ロバート・ジェームス・ウォーラーの「マディソン群の橋」を読んだ。
会社のデスクの後ろに本棚があるが、先日、御大のIさんが本を物色中、「この本、誰の本だろうね?読んだことある?」と問い掛けてきた。誰の所有物かは分からないけど拝借して読んだ。物語の筋は知ってたけど、読んだのは初めて。
1965年8月のアイオワ州の片田舎マディソン群が舞台。マジソン郡に住む農場主の妻フランチェスカ(45歳)がシアトルからアイオワを訪れたカメラマンのロバート・キンケイド(52才)と過ごした4日間を描いた作品。たった4日間しか過ごしてない男女が20年以上も想いを寄せ合う。
夜のキッチンでラジオから流れるアルゼンチンタンゴの音楽(タンジェリンという曲)に合わせ、タンゴを踊るロマンチックなシーンがある。映画化されている小説だけど、このシーンもあるんだろうか?
67歳になったフランチェスカが22年前の情事を回顧するシーンが印象的だ。俺の22年前っていうたら、ロスアンゼルスで意気っとったな。不安と期待、夢と現実にもまれて・・・。
人によって感性が違うから感想は異なるけど、僕は好きなタイプの小説
今から22年経ったら70歳。どんな生活してるんやろ?多分、マラソンからは引退してるかなあ。サルサは運動量が多いから無理かもしれない(抑え気味にすれば行けるで!)。でもタンゴは踊っていたい。格好いいジジイで。22年か・・・。長いようで短いで。人生は点ではなく、線で考えたい。すべての物事はつながっているということ。川の支流のように。
月曜日の夜から関東地方は大雪。平日で往生するで~。今夜は走って滑って転ぶといけないのでジムランと筋トレやな。