舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

〈メリーモナーク話番外編〉ハワイで英語学校に行くの巻

2019-08-07 04:46:00 | Hawai'i
今年のメリーモナークが割と後半だったお陰でメイデイコンサートに行けた話を昨日の投稿でお送りしましたが、もう一つこの日程で良かった事は、英語学校のGWキッズプログラムに参加出来た事です。
メリモが早めだと春休みに・遅めだとGWに繋げられるので、一応学校を休む日数がなるべく少なくなるよう心掛けている身としては、今年のような日程だとホント有難いです。
それにしてもGWの間じゅう滞在できるほどラッキーな日程になる事は今後2度とないかもしれませんので、このチャンスを逃してはならぬと思いホテルから徒歩圏内の英語学校のGWプログラムに申し込みました。
もしかしたら長期休みにこういったプログラムに参加を検討している方もいらっしゃるかもと思い、今日はその模様をご紹介したいと思います。




指定のTシャツを着て朝から登校です。
このシャツは全日程フル参加で申し込むと1枚ついてきます。速乾素材なので毎晩ホテルで洗濯してヘビロテする事も可能です。

なお、ヒルトンハワイアンヴィレッジのキャンプペンギンなど、指定Tシャツのあるプログラムは非常に多いです。まあその方が皆で外出した時に見つけやすくて安全ですよね。
こういった指定シャツ付きのプログラムは集合したらその場で着替える事になりますので、トップレスにならずに着替えられるようキャミソールなどの肌着を着て行くと安心です。




午前中は英語学校の教室でお勉強です。どうやら毎日この後で行く先に関連した言葉(動物園に行く日は動物の名前など)を学んでいたようです。書くものは色鉛筆ですが頑張って英語の文章を書いてます。
また、初日に「トイレに行きたいです」などプログラム中に必要な言い回しのリストを頂けるので安心です。


残念ながら保護者はこのお教室に入れません。そのためこのように我が子が帽子もレインコートも脱がないありさまを後から画像で見て頭を抱えるハメになったりします……ってそんな子供はウチだけか…
マイペースなお子さんには必要に応じて自分で脱ぎ着するよう言っておくべきかもしれません…いやしかしウチのは「マイペース」の域を逸脱しとるぞ………。




午後からは毎日遠足です。
初日はダイヤモンドヘッドに登ったようです。



ダイヤモンドヘッドなんて20年くらい登ってないぞ私(笑)。
自分で連れて行くのは骨が折れるので(階段がすごく多かった記憶はあるけどこんなコワイところ降りたっけ……)このプログラムで連れて行ってもらえて助かりました。




でも登りきると景色は最高なんですよねぇ。




お昼も用意してもらえます。毎日日本っぽいお弁当やピザなど美味しそうな物が出てました。
しかし我が子はとにかく食べるのがノロいので大抵二口三口しか食べず持ち帰ってきたため、毎日私がありがたく頂いてました(笑)。




個人的に一番羨ましかったのは図書館です。
ハワイの図書館行きたいいいいい。ハワイ大学マノア校の図書館くらいしか行った事ない(まああすこも相当な天国ですが)。


ホノルル動物園にも行きました。
この日はメイデイコンサートでしたが、動物園に全精力を注ぎ込んだとみえコンサート後半は爆睡してました。






前から気になっていたチルドレンズディスカバリーセンター(キッザニアの縮小版みたいな施設)の日もありました。よほど気に入ったらしく、もう一度家族で行きたがる程でした。



最終日はビーチで遊ぶという事で髪の毛をムーミン谷のミイよろしくガッツリ持ち上げて行ったところ、



学校支給のスイムキャップを被ったらとんでもなく残念な頭になってしまいました。



帽子を被った姿はミイというよりスナフキンです。
ミイもスナフキンも大好きだけれどこの頭はひたすらに残念です。



しかし本人は気にせず(というか基本的に絶望的マイペースなので万事を気にしない)ワイキキビーチを楽しんだようです。


全日程終了時には参加証を頂きました。だいぶ乱れたミイになっていますが本人は満足そうなのでよしとしましょう。





また先生からこのようなコメントを頂いて持ち帰る事もあります。
保護者が返事を書く欄もあったので、ここで変な事書いたりスペルミスしたりやらかしたら恥ずかしすぎだろと緊張しながら書いた結果、1語目から筆圧高すぎてありがとうみたいな怪しい書き出しになってしまいました。何だこのhみたいなnは。我ながらイタすぎです。

保護者の英語力はイタくても本人は一切問題なく楽しめたようですので、また日程が合えば行きたいと思います。


本日も最後までお付き合いくださいましてありがとうございました!
記事下部の人気ブログランキングを1日1回クリックしていただけると、執筆中に明け方に起きてきた母から凍てつく視線を向けられてもメゲずに書き続ける胆力がつきます😰
私にとって彼女は親:ボスの割合が3:7くらいなのです。一生下っ端ですが頑張ります。よろしくお願い致します。

マリポサのケイキメニュー

2014-06-18 06:01:36 | Hawai'i
この時間まで雑務をやってたら脳味噌がまともに働かない状態になってしまったので、今日は軽めのネタで。


アラモアナショッピングセンターの「ニーマン・マーカス」最上階に「マリポサ」というレストランがあります。
高級デパートのメインダイニングとはいえ、ランチはさほど高くないし地元客も多くてハワイらしい雰囲気を楽しめるオススメのレストランです。

今回、初めて四代目がマリポサのケイキメニューのお世話になったので、そちらをご紹介しようと思います。


ちなみにレストランの入口手前はお菓子売場になっており、なんとヨックモックを試食させてくれました。
それもシガール丸々一本!! 流石ニーマンマーカス太っ腹!!!
シガールは美味しいなあ……ってもしかしてこのシガール、ウチから車で1分の距離にあるヨックモック工場から来たモノだったりするのでしょうか(笑)。


それはさておき。
子連れでマリポサに行くと、カリフォルニアピザキッチンなどと同じように「カラーリングブックとクレヨンのセット」を貰えます。



クレヨンはこのような三角柱のカタチをしており、4本がやはり三角柱の紙ケースに入れられてます。
洒落てる上に持ち歩きにも便利で、未だに外出時に愛用しております。

カラーリングブックの中には食べ物やコックさんの絵が描かれていて、流石レストランだなあなどと思いつつ覗き込んでいると、なんとこの冊子はストーリー仕立てになっており、マリポサオリジナルのあのパンの作り方が説明されているではありませんか!




