藤井建司の「ある意味、ホームレスみたいなものですが、なにか?」を読んだ。主人公は大学を中退(休学?)し、ニート生活を送って比良山文也。アル中の母、ぐれた妹、サラリーマンの父と4人家族だが、4人顔を合わせることはなく、家族は崩壊状態。
父・浩三は借金を作って失踪。そこへ借金取りのヤクザの岩田が家に押しかけ、そのまま居座ってしまう。文也が父親を探して借金を返すまで居座り。
文也が父親の会社に連絡すると、既に半年前に退職。真面目なだけが取りえのさえない父親だが、消息を探るうちに父の意外な素顔が。
一方、ヤクザの岩田は比良山家で極道ぶりを思う存分に発揮。殺人事件に発展するのではないかと思うぐらいの極悪ぶりだけど、徐々に風向きが変わって・・・。
文也は父親を探すための外出は許されており、外出の際、なぜ岩田に自宅が乗っ取られていることを警察に通報しないの?という矛盾は感じたが、スリリングなストリーで引き込まれるように読んだ。結構、お薦め作品。父親は僕と同じ世代。子供を育てるってのは大変なことだね。
222ページの中編小説だけど、スラスラ読める作品。
昨日は仕事を終えてからタンゴのレッスンに行くつもりが、Twelve TVでマリーンズ戦、見始めたら、そのままズルズルと、仕事しながら観てしまった。勝ったからいいか。台湾人サウスポー、チェンが2勝目。ボール先行が気になったけど、テンポがいいね。上位チームにどれだけ通用するか見てみたい。なでしこジャパンもイングランドに勝ったし、イイ日だったね。
忙しすぎて、タンゴをじっくり習おうというところまで気が向かない。気持ちで負けてるかも。サルサもちょっと行けてないしなあ。