高任和夫の「告発倒産」読んだ。この人の作品「敗者復活戦」を読んで、面白かったので即、別の作品を借りた次第。
「告発倒産」は老舗百貨店の伍代と総会屋との癒着などが描かれた経済小説。文庫本で348ページの長編小説だが、スイスイと読めた。20億円のブラックマネーを巡っての駆け引きもあり、アンダーグラウンドの経済小説として「敗者復活戦」とは違った面白さがあった。バブル後の百貨店業界が舞台だが、バブル期のなごりか、酒、女、ゴルフを満喫する重役と総会屋の姿が滑稽だ。「告発倒産」以外にも経済小説を書いているようなので読んでみたい。
百貨店は本業の小売りが不振のため、フロアの一部をテナントとして貸すなど本来の事業から外れるているとのフレーズがあった。確かに・・。年配の富裕層が顧客層のせいか、売り場は良く言えば落ち着いている。悪く言えば活気がない。地方では百貨店は徐々に淘汰されている。10年後はどうなっていることやら。
百貨店ではないが、高野フルーツパーラー閉店するとのこと。最近は老舗店も厳しいようだ。フーテンの寅さんで有名な葛飾の川魚料理の川甚も先日、長い歴史を閉じた。
総会屋の愛人が経営するクラブで働く女・季実がカギだ。
昨日は仕事を終えてからジム通い。今年23回目。時間の都合で筋トレはなし。ランマシンで11キロのラン。1時間5分。ジムへの往復ラン2キロを含め、13キロのラン。今年の走行距離は386キロ。
プロ野球、春季キャンプ、マリーンズは平沢がケガで離脱とのこと。今年、結果を残さないと厳しい選手だけにこの離脱は痛い。阪神は早くも紅白戦、実施らしい。早やっ!