こちらがそのオリジナルパンです。
パンではなく「ポップオーバー」という名前で、歴史あるニーマンマーカスの最初のレストランからずっと伝えられて来た伝統のレシピだって事もこの冊子のお陰で知りました。勉強になるなあ。

冊子の最後に材料も詳しく載っていますので、我々と違って料理の出来る親御さんだったら作ってあげたくなることでしょう。




子供に出て来る水も注文したジュースも蓋つきのプラスチックカップとストローで出してくれるのは、ウチの四代目のように乱暴な子供(とガサツな母親)にとってホント有難いです。




マリポサの子供用メニューがこちら。
ってあんがい普通だよね(笑)。
確か他のメニューもわりかし普通だったような記憶が…。
でも味は美味しかったです。本人も気に入っていた模様でした。




子供メニューのデザートのアイスクリームサンデーです。
子供用とはいえ容赦ない量の生クリーム&アイス。数年前から生クリームを全く受け付けなくなり、最近いよいよアイスも食べられなくなって来た私から見るともう気絶しそうな迫力です。

これも美味しかったようですが、もちろん四代目が食べ切れるはずも無く、ほとんどマミちゃんのお腹に入りました。
彼女は歳を取って甘い物が食べられなくなるという現象が皆無らしい。未だに一日中甘い物を食べても生きていけるようです。筋金入りの甘党はやはり違います。




ついでなので大人メニューもちょこっとご紹介しましょう。
ここのアイスティーはパイナップルなどトロピカルなジュースとブレンドされていて美味しいです。今はパイナップルルームのプランテーションアイスティーよりこっちの方が美味しいかも。
気前よくお代りをくれますが、注いでくれるのは普通のアイスティーだけなので、底の方にジュース部分を残しながら飲むのがコツです(笑)。




アップルウッド・スモークサーモンのサラダ、これで一人前の半分です。パネェ。
「シェアしたい」と申し出ると、気が利くウェイターさんなら最初から綺麗に2等分して持ってきて下さいます。




メインはこちらです。なんかここ来るとホタテばっかり頼んでるなぁウチは。
私みたいに日本人のくせに魚介類が苦手な人間の場合、ホタテもアメリカで頂いた方が貝柱だけだし良く火が通っていて味つけもしっかりしているので嬉しいです。


ちなみに四代目もホタテ好きです。酒のつまみみたいなホタテの薫製も、ホタテ味の「さけるチーズ」も大好物です。
しかし彼女は明らかに母親と違って魚介類全般が大好きなようで、イクラなども一食で私の一年分くらいの量を平らげてしまいます。
う~む、今度マリポサ行ったら四代目に大人のホタテ料理を取らせて、私が子供用のピザとかフライドポテトとかを貰おうかなあ(笑)。





人気ブログランキングへ

ひっそりと参加中のブログランキングに、よろしければクリックをお願い致します。

開催決定!ハワイ語講座@宇都宮

2013-01-17 22:14:51 | Hawai'i
もう10年以上、ダンス講師としてお世話になっている「よみうりカルチャー宇都宮」(読売文化センター)ですが、このたびいよいよ「語学」カテゴリとして私のハワイ語講座が開かれる事になりました


今回のレッスンは公開講座になりますので、センターの会員でない方も受講が可能です
開催日は4月期、おそらく6月になるかと思われます。
土曜日の午後に開催される可能性が高いです


大阪の「ハワイ・カルチュラル」コンファレンス」の時もそうでしたが、ダンス屋の開くハワイ語講座という事で、フラやハワイアンミュージックと密接にリンクした内容にいたします。

オリやカヘア、ボーカルに役立つ美しい発音については、音声学に基づいた独自のメソッドにて特に重点的に解説したいと思いますので、発音でお悩みの方、手ぐすね引…じゃなかった心よりお待ちしております
文法説明は課題曲を例にして、今後自分で訳すのにも役立つように解説いたしますね


ちなみに、私はダンス畑の人間ですが言語フェチでもありますので、「ハワイ語はアラビア語などと同じVSO言語」「ハワイ語は世界で最も音素数の少ない言語のひとつ」などと聞くと鼻息が荒くなる種類の方は、完全に私の同志です。是非一緒にディープな世界へズブズブと踏み込みましょう(どんな勧誘だ)。


ともあれ、フラやウクレレなどのハワイ文化に傾倒する方も、語学を学ぶのが好きな方も、幅広く楽しんでいただける講座を目指しますので、どうぞお気軽にご参加頂ければ幸いです

フラ話@プライド・オブ・アメリカ

2012-07-03 18:09:00 | Hawai'i
う~む、時間があるのを良いことに、うだうだと長文を書く悪癖が復活してしまったぞ。
ともあれ今日こそはハワイ4島クルーズでのフラのお話です。


プライド・オブ・アメリカのパンフレットの表紙にはフラガールの写真が使われていますし、何より「ハワイ」クルーズなのですから、どうしたってフラに期待せずにはいられません。
まぁ観光客相手のクルーズ船でそうそう素晴らしい踊り手に出会えるとは思ってませんが、少なくともハワイの風を感じさせてくれるダンサーにはお目にかかれるだろうと思っていたのです。

ハワイの風。それはネイティヴな「ハワイのフラ」を踊れるダンサーだけが吹かせることの出来る風です。
これと上手下手は一切関係ありません。まるっきり素人のムスメさんでも、この風を吹かせられる人もいます。ハワイでちゃんとしたフラを習っている人なら、ですけどね。
そんなハワイの風を期待しつつ、船内新聞に載っていた告知に従って船内のレッスン会場へ。



先日も載せた、こちらのラウンジがレッスン会場です。
そこに現れたのは「ハワイアン・アンバサダー」なる、えらくもっともらしい肩書きの二人の女性でした。

そして、そのうちの一人が肩書き通りもっともらしいフラよハワイ文化の解説を始めました。

………って、長ッ!!

