地球の危機!

私は、「環境goo」のファンです。
私も 地球を(人も)守りたい!

「原発の安全性」

2011-05-24 13:27:13 | Weblog
「原発の安全性」


(5/21、山陽新聞)

「原発震災の教訓」(シリーズ)に、「大災害を想定せず」の見出しがある。

・問題は人間にある。大災害は来ると想定しておくべきだった。

・「国の安全審査では、(外部電源の)喪失は8時間を目安としていた。原発では、高圧線が2回線入っているし、日本では大規模停電はほとんど無い。」  (停電を想定していなかった、という事ですよね。停電しても、8時間経ったら再び電気はつながると)

・「第一原発では、津波襲来後に停電しても、一部の安全設備は稼動し続けた。1~3号機では、想定の8時間を超えて、半日~3日間動き続けた。予想以上に働いたと言っていい。」 (原発内部の安全設備が3日も働いたことは予想以上だった、と言われている。)

・「委員会では、津波の「つ」の字も出なかった。「リアス式海岸でなければ、国内の津波は通常、6メートルに届かない。余裕を見て10メートル見れば大丈夫だ」という言葉が返ってきたのが印象に残っている」  (これが実態だったのだ)


・「頑丈に作りさえすればいいとの意識は?」との質問を受けて、

「根本にはある。これが良くなかった。原子力の設計はミリ単位が常識。しかし、まれにしか起こらない大災害の予想には、大きな誤差が当然生じる。それをそのまま設計に取り入れ、大津波も長時間の電源喪失も「起きない」と判断してしまった。そこに災害の芽があったのだろう。」
                              (引用終わり)


私は怒りを通り越して、(よくも正直に仰ってくださった)と、貴重な証言だと思いました。

これが案外、人間のそのままの姿なのかもしれない、と、妙に感心してしまったりしました。


原発推進者の頭の中には、(「闇の勢力」?)、「誰それ、憎し!」、という思いしかないのではないかと思います。


その人たちが、世界のウランのほぼすべてを、ほぼ一手に扱っているのだから、「安全」に関しては、あまり注意を払うことができなくなるのも、むべなるかな、と思えてきたりしました。


安全対策は、この程度しかできない、という事を前提に、原発行政は進めていかなければいけないのですね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

定期的に放射能値を測定して、--局所的に高いところがあるそうです。そういう所は、なおさら、情報公開して欲しいですよね。

それと、「この値なら人体には影響なし」と言っても、病人や乳幼児には、影響があるかも知れないので、例えば、抗甲状腺ガンの薬等を、前もって配っておく、等したら、どうですか?