、ディータ様のそんな姿は一度も見たことがありません。
たとえ自分が主役でないときでも、一分の隙もない演出を決して怠らないのが、ディータ様なのです。

ディータ様はマミちゃんの一番好きな雑誌"VOGUE"によく登場します。
彼女の姿はどんなモデルよりも美しく、どんなデザイナーより着こなしが洗練されています。
しかし、彼女の体型がモデル並みというわけではありません。むしろ彼女を見ていると、モデル的な美しさ(スレンダーだとか八頭身だとか)なんて、女性が本当に美しくあるためにはほとんど価値をなさないんじゃないかと思ってしまいます。

そして最も重要なことは、ディータ様はエロいと同時にエレガントなことです。
エロさとエレガンス。およそ共存できそうにない両方の要素を、ディータ様は完璧に持っていらっしゃいます。

写真集などでの彼女のポーズや表情は非常にエロく、大変ソソられるものがあります。
ディータ様がエロいのはバーレスク・ダンサーという職業を考えると、不思議なことではありませんね。
バーレスク・ダンスとは、日本語だとストリップと言った方が通りがよさそうなたぐいのダンスです(ほんとは芸術性においてまったく違いますけどね)。

それなのにディータ様には、エロさにまとわりつきがちな下品さがまったくありません。逆にエレガントなのですよ。
下着のコルセット姿すら気品が漂っているんです。
エロいのにエレガント...そんなことが可能だとは、よもや思ってもみませんでした。

私は個人的に、踊りには色気が必要不可欠だと思っていますけれど、あまり色気を出そうとし過ぎると下品になってしまうと常々思ってきました。実際そういうダンサーをゴマンと見てますし(笑)。
だからディータ様を見るたびにウットリ憧れると同時に、彼女の足下どころか美しくペディキュアされた親指の爪にすら及ばないけれど、「エロくてエレガントな踊り」をもっと探究せねばと心に誓う私です。

ま、目標だけならいくら高くたっていいのさ(笑)。
というか、私は「ドングリの背比べ」とか「目くそ耳くそを嗤う」的な趣味がないタチなので。隣のミヨちゃんと自分を比べようとは思ったことがないんですね。
いくら足掻いたって近付けないとしても、目標はつねに高く持っていたいと思うのであります。

春なのに

2007-01-26 03:49:23 | 徒然話
今日も観ました、『春のワルツ』。
ところで、好きだ好きだと言っているフィリップの本名は「ダニエル・ヘニー」さんですね。今日初めて教えていただきましたゴメンナサイ。
私はもともと人の名前を覚えるのが苦手なせいもあって、つい役名で覚えてしまいます。

声優さんなんかもそうですね。「ほらほら、あの!!『カウボーイビバップ』のジェット・ブラックの声の人!!」と必死で説明するはめになります。ってそれは石塚運昇さんですね。渋い声がとってもすてきなナイスミドルです。(※ナイスミドルしか興味無)
まあ、ウブな声が可愛い佐々木望さんもいいですけど、個人的にお付き合いしたいのはやはり渋い方に限ります。大塚明夫さんも江守徹さんも素晴らしいですね。

しかし今日の『春ワル』ときたら、個人的にお付き合いしたくない人が目白押しです。
ま、それも含めて面白いドラマなんですが(笑)。

まずウザいウザメガネのことは、いつも書いている通りです。
「ウザメガネ」とは『春ワル』において男主人公に惚れ抜いている女(=ヒロインのライバル)です。
それも惚れ方が15年越しの初恋ですから、もう執念ドロドロです。
したがいまして、男の方はなびく気配ゼロだというのに、ウザメガネときたらひたすら諦めず執拗なアタックを試みます。男の両親を懐柔し外堀から攻めてゆくという知能犯的足掻きも怠りません。

それが今回、男主人公が実は初恋の男とは別人であったことが発覚。そこまで惚れ抜いてるならさっさと気付きなさいって。
にもかかわらず、自分の15年を無駄にしたくないというオニのよーな執念から、あくまでも主人公カップルの恋路を邪魔し続けることを決意。
おお、今にもヒロインに取り憑いて殺しそうな、この執念。こうなるとほとんど六条の御息所です。