長い。いくらなんでも長過ぎる。

そりゃあ確かに会場のお客さんの殆どはハワイ文化のことなど全然知らない観光客の人達かもしれませんが、というかそういう一見さんだからこそ、こういう時の解説ってのはもう少し簡潔で良いんじゃないのかね。
なのにこの人ときたら、このまま講義だけで終了まで突っ走ってしまうのではないかと心配になってくるほど長々と喋り続けています。
それも結構偉そうにドヤ顔で(笑)。


しかし、本当の衝撃は彼女が踊り始めた時に訪れました。

な、なんですかこれは。
最近巷で噂のフィットネス・フラとはこの事か!?と見紛いそうな、運動効果は素晴らしそうだけど動き過ぎて最早フラではないダンスが目の前で始められた時に私が感じたヨロメキは、船の揺れではなかったはず(だってこの日は停泊日、船は動いてなかったし)
もちろん、ハワイの風とか完全に凪いでます

イヤもうホント、歩幅1mくらいのカホロに始まり、激しすぎて目が追いつかないアップダウン、ずっと前屈みの姿勢、鬼気迫る表情で、ペレが怒っているところかと思いきや、じっさいに踊っているのは至って平和な「フキラウソング」という、まことに驚くべきフラでした。


毒吐き過ぎと思われますか? そんなことはないですぞ。
いくら客から直接お金を取ってないとは言え、「ハワイアン・アンバサダー」なる看板を背負っている「プロ」なのですから。

たとえば先日惜しくも亡くなってしまったオブライアン・エセル師の率いるカネ・ダンサー達をメリーモナークで拝見しますと、カヒコの時はダリル・ルペヌイ師のスタイルを色濃く受け継ぐそれはもう勇猛果敢な体育会系フラですが、アウアナになれば一転、軽快な音楽にぴったりの楽しく軽やかなフラを踊っておられました(正確にはジャンルじゃなくて意味内容によってそうなるんですけどね)。

まあメリモ常勝グループと比べるのは酷ってモンですが、それにしたってプロであれば(自身のスタイルと矛盾しない範囲で)自然と曲に合わせて踊り方も変わって当然なのであり、少なくともフキラウソングが勇猛果敢になる事は無い…ハズです。


あともうひとつ、今回の「ハワイアン・アンバサダー」を例に教訓を申し上げておくならば、どんなに綺麗な御託を並べられてもそれだけで信用しちゃダメってことです。

もちろん知識は必要です。充分な専門分野の知識と、それを教えるための充分な日本語の知識は。
しかし、これらは、最も肝心な「踊りの技術」があって初めて意味をなすものです。
踊りをみて良し悪しの判断出来ない段階で、「この人はこれだけ立派に喋れるからホンモノだ」と思っちゃうと、のちのちマズい事になったりします。
御託に惑わされず、あくまでも踊りで判断する力を養う事が大切だという、いつもの結論に辿り着きました。


ただ一つだけマジレスするなら(いえ今までのもマジでしたけど)、そういう「見る目を養って~」なんて悠長な事言ってられない観光客を相手にするとき、「どうせわからないんだからこれでいいっしょ」と御託を並べるのだけが得意な人を使うのは、ちょっとどうかなと思います。
特にこの船の場合、じっさいにハワイ4島を巡ってる訳だからさ。そこで立派な肩書き背負わせてフラを教えさせるなら、ある程度は「ホントに分ってる人」を使うのが、ハワイに対する礼儀ですよ、やっぱり。

幸い、船を降りればそこは本場。各寄港地に素晴らしい人材がいくらでも見つかると思いますので、ノルウェージャン・クルーズの担当さん、いっちょ頑張って探してくださいな。

プライド・オブ・アメリカのエンターテインメント

2012-07-01 18:07:47 | Hawai'i
さぁ~て、毒吐きますか~(ヲイ)。


ま、要するにそろそろプライド・オブ・アメリカのハワイ4島クルーズで観られるショー的なモノの話をしようかなと思ったわけで。
具体的にいうと、「ハワイ」4島クルーズってことで当然出てきたフラのショーと、毎晩シアターで開催されるメインのショーのお話です。


既にご存知の方も多いことと存じますが、小生、こんな業界の端くれの人間ですからして、話題がショーとかダンスとかになると色々と辛口でございます。
こと、プロのダンサーとして看板出している方々については、敬愛するおすぎ様の映画評論にも似た様相を呈して参りますことも多々ございます。
したがいまして、どんなショーも「わあー、凄い」とピュアな心で捉えることの出来る方は、毒にやられてしまうおそれがございますので、【閲覧注意】にてお願い致しまする。


……とりあえずまずは毒少なめの方から参りましょう(笑)。

大型客船はほぼすべて大型の劇場を持っており、ディナー前後の時間帯にはそこで何らかのショーが行われます。
たとえばディズニークルーズであれば、毎晩のようにミッキー達キャラクターが出てくるショーを楽しめるのです(我々はほぼ寝てましたが)。


結論から申しますと、このプライド・オブ・アメリカ、さすがアメリカの船というべきか、今まで乗った中ではこのメインのショーの出来は一番良かったです。
逆になんでディズニーの船はアメリカだしディズニーなのにアレだったんだろうね。たぶんキャラクターに頼り過ぎてるのがマズいんじゃないのかな。キャラクター出しときゃ良いだろとか思っちゃうともう、ショーとしては残念な代物が出来上がっちゃうよね。

それはさておき、我々の採点ですと、エンターテインメントが売り(であるはず)のディズニーの船より、こっちの方が全体的な評価は高かったです。
とはいえ、すべてのショーが良かった訳ではありません。7夜毎日異なるプログラムが上演され、ものによって完成度にかなりの波がありました。


もしかしたら誰かの参考になるかもしれませんので、ざっとご紹介しましょう。
ちなみに第1夜はスミマセン、見逃しました
いやあ面目ない、到着そうそうグロ面のままアラモアナへ走り、弾丸ショッピングを強行して来た身にはちとキツかったです。


第2夜…"Aloha Polynesia"

タイトル通り、王道のポリネシアンショー。
ベタですが内容は素晴らしかったです。何が素晴らしいって、ダンサーが踊れる人ばかりだったのが良かったです。
この日はマウイ島停泊日だったので、もしかすると普段はマウイのどこかでプロとして出演している人達なのかも。
観光客向けのフラやポリネシアンダンスというと、とりあえず若いお姉ちゃんに露出度高い格好させとけってレベルのものが少なくないので、ちゃんと踊れる人を何人も揃えたことは、なかなかに好感度高いです。
なのになぜそういう人をフラ講師に雇わな(以下略)


第3夜…『ライト、カメラ、ミュージック、レビューショー!」

私達が乗ったとき、ちょうど初上演だった新しいショー。
ということは、向こう数年間このクルーズに乗ると観られる可能性が高いです。
このショー、ガチお勧めです。
ミュージカルの名作の数々のハイライトシーンを、優れたダンサー、豪華な舞台装置と衣装で、非常にテンポ良く見せてくれます。
たとえていうなら、ディズニーシーのシアターで以前やってた「アンコール!」をスッポン→月まで高レベルにしたような感じです。

