小路幸也の荻窪シェアハウス小助川、読んだ。主人公は母子家庭で主夫を務めるフリーターの沢方佳人。佳人は酒屋でアルバイトするフリーターの19歳。その佳人は弟妹、母の食事はすべて賄うなど料理自慢。
その佳人が実家、子供の頃、お世話になった内科医がリノベーションされることになった小助川医院に引っ越し。実家近くではあるが独立。
シェアハウス小助川の住人は佳人、ウェイターの大吉さん、20代の女性、亜由さん、恵美理、ミリ今日子さん、そして40代女性の茉莉子さんの6人。6人が一つ屋根の下で同居生活。大家さんの小助川医院の元院長先生のタカ先生(←57歳と若いが、病院をたたみ隠居生活。バツイチ独身)が母屋に住む。
複数の男女が同じ屋根の下に住む。自然と恋バナも生まれるが、そんなにドロドロしたものではなく、むしろ清々しい。
フリーターの佳人が共同生活の中で人間関係に悩みつつ、自分の将来の進むべきを考え、成長していく。20歳も年は離れているけど、大吉さんとの友情いいね。若いってことは素晴らしい。最近、書かれた本で時流に乗っていて、お薦め本。500ページ近い大作だけど、疲れることなく読める。
表紙がほのぼの。
シェアハウスが認知されたのは、ここ数年。観てないけど、ドラマ「テラスハウス」でシェアハウスが舞台」となってシェアハウスが一気に知られるようになった。小助川のようなシェアハウスがあったら住みたいよ。