ところが、この執念の塊のようなお姉ちゃんに惚れられる男の方も、只者ではありません。
この男ひたすら暗いのですよ。
暗いのなんのって、その昔、アニメ『笑ゥせぇるすまん』の色調の暗さにおののいた私ですが、アレに出てくる「バー・魔の巣」にも匹敵する暗さが、常に彼の周りを取り巻いちゃってます。
とにかくめったに笑わない。何を言ってもやっても一人モンモンモンモンと黙り込んで悩みまくる。ついでに泣く。
むがああああ(←胸をかきむしっている)。わたしゃこういう男、一番苦手ですよ。
ヒロインと付き合ってるのに、お悩みモードに入るとろくな説明もせず一人で魔の巣に入り込んでいってしまうので、ヒロインも悩まされっぱなしです。
しかも、時間かけて悩んでる割にたまに喋ると変な事を口走るので、ヒロイン以下周りの人はほんと、苦労してると思われますよ。

そういう男を好むくらいですから、ヒロインももちろん一筋縄ではいきません。というか、今日それが露呈しました。
この人めっさ重いです(私の体重並みに)。

例によってうじうじ悩んでいる男主人公のもとへ意気揚々と現れたヒロイン。彼女は彼に「手作りなの」といいつつプレゼントを渡しました。

そして小箱から現れた物体は....ゆ、ゆゆゆ、指輪!?!?!?

あぎょぐげぬぴょう~(←混乱)、指輪ってだけで十分重いのに、それが手作り!? こ、このただでさえお悩みモードに沈み込みがちな青年に!?!?!?

しかもですよ。「あなたは指が綺麗だから」とか言い訳しながら渡してましたが、次のシーンの彼女の指には、しっかりお揃いの指輪が嵌まってました。
それも左手の薬指に。


ああ..........。(コメント不能)


ちなみに渡された彼の方は、いつものようにお悩みモードに突入したまま、「後でつけるよ」とかなんとかゴニョゴニョつぶやいて箱をその辺にうっちゃって無言で部屋を出ていきました。
沈黙が何より雄弁ってこともあるんだね。


以上、タイトルに「春」とあるにもかかわらず、「暗い・重い・ウザい」という「春らしさ」とはほど遠い突っ込みどころ満載のキャラクターが総出演する『春ワル』でございます。
そんな中、爽やか好青年のフィリップが唯一春らしいといえば春らしいかもしれませんね(惚れた弱みか)。
ただしそんなフィリップにも、服のセンス(というか色彩感覚)に両手で抱えきれないほどの突っ込みどころが山積してます。
まあ、容赦なく突っ込みながら観るのが韓国ドラマの醍醐味ってことですね。

クリーニング屋はじめました

2007-01-25 00:59:02 | 徒然話
...というのはもちろんウソです。(オイ)

しかしもう業者としか思えないほど夥しい量の洗濯物は、何を隠そう、今年のお正月の「クリーニング詰め放題福袋」の戦利品でございます。
近所のフジドライで、小さな袋に詰められるだけ詰めて2,007円という毎年恒例の福袋企画が行われており、我々も3度目の参加をいたしました。

枚数にして実にほぼ60枚。これをたった3枚の袋に詰め込んだわけですね。ほとんど執念です。

このテの職人技を発揮するのはもちろんマミちゃんです。わたあめも袋詰めも職人技なんですね。
つまり、決してギュウギュウ詰め込めばいいというわけではなく、無駄なスペースが限りなくゼロに近付くべく効率的に詰めるためには、相応の技術が必要なのです。

マミちゃんのこの技術を養ったのは旅行のパッキングです。
我々はハワイなどに行く際、巨大なトランクを人数分以上持っていきますが、帰りの荷物はそれに入りきるのかすら怪しいような量に膨れ上がります。
しかし幾多のピンチをマミちゃんはその職人技で乗り切ってきました。でもって、経験を重ねるたびにその技は磨かれてゆきました。
だから帰国後荷を解くと、スルメ状になった服がこれでもかと出てまいります。

私もマミちゃんに習って一生懸命圧縮し、ロングコート(ワタ入り)2枚をはじめ、レッスンで着るワンピースやらカーディガンやら衣装のブラウスなどを汗だくになって詰めまくり、16枚詰めることに成功しました。
しかし、それでも本家の人には足下にも及びません。マミちゃんは見事22枚を詰め、クリーニング屋さんにおける新記録を樹立しました。
ちなみに昨年の記録を打ち立てたのもマミちゃんです。こうなるともはや箱根の山の神・今井正人選手状態です。

こういうとこだけマメな私は料金表をもらってきて、どれだけトクしたか早速チェックしました。
すると驚くべきことに、どの袋も10,000円以上に相当する量が詰まっていたことが判明しました。
なのに2,007円ですって。こうなってくるとトクして喜ぶのを通り越し、なんだか申し訳ないようです。
フジドライさん、通常料金のときもちゃんとお願いしますので、どうかこのスッバラシイ企画を懲りずに続けて下さい。