何かアレだね、ディズニー好きのくせに悪い例にばっか使っちゃってるねミ●キー。
でもあのショーはちょっとテンポ悪くて中だるみが多かったと思うんだミッ●ー。私、ショーには辛口なんだよごめんね●ッキー。


第4夜…『ソウル・サティスファクション』

っくゥ~~~!!! そそるタイトルじゃござんせんか。
「モータウン」とか「ソウル・トレイン」とかいう言葉を聞いただけで脈拍数上がっちゃう私のような人間が、このタイトルにグッと来ないはずは無い。
上演前のBGMもまさにそっち系の曲ばかりで、それを聴きながら客席の椅子の上でグルーヴィーに踊りまくる四代目も含め、一家三人ワクワクしながら開演を待ちました。

ああ、なのに。それなのに。

幕が開くや否や、悪い予感が背筋から這い上ってくるのを感じた我々。
なぜって、舞台に立っているのは素人臭がハンパない男女二人組(明らかに夫婦)なんですもん。

そして、彼らの第一声を聞いて悪い予感は確信に変りました。
なんじゃこりゃ。ソウルなんて微塵も感じないぞ
「近頃の若者の音楽はただの騒音ぢゃ!」とおっしゃる方がおられますが、まさに「ただの騒音」(笑)。
明らかに私と同じものを期待して来たと思われる、この上なくファンキーな光り物のドレスをお召しになったご婦人も、ものすごく残念そうに耳を塞いでおられました。


第5夜…"Oh What A Night!"

フォーシーズンズという、男性(boysと紹介されてるがどう見てもboyではない紳士方)4人組による歌と踊りと軽妙な(?)トークのショーです。
歌は皆さん上手で、踊りもそこそこ踊れますし、往年のヒットナンバーを歌ったりもしてくれますので、洋楽ポップスが好きな人なら楽しめるかも。
という控えめな評価なのは他でもない、私自身がポップスってジャンルには疎いもんでけっこう寝ちゃってました(笑)。
あとたまに起きてみるとトークが結構スベってる気がしたのは気のせいでしょうか。気のせいだな、うん。


第7夜…"Rock-A-Hula"

さり気なく第6夜を飛ばしましたが、これはその日の出演者が前夜のフォーシーズンズ&なんかコメディアンの人のショーだと聞いてスルーしたからですね。
6日目はカウアイ島停泊日であり、このクルーズがやたら力を入れているルアウショーの晩だったので、ショーをやるスタッフがみんなそっち行っちゃって船には居なかったんだと思います。

ともあれその翌日、最後の夜のステージを飾ったのは、タイトルだけ聞くとものすごくワクワクする系の演目でした。
しかし先日の微塵もソウルを感じない夫婦漫才(違)の例がありましたので、過度の期待をしないで行ってみた訳ですが、期待し過ぎなかったのが良かったのか、最後に相応しい上々のショーでした。

ただタイトルから想像される「フラ」を期待してはいけません。
ここでの「フラ」は『リロ・アンド・スティッチ2』(あくまでも2ね)におけるフラやハワイと同じ程度の意味合いです。
その証拠に、ウリウリを殆どチアダンスのポンポン代わりに使って踊ったりとかしてました。

ショーはミュージカル仕立てで、高校かなんかの2校の学生がダンスコンテストの決勝のためにハワイに来て、お互いいがみ合ったりしつつも最後は仲良くコンテストで成功してハッピーエンド、ついでに最後には各校のリーダーの男と女がくっつくというお約束の展開もアリの、内容的には至って良くあるタイプです。
しかしダンス部分については大変テンポが良く、場面展開も速く、しょーもない芝居の部分に目を瞑れば(←※じっさい目を瞑って寝てた人)、とても面白かったです。
あの色恋のくだりを抜いたらずっと良くなると思うんだけどな。あ、そうすると早着替えの時間が持たないのか(笑)。


まあそんなわけで、こうして書いてみるとなんだか殆ど寝てるみたいに思われるかもしれませんが、今までの船のショーの中では一番寝なかったんです。ホントですってば。
このくらいのレベルのショーをやって貰えると、船の豪華なシアターがちゃんと有効活用されてる感じがして、嬉しいですね。


ともあれ、要するに最初のポリネシアンショーを除くと、ショーにおける「ハワイらしさ」はゼロです。
完全にハワイじゃなくてアメリカ。でも、フラとかハワイらしさを求めないで観れば、レベルは充分に高かったです。

にもかかわらず。この船には「ハワイアン・アンバサダー」なる称号を名乗る人達が乗っているという。
しかも、彼女達がフラ講座を教えるという。
一体どんなモノなのか!? 期待と不安が1:9くらいの割合で、我々はフラ講座に行って参りました。


てなわけで、後半へ続く!!

(ひ、引っ張るつもりは無いのよう。うだうだ書いてたら前半が長くなり過ぎちゃったのよう)

プライド・オブ・アメリカ船内探訪

2012-06-29 00:26:27 | Hawai'i
ハワイ時間3月31日午後、スタジオM一家はアロハタワーにやってまいりました。


そうそう、日本からの便がホノルルに着くのは朝ですが、クルーズに乗れるのは11時くらいからで、船室が使えるようになるのは更にその後(陸のホテルと同じ午後2時くらい)です。

この数時間をどうするか。
そりゃあなた、オアフ島との短い逢瀬を楽しみ尽くすしか無いでしょう。

というわけで、我々はまず空港からアラモアナショッピングセンターに直行。
普段なら飛行機降りてそうそう飯にありつく我々ですが、「飯なら船で食べられる!しかも無制限に!!!」と己に言い聞かせ、時差ボケでグルグルする頭とフラフラする足元をハワイ愛で奮い立たせ、アラモアナの行きつけの店に挨拶してきました。

挨拶ついでに買い物もしました。ただやはり自覚の無い部分で時差ボケにやられていたようで、四代目(1歳)のレギンスを買ったつもりが、後になって見てみたら3~6ヶ月幼児のサイズを買っちゃってたりしました。
ともあれ、メイシーズもノードストロームもニーマン・マーカスも巡ったところで、空腹にも関わらず心が充たされているという我々にしては10年に1度の奇跡のような状態で、アロハタワーへ乗り込んだ訳です。


