地球の危機!

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「犯罪被害者は…」

2011-05-05 18:52:21 | Weblog
「犯罪被害者は、まるで存在していないかのよう」

『なぜ被害者より加害者を助けるのかーー理不尽な法制度を糺(ただ)す』 (後藤啓二著、産経新聞出版)の中で、「犯罪被害者は、まるで存在していないかのよう」
という文章が何度も出てきました。まるで「南無阿弥陀仏」のごとく、(あっ、また出てきた)、(また出てきた)と、少し読んだらこの文章が出てくる。私は(被害者は、そんなに ないがしろにされているのだろうか)と思いました。

自分や自分の家族が殺傷されたら、警察で取り調べを受けます。その際に、被害者が侮辱されるように感じられたり(「よく遊びに行くんだねえ」とか)することも多々あるそうです。

怪我をした場合、被害者は、医療費を請求されます。加害者は国の税金で支払われます。

マスコミに報道される場合、被害者は、氏名、住所、写真が、本人(家族)の承諾なしに公表されます。

加害者(特に未成年者)は極端なほど配慮されます。


裁判において、被害者は、加害者の氏名、住所、現場の状況、裁判の日時、内容等を知らされません。(当然、傍聴もできない)

知ろうと思ったら、コピーをする、コピー代は被害者もちです。


国選弁護人は加害者には付くけれど、被害者には付きません。

要は、被害者は、言葉は悪いですが、’証拠物’のような扱いをされていたのですね。

平成19年6月20日に「犯罪被害者の権利、利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律」が成立するまでは、このようであったそうです。

私は(これは、どういう事だろう?)と思いました。

日本国憲法に定められているのですよね。(大日本帝国憲法の司法のところを見ても、「犯罪被害者」に関してはよく分りません)


1つ思い当たったのが、米(欧)は、海賊国家だったという事。大航海時代以降、「許可証」を得たら、「(海賊行為を)どうぞご自由に」(やりたい放題?)だったらしいです。

海賊行為をするのに、相手の都合なんか、考えませんよね。加害者(海賊)の都合のみでしょうね。


アメリカの今の行動パターンを見ていると、(そうか、海賊行為の続きをやっているのか)と思うと、納得できる事が多いです。次から次へと、ストン、ストンと落ちて行きます。

そうです、「まるで存在していないかのように」です。


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ベトナム戦争で、べトナムは枯葉作戦をされて、今もなお後遺症に苦しんでいる人が大勢おられます。(べトナム以外にもおられますが)


ベトナム政府は、「アメリカがいつかきっと補償をしてくれると信じて待っている」というのを私はどこかで読んだことがあります。今思うと、このやり方は適切でないように思います。何も言わなければ、アメリカは、(ベトナムは弱い国だな)ぐらいにしか思わないと思います。補償を要求した方が親切だと、私は思います。

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犯罪被害者が、「被害者が、まるで存在していないかのように扱われるのは理不尽だ!」と声を上げておられたから、私もその事実を知ることができました。「声を上げる」事は大事ですね!

上げられた声を拾うこともまた然り、だと思います。…  これからの課題ですね。