2007新年会

2007-01-24 22:48:27 | ダンス話&スタジオM
今日は宇都宮の「ホテルニューイタヤ」で、シルバー大の現役さんの新年会でした♪
現役ハワイアンダンスクラブの皆さんとの新年会は発足以来の恒例となっておりまして、私も数年前から参加させていただいてます。

新年会の段階ではまだ現役さんと知り合って日が浅いため、今回は画像のような自己紹介カードを作ってお渡ししました。
ほんとは一枚一枚手塗りしたかったのですが、いかんせん昨日の深夜のことで時間がなかったためにカラーコピーです。
でも、全部同じ色じゃ面白くないので、一応4種類のカラーバリエーションが存在します。

ただ問題が一つ。
私の絵を良くご存じの方なら「左がマミちゃん、右が私」であることは一目瞭然なのですが、名前をハッキリ書き分けなかったためにどっちがどっちかわからない人が続出してしまったのです。
あわわ、ご、ごめんなさい!!!紛らわしい書き方してしまいました~~
確かに名前を指してる矢印も不鮮明だし、わかりにくいよなあ、ほんと。自己紹介のつもりでお渡ししたものが却って混乱を招いてしまうとは...。大変失礼いたしました!!

というわけで、裏面に書いておいたこのブログのURLを見て下さった方がいると信じて、この場を借りて申し上げときます。
左側のウル目でお尻が大きいのがマミちゃん、右側の茶髪が私です。
実物だとマミちゃんの方が目が小さいのにこんなウル目なのは、ひとえに彼女の踊りのぶりぶりイメージを表現するためです。
なお、親子関係の悪化を避けるため、若干細めに描いとります。

私の絵はピィーンと立った前髪と茶髪と真ん丸いカオ以外まったく実物に似てませんが、腕に抱えられた緑色のイキモノが目印です。
この子こそ、かえるちゃん。私の無二の相棒です。私は似顔絵が下手だけれど、しじゅう見つめ合っているこの子だけはそっくりに描けると自負してます。
ただし、足以外は甚だカエルらしくない体型なので、この部分だけだとカエルなのか何なのかわかりづらいですよね。って、本人が聞くといたく傷ついちゃうから大声ではいえませんが.....。

したがいまして、東京女子大学言語文化学科卒なのは母じゃなくて私です。
いやあ、「東女出身なのは先生ですか」と訊いてる生徒さんがいらしたときはそらもう慌てましたよ。
ウッカリそんな誤解が広まってしまったら、学歴詐称を疑われちゃいますよね。危ない危ない。

そんなウッカリな私とダンスしか能のない母ではありますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

あるある

2007-01-23 23:58:43 | 美食礼讃
...といっても、もちろん私の好きな某お笑いコンビではござんせん(笑)。
言わずもがなの『あるある大事典』捏造騒動のことですよ。

私たちは直接問題の放送を見たわけではなく、ある生徒さんが「納豆を一日朝晩2パック食べるとやせるんだって。まだやせないけど」と言ってたのでたまたま内容を知っていたのですね。

しかもその食べ方というのが、「よくかき混ぜて20分放置してから食べる」などナゾきわまりない代物であったため、はなはだ怪しい雰囲気が漂っていたにもかかわらず、この情報を信じて健気に納豆を買いまくる人が続出。納豆の姿が店頭から消えたそうです。
そんな矢先でのデータ捏造発覚ですからね。一生懸命食べていた人にも、急いで大量生産してしまった納豆屋さんにも、ご愁傷さまというほかありません。

捏造やら誇張やら、テレビなどのマスメディアが視聴率や広告主様の顔色伺いのために都合よく手を加えた情報を流すなんてのは、ほんとは日常茶飯事だと思います。
今回の関西テレビの下請け会社に限らず、ほうぼうで起きていることなのですよ、残念なことに。

日本人はついそういう情報に「そうなのかあ!!!」と疑いをさしはさまず納得し、右に倣え状態で踊らされてしまうという、マスコミにとってこの上なく扱いやすい人種です。
まあ、べつに踊りたければ踊らされたっていいと思いますよ、個人的には。ただ、「踊らされていいこと」と「踊らされたらやばいこと」の区別だけはつくようにしたほうがいいですよね。実は健康を危険にさらすような民間療法とか、危ない商売とか、そういうのにさえ手を出さないように気をつければ、何に踊らされたってまったく個人の自由だーーー!!!(←また出た犬井ヒロシ)