アロハタワーと言えば普段ですとロバート・カジメロ様のチャイズ・アイランド・ビストロ御出演日以外はま~~~~~ったく用事がないんですが、今でもちゃんと海路の玄関としての機能を果たしているんですね。
あ、そういえばサンセットクルーズもここから出てるんだっけ。


船に乗るためには港の関所を通らなければなりません。
倉庫のようなだだっ広い建物に入ると、クルーズスタッフらしき人達がポリネシアン・カルチュラル・センターみたいな格好でカメラを構えて待っています。
「これから乗船♪記念ショット」を(強制的に)撮ることになっているようですね。
しかし四代目はガッツリと寝ているし、我々は飛行機から降りたズタボロの顔のまま弾丸でアラモアナに行って来てグロ面になっている状態だったので、コッソリと撮影場所の後ろを通ってスルーしました。


パスポートや乗船に必要な書類を出してチェックインを済ませると、いよいよプライド・オブ・アメリカへ。
港と船の入口にどえらい高低差があり、ものすごい急勾配を渡っていかなければならないので、車イスやベビーカーの人は注意が必要です。



で、着いたのが見出し画像にも載せた↑こちらのロビーです。
なんだかロビーが凄まじくです。
「プライド・オブ・アメリカ」って船のロビーなんですから当然と言えば当然なのですが、ちょっと目がチカチカするレベルです。
この階段もいかにもホワイトハウス的なセンスですね~。
ただ私、アメリカ大好き一家で育った身でありますからして、このセンス決して嫌いじゃないです。


船内は他の場所も何かと原色多用のポップなセンスです。
まぁでもカジュアルなクルーズ船は大体そういうセンスですので、私などはやっぱカジュアル船の賑々しさ好きだなあ、と思っております。




たとえばこのラウンジですね。
昼間はフラ講座(後述)会場として、夜はディスコとして、そして時々スタッフ隠し芸大会の会場として使われているこのラウンジも、この通りケバケバです。



フロアもこんな感じです。
四代目は乗船時まだ歩けなかったのですが、ちょっと隙を見せるとすぐフロアに出て行きそうになってました。





船の最後方にもバーがあり、時間帯によっては生演奏とフラ(後述)が楽しめます。





船の最上階にある会議室の一つが子供用プレイルームとして解放されていました。
といっても、市販のオモチャが少し転がっているだけで、私と四代目が行った時は、いつ行っても誰一人として他の利用者がいなかったんですけどね(笑)。
でも船内ではベビーカーに拘束されていることが殆どだった四代目は、存分に開放感を味わっていたようでした。





プレイルームと同じ階の一番大きな会議室は、大学の講堂のような立派な設備です。
私達はここで「ククイナッツレイメイキング講座」を受けました。
四代目も参加しています。ただし例によって手伝いではなく妨害になっちゃうんですけどね。


1週間のクルーズの中で、このレイメイキングのような講座が幾つも開かれていました。
ククイナッツレイの講師をしていたのは、フラ講座で講師を務めたのと同じ人達でした。


ハワイクルーズでフラ講座。何やら楽しそうではありませんか。
では、実際にはどうだったのか? 次回の記事に続きます。

プライド・オブ・アメリカ

2012-06-27 01:23:24 | Hawai'i
イベントが落ち着いたところで、四代目が(珍しく)早く寝てくれたこんな夜こそ、あっちこっち広げまくってる大風呂敷の一つ「ハワイ4島クルーズ」の話をしたいと思いまする。


<これまでのあらすじ>
悲願であった四代目の初ハワイとして、4島クルーズに乗るため3月末日に旅立ったスタジオM一家。
四代目は心配していた飛行機の中でもいつもどおりの暴れん坊で、無事(?)ハワイに降り立ったのであった。


今回乗ったノルウェージャン・クルーズラインの「プライド・オブ・アメリカ」は、現在唯一ハワイ諸島を定期的に回っている大型客船です。
(不定期コースとしてアメリカなどからはるばるやってくる船は結構あるようです。ディズニー・クルーズラインも先日初めてのハワイクルーズを実施したそうな)

この船は土曜日の夕方にホノルル港を発ち、1週間かけてマウイ島→ハワイ島ヒロ→同コナ→カウアイ島を回ったのち、翌週土曜の朝にホノルルへ戻ってきます。
マウイ島とカウアイ島は1カ所しか停まらず、ここに一晩ずつ停泊します。


プライド・オブ・アメリカは8万トンちょい、2,138人の乗客に対し、乗務員は946人で、大型客船の中ではまあまあ一般的なサイズなのではないでしょうか。

運営元のノルウェージャン・クルーズラインのテーマは「フリースタイル・クルージング」。
伝統的なクルーズに必ず存在していたドレスコードなどの細かい決まり事から解放され、自由気ままにカジュアルな船旅を楽しめるというスタイルが売りです。

その象徴ともいえるのが、フリースタイル・ダイニングです。
従来のクルーズでは、食事(特に夕食)の場所や時刻、席の位置まで決められていることが殆どでしたが、この船には多くのレストランが存在し、時間も好きな時に行って入ることが出来ます。
ま、食事に関しては例によって言いたい事が沢山ありますから、後で専用の記事を設けますぞ。




船内の過ごし方ももちろん自由です(大抵のクルーズ船はそうですけどね)。
何をしたら良いか分らない時は、毎日配布される船内新聞「フリースタイル・デイリー」を読めば、各レストランの営業時間、シアターで上演されるショーの内容や各施設で行われる小さなイベントまで何でも載ってます。

新聞は英語ですが、日本人コーディネイターの方が乗船している時は、日本語版も発行されます。
但し日本語版はあくまでも抜粋ですので、一応英語版にも目を通しておいた方が良いかも。


プライド・オブ・アメリカに乗りたい場合、直接インターネットなどで予約する方法と、日本の旅行代理店を通す方法があります。
英語力に自信があれば直接でも無問題ですが、出来るだけラクに行きたいという人はもちろん、何かあった時のことなども考えると、個人的には旅行代理店がおススメです。
旅行代理店を使う場合も、添乗員さん付ツアーのものから、予約の代行だけお願いするものまで様々です。

いずれにしても非常に日本人の参加しやすい状態なので、そのわりに日本人乗客率が少ない気がするのが不思議ですね。

四代目 on board

2012-05-13 23:18:11 | Hawai'i
3月31日、四代目の初海外旅行・ハワイ4島クルーズに行くために、我々は成田空港へ行きました。


小さい子連れでの海外旅行というと、一番問題になるのはやっぱり飛行機だと思います。
まあしかしコレ、結論から申し上げるなら、まったくもって無問題でした。
もちろん、お子さんによっても違うかもしれませんが、ウチの四代目は気圧の変化も無く酔いもせず、至って快適に往復の空の旅を楽しんでました。

