あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

7.17おんたけウルトラトレイル 感想、のようなもの②

2011-07-20 | トレイルラン/OSJ
~続きです。

第1関門~第2関門

昨年どおり、第1関門前に夜明けを向え、雲海の山を見ながら走りました。
第1関門のエイドは、そんなに充実してないです。水ときゅうりくらいかな。
パワーバーはあったかもしれない。


100マイル新設のため新しくなった距離表示。
春先に100マイル新設の噂が流れたとき、実際どうなるのかと思いましたが、
100Kのコースに20Kのループを3箇所設けて距離を伸ばす設定。
コースは楽しそうではないですがスタッフの拘束やエイドの運営を考えると、
幻となったUTMFより現実的だと思います。

その割りに、国内初の100マイルレース開催の栄冠(笑)を手にしたのに、
タッキーがそんなに強調してなかったww
去年はUTMBのポイントレースであること、ゴールではUTMBのテーマを
ガンガン響かせてましたが、ま、いろいろあるんでしょうね。

ここから第2関門(第3関門の始めの登り)まで、去年はいたるところに天然エイド
=湧き水があったのですが、今年はほとんど枯れてました。
梅雨明けが早かったせいでしょうかね。

おんたけのコースは↓のように給水できないとなると、逃げ場のない日当たり良好な
コースなのでかなり苦戦します。出場される方は、日よけグッズや日焼け止め・
クールダウングッズは必須と考えたほうがよいかと。
高度は高く蒸し暑さは少ないが、日差しとそこからの熱は強烈すぎる。



第2関門到達 10:40

ここでおにぎりが支給されます(昨年は、最後の方では品切れしたとのこと)
それと荷物をデポできます。今回の補給食は、

―パワージェル系  10個 全て消費
―ゼリー系補給食   4個 2個あまり 
―魚肉ソーセージ   3本 2個あまり
―ソイジョイ的なもの 3本 全て消費
―ベスパ       3本 スタート前に1本消費。あとは持ったのを忘れてた
―プロティン粉末   2本 消費せず
―ソルトタブレット  6個 1個あまり      

OSJクオリティを考えて、かなり行動食を積んでましたが、エイドが充実・・・
というよりおにぎり・ソーメンの品切れがなくおかわりOKだったことで、
主食としてもったゼリー系や魚肉を食べなくてすみました。

また、カラダの揺らぎによる胃の痛みもなかったです。
胃トラブルの対策でプロテインを持っていきましたが飲まず終い。

ここで、キタタンで軽く捻っていた右くるぶしが鈍い痛みを感じてきたので、
念のため痛み止めを飲み、エアサロンパスをたっぷり噴いて10分程度で出発。

休憩時間少なく歩き続ける=スピードを上げなくても、回転数をあげて距離を伸ばす方法、
昨年から蚊取り線香さん達との練習で続けていたことが、やっと身についてきたのかな。
UTMFとUTMBに向けた練習でしたが、キタタン・おんたけUと後半部の足の残り方が
違うと実感できました・・・まったく速くなってませんが(爆)。
最後まで計算どおりに行動できる感覚。


第2関門の4K先くらいの御岳山↑。
エイドの方(地元)曰く、第2から先の御岳山が絶景なので、第2関門でリタイアするなら、
第1関門に戻らず、第3関門に進んだ方が景色がよいのでもったいないとのこと。

このレースでリタイアした場合、簡単に山から降りられない奥地なため、基本自分の足で
降りるとのこと。エイドの撤収時間まで待てば乗り物で降りられるらしい???噂では。


第2~第3関門もほとんど湧き水なし。
去年は灼熱地獄でしたが、湧き水が多数あったため水を小まめにかぶったりすることが
できましたが、今年はトレイルランナーの一夜干しを作るような環境でした。


第3関門到達 13:28

ここはソーメンがあります。美味いです。

食べて最後の山をふたつこえれば500m程度をくだりロードにでます。
第1~2関門もそうですが、延々に登りやくだり、そして4kくらい先に歩くランナーが
見渡せる状況が続き、精神的にきます。

昨年は距離計測のギアもなく、初めて参加したこともあり、追い討ちをかけるように、
眠気からの幻聴が襲った区間。また、第3関門~最後の下りの途中もあで、
ガレ場も激しい区間となるため足をかなり酷使するところです。
通過時間により日陰も皆無になります。わたしの場合、14時前後に通過となったため、
暑さ&日差しの強さも最強状態でクラクラしました。

87K前後でガレが弱まるので、そこまでひたすらガマン。
そこからロードまで一挙に下り、苦手なロードは付き合い程度にしてゴールとなりました。

ゴール 16:49


一緒に参加したhoya_tさんが自身のブログでこのレースを、

「自分自身と向き合い、対峙しつつ、過去の自分の限界に挑戦するもの」

と評してますが、私も同意見。

レースを走りゴールするだけでなく、独りで自分に問いかける「時」と自分の限界を越える「場」を
うみだしてくれる希少な大会、そんな気がします。