今回の納豆なんてのも、まさに「踊らされてオッケーなこと」の典型だと思います。
データは捏造だったかもしれないけれど、納豆が健康にいいのは確かなんだから、これをきっかけに納豆を食べるのは全然問題ないと思う。むしろいいことでは。
だから、番組見て買いあさった人が捏造とばれるや否や不買運動に走るのはどうかと思います。
別に納豆の健康被害が露呈されたわけじゃないんです。納豆に罪はない。買ってあげようよ。
ま、一日2パックを毎朝毎晩というのはいくらなんでも食べ過ぎな気もしますが(笑)。飽きるぜよ。

ちなみに私自身は右へ倣えするのが好きじゃないんで、ブームに便乗して納豆は買わなかったけれど、この事件で自分は納豆がわりかし好きだということを思い出し、久しぶりに買おうかと思ってます(笑)。
パックの納豆もいいけれど、実は納豆巻が好きなんですね。それも、ひきわりの細巻きが特に好きです。
コンビニで5~6本セットで売ってますが、私はファミマがお勧めです。なぜならば醤油の代わりに納豆のたれがついてるからですね。うう、あの味が懐かしいわ。
あ、でも、今納豆メーカーが生産過剰で困ってるだろうから、とりあえずパックを買ってあげた方がいいのかも。


その衝撃のあるある事件が発覚した丁度その頃、私はハワイアンズのウィルポートのバイキングでわたあめを作ってました。
そう、マミちゃんが憎たらしいほど上手い、わたあめ作りです。
マミちゃんは決してこういうのをテキトーにやったりはしません。プロの仕事をじぃ~~~ッと見て、そのコツをズバリ見抜くということに、異常な情熱を発揮します。
なぜこの踊りが素敵なのか。なぜこの服のシルエットが綺麗なのか。そして、なぜわたあめの形状が綺麗になるのか。
そういったものを発見する時、マミちゃんの才能はトリュフを探すブタ並みにいかんなく発揮されます。

私にはマミちゃんほどのセンスがないので、努力でまかなうほかありません。
今回は3回挑戦した結果、ようやく画像の代物が出来上がりました。
マミちゃんによると「むやみにかき回さないこと」がコツだそうですので、機会がありましたらぜひお試しを。

って、こんなこと真剣に取り組んでる大人なんて、我々しかいませんでしたが.....。

その名も「フラガール」

2007-01-22 23:53:31 | ダンス話&スタジオM
どうもです。ハワイアンズから帰ってきました。
前回は二日目も夜ショーまで観たのですが、それをやっちゃうと帰宅時刻が日付変更線を超えてしまいますので(笑)、今回は昼ショーまでで帰りました。

ショーを観るのに愛用したのが、このステージ正面にあるバーです。
ここでドリンクをゲットすれば、一段高い場所からショーを観られるお勧めスポットなのです。夜は予約もできますよ。
下の席よりは混んでないし、なんたってステージ全体を眺め渡すことができるので、ショーをじっくり眺めるのに最適です。
っていうか我々はただひたすらショーを観るためだけに行ってますからね。前回は一縷の望みを抱いて水着を持参した私も、今回は悟って持っていきませんでしたよ。

良い席で見させてもらうんですから、せめてドリンクはここで買いましょう。
一応ドリンクを買った人しか座れないことになってますけれど、黙って座っちゃう人や缶ジュース持ち込んでる人がけっこう多いです。でもさ、ハワイアンズの飲み物の価格設定はわりかし良心的なんだからさあ、そんなケチらなくたっていいじゃんとか思います。

で、毎回律儀にドリンク買ってる(長居するときは2杯)我々のお勧めは、「ビッグアイスタワー」です。
首の長い砂時計のような形状ののっぽボトルに入ったフローズンドリンクです(但し、室内の温度のためすぐフローズンではなくなります)。
気に入って飲んだのが「ピナコラーダ」。同名のカクテルとは似ても似つかない味ですが、とりあえず美味しいです。ピーチはちょっと酸っぱかったですね。

画像の私が持ってるのはグァバ味のトロピカルドリンクです。若干濃いめですが、やはり室内の温度が温度ゆえアッという間に氷が溶けて薄まりますので、焦らずゆったり飲みましょう。