ついでなので飛行機の手配から説明しましょう。
2歳以下のお子さんは、基本的に膝の上であれば大人用航空券の10分の1の値段で行けます。
ただしそれでも航空券は必要です。大人と同じく、事前にパスポートの正確なスペルが記載されたものを購入します。
無くしてしまうと再発行しなければならないので注意が必要です(提示を求められることはありませんでしたけどね)。

それと、殆どの航空会社でベビーバシネット(壁に取り付けられるベッド)の用意がありますので、これをリクエストしておくと、バシネットの取り付けられる位置の座席にしておいてもらえます。
さらに、JALや全日空であれば、ベビーミールも月齢に合ったものを用意してもらえます。
そういえばJALにはおむつや粉ミルク、離乳食、さらには哺乳瓶まで用意してあったので、何か足りなくなったら相談してみると良いでしょう。


我々が今回利用したのは成田発着のデルタ航空です。
なんだかんだ言ってもやっぱりJALが好きなんで、自分で手配出来る時はそっちにするんですが、今回は旅行会社のパッケージを利用したので、否応無しにデルタ航空になりました。


そんな訳でものすごく久しぶりに第一ターミナル(天井が高い方ね)に到着。
十数年ぶりに訪れてみたら、中があまりにも変っていてびっくりでした。




搭乗前にゲート近くのラウンジへ軽食&酒をかっくらいに行きました。
ラウンジの一角にはキッズルームもあり、四代目はそこで暫く遊んでいました。
というより、ここで遊びまくって疲れて機内で寝てくれれば…という、儚い望みを抱いていたのです。
もちろん、そんな望みは一瞬にして潰えることになるんですがね。



↑ラウンジで電話する四代目。
「いまからしゅっぱつー。そうなの、まみちゃんもらなちゃんもさけばっかりのんでて、やんなっちゃうの。」
…などといっぱしに喋ってそうな風貌ですが、ただの携帯型オモチャです。


機体の整備に時間が掛かったとかで予定より少し遅くなりましたが、搭乗時刻になっていよいよ機内へ。



四代目、早速飛ばしてます。シートにおいてあるヘッドホンやら何やらをいじりまくり、二つの席の間を行ったり来たり。

しかしハッスルしていたのが幸いしてか、離陸して間もなく四代目は眠りに落ちました。
ちなみに気圧対策のため離陸時は哺乳瓶で飲物をあげていました。
そのおかげかどうか分りませんが、よく離着陸時に聞こえてくるような辛そうな泣き声を上げることもなく、すーっと眠りについてくれました。




離陸して飛行機が安定した状態になると、大人がシートベルトを外してOKになると同時に、バシネットも使えるようになります。
JALなどですと最初から壁についているのですが、デルタでは乗務員さんがどこからともなくバシネットを持って来て取り付けてくれました。
ただ、乗務員さんの誰一人として正確な取り付け方を知らないらしく、数人掛かりで悩み悩み取り付けたあげく、ガコッという物騒な音を立てて外れたりとかしてました。おいおい。

しかし乗務員さんが良く分らなかったおかげで、無事取り付けられたあかつきには、四代目はぐっすりと寝ることが出来たようです。
なぜならこのバシネット、正しくは上に付いている覆いをしっかり被せて赤ん坊を密閉状態にしないといけなかったようなのです。
暑がりで寝返りの多い四代目に、密閉状態なんてとても無理。
通気性の良好な状態にさせておいてもらえたからこそ、彼女は結構長く寝てくれたのです。



それで調子に乗った我々は↑こんなモノ↑を頼んだりしました。
マミちゃんはもちろんウィスキー。私はさっきラウンジで飲んだ「ウォッカのスプライト割」があまりにも美味しかったので、それを頼んでみました。

ってナンダコリャ。いくらなんでも濃すぎやしないか。
そう、デルタの乗務員さんの作ってくれる酒はことごとく濃く、ウィスキーなんて完璧にダブルじゃなくてトリプルですし、私の頼んだモノに至っては、「ウォッカのスプライト割」というよりむしろ「ウォッカに香りづけ程度のスプライトを垂らした代物」です。
もう炭酸なんて殆ど感じないぞ。スプライトはどこ行ったスプライトは。

せめてつまみに色気のある物があればだいぶ助かるんですが、よりによってデルタのつまみの気の利かないことときたら、なんだか湿りかけのミックスナッツしかありません。
まあ確かにJALだってホノルル線は乾きものしか出ませんけどね。それにしてももう少しは色気のある内容だったはず。
仕方なしにマミちゃんはミネラルウォーターを貰って足していました。
一方の私は殆どストレートのウォッカに新たな歓びを見出し、じょじょにウォッカ耐性が強くなってゆくのが自分でも分りました。
ウォッカってかなり強いと聞いてましたけど、そうでもないですよねアレ。最近はワインにウォッカとレモン果汁を足したカクテルとかにハマっています。

ちなみに、後で他の乗務員さんに頼んでも、やはり目眩がするほど濃い酒がきました。
もうデルタでは濃い酒しか出ないと肚を括った方が良いと思います。

酒を飲んでいても四代目が起きないので、我々はすっかり気を良くして機内食に入りました。
マミちゃんは和食をオーダー。私はアメリカと言えばってことで肉にしました。
マミちゃんも美味しかったそうですし、私も味は良かったのですが、やはりアメリカの肉は多いです。
この私が多いと言うのですから、殆どの日本人の方はとても食べきれないでしょう。
食べ残すのがイヤな方は、和食にしておくことをお勧めします。

しかし平穏な時がそんなにいつまでも続くはずがありません。
食事の真っ最中に四代目が覚醒しました。
彼女が「うーー」と言いながら身体を起こし、バシネットの上に座り直した時は、もうこれで平穏タイムはおしまいと覚悟を決めました。
そしてその覚悟は現実に(以下略)。




覚醒モードになった四代目は、とにかく異常に寝起きが良いのが特徴です。
病的に寝起きの悪い私としては、羨ましいとしか言いようがありません。
この時も起きて早々食欲旺盛で、我々の機内食のパンを食し、デザートのアイスクリームも二人から貰ってご機嫌でした。