ちなみにカクテルや我々がとったような特殊なドリンクは、一般的な相場からいっても良心的なお値段ですが、ウーロン茶などの普通のドリンクを飲もうとするとめっさ高いです。というか、カクテル類と同じ値段です。これはスペシャルドリンクを頼んでほしいという、かなり明確な意思表示でしょうな(笑)。

今回ハワイアンズにやってきたのは、昨日も書きましたが夜ショーを見るためです。
その名もズバリ、「フラガール」でございます。

ハワイアンズを舞台にした映画『フラガール』は、興行的にも評価の面でもかなりの健闘をみせました。
ハワイアンズのショーのお客さん体験コーナーで、一生懸命呼びかけてもなかなか客が集まらなかった時代を知っている我々としては、すごい時代になったものだと感心しきりですね。
ハワイアンズ誕生からかような「すごい時代」に至るまでの軌跡を、映画の感動そのままに舞台にしたのが今回のショー「フラガール」なのだそうです。

我々は予約しておいた席に着き、もちろん例のピナコラーダをゲットして、ワクワクしながらショーのスタートを見守りました。
最初に始まったのはファイアーナイフダンスです。大抵終盤に持ってくるこの演目を最初に披露して、観客をしょっぱなから一気に盛り上げようという演出です。
ファイヤーナイフダンサーはハワイアンズのダンサーの中で最も技術が高く、観客へのアピールの仕方も熟知していて、安心して盛り上がれる演目であることは、もはや説明の必要がありませんね。
ちなみに、ファイヤーナイフのトップダンサーKen青木さんは、かつて照明係の兄ちゃんだった人です。

彼らのパフォーマンスでボルテージが上がったところで、いよいよダンサーたちが登場しました...


って、ほ・ほ・ほ・ほっかむり!?!?


...そうなのです。なんと、さんざ期待して待っていた我々の前に現れたダンサーたちは、なんとなくタヒチアンに見えなくもない衣装の上にほっかむりを被っていたのです。

オープニングのダンサーたちの衣装は3種類ほどあり、そのうちの一つはどこからどう見ても確かにほっかむりの似合う炭坑婦コスプレで、そういった装いのメンバーは当然のように炭坑節を踊り出しました。

いえいえ、た、炭坑節を踊るのはかまわないんですよ。えっえっえ、演出ですものね演出。たとえこれが「グランドポリネシアンショー」と銘打たれたショーであっても、冒頭に炭坑節を持ってくる演出にするのは当然自由です。なんなら犬井ヒロシばりに「自由だーーー!!!」と叫んだっていいです。

しかし、しかしですよ、タヒチアンダンス的な装いにほっかむりとか、そういうカッコで日本語の民謡に合わせてフラとかやられても、ホントもう、どうリアクションしたらいいんだかわからないよ。
このご時世「涙そうそう」にあわせてフラやっちゃう人とか、フラの知識がないもんでハンドモーションを手話にしてそれにカホロとかつけて誤魔化す人とかいますから、もう大抵のことでは驚かないんですけど、こ、この民謡とフラの混合ってどうなんでしょう(しかも首から下は地井武男じゃなくてタヒチアン)。

激しい動揺と混乱のうちに謎のオープニングが終わり、普通のフラが始まった時には、心底ホッとしました。
それも「ラブリーフラハンズ」や「フキラウソング」などの昔懐かし系です。
かつてハワイアンズで演じられていた曲のリバイバルですね。こういう演出ならうれしいです。

なぜなら、初期に演じられていた曲はイリマフラスタジオから受け継いだ振り付けが多いので、ウチの振り付けとものすごく共通しているんです。
思いがけない曲の或る部分の振り付けが同じだったりすると、フラツリーの存在を感じて、なにやら誇らしいですね。

ハワイアンズの踊りはイリマの教えを早川先生が受け継ぎ、彼女に師事した小野先生から今のダンサーに伝えられているのです。
ウチの場合、イリマで直接学んだマミちゃんの踊りがそのままスタジオMのスタイルになっているわけですから、ずっと短い枝ですけど。でもどちらも幹から正統に伸びた枝葉には違いないということで、この誇りは大切にしなければいかんと思いますね。

その後、どうみてもベリーダンスにしか見えないベールワークとか、『フラガール』主題歌の日本語詞に合わせてフラなど、若干反応に困る演目もときおり混入しましたが、充実したアッという間の50分間でした。
とくにタヒチアンの構成はなかなか素敵でしたね。ソロも往時を彷佛とさせる演出で、踊り方によってはなかなか色っぽい振り付けじゃないかと思います。
ソロダンサーは日によって変わるので、誰の踊りを見られるかは時の運ですね。

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