試練はその後にやってきました。
機内食がひととおり終わり、周囲の皆さんが眠りに就いたりパーソナルテレビを観たりと寛いでいる頃、四代目はテンションMAXモードとなり、目は爛々と輝き、呆然としている我々を尻目に活動を開始しました。
そして、あろうことか着席している我々の頭部を登り始めたのです。

「あぐぎが、ららちゃんやめてええぇぇ」 という我々の叫びも空しく(そもそも小声でしか叫べない)、四代目は激しく上り下りを繰り返し、パーソナルテレビのリモコンやらヘッドホンやらをいじり倒しました。

数時間に渡り、鼻や目玉の上を上り下りされてもなお殆ど無言で耐え続けた甲斐あって、おりた時に近くの席の方に「大人しくて良い子ねえ」と言われました。
いえいえ全然大人しくも良い子でもないんですけどね。


とにもかくにも無事フライトを終え、空港を出た我々。
乗船まで少し時間があったので、アラモアナセンターに飛んでいきました。
デパートを観た四代目はいつものようにハッスル…と思いきや、飛行機の中で張り切り過ぎたらしく、途中からぐっすり寝てしまいましたとさ。

ハワイ4島クルーズwith四代目!!

2012-04-24 00:32:03 | Hawai'i
いやはや、またまたご無沙汰してしまいました~!!
一日の作業が終わらないうちに某テレビ局の早朝ニュースのお姉ちゃんの「今お目覚めの方も、これからお休みの方もお早うございます」という台詞を聞くハメになり、「どっちでもない私はどうすれば!?」と無意味なツッコミを入れている今日この頃ではございますが、何とか生きておりますです。


なおかつ4月前半はほぼ無理矢理時間を作ってハワイへ行って参りました。
そうです。四代目、ついに初ハワイです。

本当はねぇ、彼女の初ハワイは今回じゃなかったんですよ。
昨年9月、生後6ヶ月の時にハワイの地を踏むはずでした。
そのために彼女が産まれる前から飛行機のベビーベッドを予約し、首が据わる前にパスポートを取り、準備万端整えたにもかかわらず、まったく悲劇としか言いようの無い出来事により、彼女は行けなくなってしまいました。

泣いたね。マジ泣きしたよ。彼女を日本に残してハワイに渡る時の悲しさといったらありませんでした。
もうあんな悲しみは二度と味わいたくないし、味わわないで済む強い私になりたい。
そう決意した私は、決意の証として背中に巨大な龍の彫り物……が彫れりゃあカッコいいのですが、とてもそんなことは出来ないビビリなので、せめてってことで耳に穴を空けて(←よーするにただのピアッシング)帰国しました。

決意の表し方は若干ヌル目でしたが、決意の固さは本物です。
それから半年間、私は決意どおりの努力によって悲劇を乗り越えました。
正確には悲劇の根源を駆除しました。
(※まぁこのブログを少し前の記事からご覧くださっている方なら、これがどういう意味かばりばりにお分かりかと思いますが、敢えてここではこれ以上の具体的記述は避けます)

そして、その半年間の決意と努力の締めくくりとしてセッティングしたのが、今回のハワイ旅行でした。


半年前はワイキキのいつものホテルに泊り、おなじみの用事だけをこなす普通のハワイ旅行を予定したのですが、波乱を乗り越え、満を持しての四代目の初ハワイです。とてもフツウじゃ済まされません。
いっそのことNa moku 'eha(ハワイの4つの島=カウアイ、マウイ、オアフ、ビッグアイランド)をすべて見せよう!!
ということで選んだのが「ハワイ4島クルーズ」でした。


土曜日にアロハタワーのそばを通ったことのある方なら必ず記憶に残っているであろう、8~9万トンの巨大な船。
それが7泊8日でハワイ4島を周遊する、ノルウェージャン・クルーズの「プライド・オブ・アメリカ」です。

クルーズ好きの我々も是非1度は乗ってみたいと思いつつ毎回船を眺めていたのですが、何しろハワイに居る間の我々はとにかく忙しい。
まして、1週間もかけて4島を回っていたら、重度の急性ワイキキ中毒を発症し手の震えや痙攣などの症状が出ることも心配されます。
そんなわけで、今までの数年間はただ遠くからあの巨大客船を見上げるのみでした。

しかし1歳の子連れの立場になってみれば、こののんびりペースはむしろ有難い要素です。
昔やったように拠点をワイキキに置いたまま始発でネイバーアイランドに飛び最終便で帰るという無茶なスケジュールはまず無理。
かといって、一泊ずつ泊り歩くのでは、荷物の出し入れが面倒くさすぎてこれまた無理。
クルーズで寝泊まりし、1~2日に1カ所のペースで巡ってくれるというのは、今回の我々にとって理想的な旅の形態だったのです。

更に有難いことに、このプライド・オブ・アメリカはカジュアル船です。
カジュアル船とは、さほど高くないリゾートホテルくらいの値段で三食おやつ間食夜食までついてくる、非常にお手頃な船です。
お手頃ゆえにご飯が残念とか、プラスαのサービスを頼もうとすると追加料金が掛かるなどの点もありますが、これらは工夫次第で結構どうにか出来るので、それほど深刻な問題ではありません。

こうして四代目の初ハワイ記念旅行が決まり、クルーズ終了後に我々のワイキキ中毒対策のためにいつものホテルも取って、今回の旅行が実現しました。
もちろん、前回のような悲劇も無く。
当然です、私がその根源をこの手で駆除したのですから。


結論から言って、ハワイ4島クルーズは非常におススメです。
前述のように荷造り荷解きの手間もありませんし、主要4島を巡りつつクルーズならではのショーやナイトライフも毎晩楽しめますので、初めてハワイに行く方も、もう何度も行っててコースが定番化して来た方にも、是非一度は体験した方が良いです。

クルーズの模様はこのブログに順次載せていきますね。
…と風呂敷を広げたは良いけれど、相変わらず忙しい毎日でありますからして、いつ書けるか自分でも非常に心配です…。
気長にお待ちいただければ幸いです。とコロプラGM風に締めてみる。

デパート@アラモアナ

2009-03-29 00:44:02 | Hawai'i
土曜夜の『世界弾丸トラベラー』という番組で、司会の3人がハワイに行った..のはよかったのですが、今日放映された前編を見る限り、ハワイにおいて非常に重要な部分が欠けていました。

そう、アラモアナです。
ごめんベタで。


ベタなれど、アラモアナは我々にとって決しておろそかに出来ない重大スポットです。
私はアラモアナとともに育ってきました(←これは決して誇張ではない。私は20年以上にわたり、アラモアナが際限なく巨大化して今に至る過程を見て来たのだから)。
20年前の面影はだいぶ薄れてしまったとはいえ、アラモアナには私の幼少や青春の思い出がたくさん詰まっています。
だからどうしたってこの愛を捨てずにはいられないのです。

とはいえ、余りにも巨大になってしまったアラモアナ、オススメ店だけに絞ってもすべての店舗を紹介する事はとても出来ません。
そこで、今日はとりあえずアラモアナに入っている4つのデパートをご紹介しようと思います。


アラモアナの東西南北を司る(かどうかは分りませんが4極に存在する)デパートを高級な順に並べると、以下のようになります。

(1) ニーマン・マーカス
(2) ノードストローム
(3) メイシーズ
(4) シアーズ


「高級」というのは品揃えとその値段だけに限った話ではありません。
陳列の密度、レストランのランク、果てやトイレや試着室に至るまで、いろんな要素がこの順です。
つまり、もうおわかりの事と思いますが、トイレは迷わずニーマン・マーカスを利用すべきです(笑)。
コレ、昔は誰も知らない穴場情報だったのに、今じゃスッカリ有名だよな...。

しかしトイレだけを利用させてもらうんじゃ悪いので、レストランくらいは使っておきましょう。
というわけで向かうのが最上階のメインダイニング「マリポサ」です。
高級感漂うレストランですが、大丈夫、ランチくらいなら気楽に利用できます。っつーか我々もランチでしか行きません(オイ)。

問題なのは予算よりむしろ時間ですね。海に面したバルコニーのある店内は開放感にあふれていて、開け放たれた窓からはハワイの海側のさわやかな風が吹き込み、天井のファンがゆったりと回り、籐の椅子や落ち着いた色合いのインテリアが極上の食事どきを演出してくれるだけあって、1時間かそれ以上を食事に割ける時間的余裕がないと、ここでお食事をいただくのはちょっと勿体ないです。
我々はここでいつも2時間くらい使いますね。

でも、ここで使う時間は2時間だろうが3時間だろうが、決して無駄な時間ではありません。
できるだけスケジュールをいっぱいいっぱいに詰めるばかりが有効な過ごし方とは限りません。むしろ、こうして十分にハワイらしさを満喫した時間の方が、後になって鮮明な記憶となる事が多いのです。


2番めに挙げたノードストロームは、最も新しいデパートです。
このデパートだけでなく、ノードストロームへ通じる道の一帯が新しく作られたエリアで、お店がもの凄くたくさん増えました。
これらの新しいお店の中にも、けっこう良いアパレルショップが入っていますので、ノードストロームへの道すがら見ていく事をおすすめします。そうすると、なかなか本題のノードストロームにたどり着けないのが難点ですが...。

ノードストロームは一見、高級そうに見えますが、ニーマンマーカスに比べたらかなりお手軽な品揃えなので、壁沿いにあるブランドコーナーにビビらず(笑)果敢に見て回る事が肝要です。
ブランドと言ってもジューシー・クチュールのような手の届きやすいものも沢山あり、また、日本語はあまり通じませんが店員さんが適度に親切なので(※無駄にストーキングして回ったりはしないという意味)、充実したショッピングを楽しめます。


そして3番目のメイシーズは、我々にとって非常に特別なお店です。
一昔前、ここは「リバティハウス」という名前のデパートでした。それが全米チェーンのメイシーズに買収されて今に至るのです。
買収されたとはいえ、内容はかなりリバティハウス時代のそれを踏襲しています。化粧品や靴売り場など、基本的な構造も往時とほとんど変わりません。
しかも、何より嬉しい事にリバティハウス独特の香りが今もしっかり息づいています。
私は幼稚園に上がる前に初めてハワイを訪れた時から、このリバティハウスの香りこそハワイの香りだと強く認識しているため、いつもハワイに着いてこの香りをかぐとこのうえない幸福感に包まれます。
ただしアラモアナ店はスタバが入っていたりして若干オリジナルとは違う香りになってしまっているため、この香りを堪能したい時は、ワイキキ店の方がオススメです。

もちろん、ここの魅力は香りだけではありません。
高級度で3番目というだけあって、品質と価格のバランスが丁度いい感じです。地元の人が着る普段着~ちょっとおしゃれなくらいの服を、カジュアルな(けどゴチャゴチャしてるってほどではない)店内で探す事が出来ます。

2階は比較的若者向けの服があり、週末放課後はパーティーで着るドレスを探す地元の女の子達で大混雑となるため、ロコガールの生態やファッションチェックをしたいのでない限り、避けた方が無難です。売り物はどこに何があるか分らないほど散らかってるし、試着室は満室ですから。

3階はもっと落ち着いた雰囲気の中、ハワイブランドのリゾートらしいウェアやフォーマルドレスを取り扱っています。
その売り場の奥には素敵なレストラン「パイナップルルーム」があり、リージョナルキュイジーヌが気軽に楽しめる上、ロバート・カジメロさんがプライベートで訪れているのを見た事もあります(ってそれは関係ないケド)。
ここも事前に予約しておいた方が無難ですね。


最後のシアーズは、リバティハウスが途中でメイシーズに代わってしまった事を考えると、最も昔からあるデパートです。
デパートというより量販店ですね。完全地域密着型の、普段着はもちろん家電製品なども扱っているお店です。
日本語はほぼ通じませんし(っつーか日本人をまったくと言っていいほど見かけない)、洋服売り場はちょっと陳列密度が高くて見て回るのがたいへんですが、地元の雰囲気を味わい、いかにも普段のハワイらしい服や日常遣いのサンダルを求めるには最適のお店です。
通路の真ん中に丸テーブルがおいてあって、時計やアクセサリー、クリスマスのような季節の商品などがものすごいセールになっている事もあります。
そういったものは本当の安物ではなく、掘り出し商品である事が多いので、整理が行き届いてなくて見づらいのを気にせず探せる根性があれば、良いものに出合える事も。

ちなみに、このシアーズとニーマン・マーカスのトイレを見比べると思いっきり高級感の違いの象徴みたいになってますが、ドアの上と下がきょくたんに大きく空いてるシアーズのトイレも、それはそれでハワイらしくて懐かしく、わざわざ立ち寄ったりしています(笑)。
やはり、思い出というのはあんがいそういう何気ない日常の一コマに残るものなんですな。

ブログランキング参加してみました。クリックして頂けると幸甚の至りです。