京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

仙女の優雅さには…

2020年06月26日 | 日々の暮らしの中で

昨年の春、孫の2歳児と公園で遊んでいたとき、薄茶の皮に包まれたままフェンスに絡みついて残っている種を見つけた。
「むしぃ~?」と後ずさりする子と、「虫とちがうよ。アサガオ言うお花が咲くんよ~」なんて言い交わしながら8粒の種を集めてもらい受けたのだった。てっきりアサガオだと思い込んでいた。8粒のうちわずか1粒だったが芽を出し、大事に育てた。のに…。

今年は5粒が芽を出し、横並びにプランターに植えた。昨夕2センチあるかないかの蕾がついているのに気づき、今朝一輪が花開いた。
ご無沙汰でしたねー、変わらないねー。やっぱり4センチほどの花だった。まあ、小さいけれど清楚な淡い色合い、白い筋も、花の芯も、きれいだ。見慣れたぶんそれなりにかわいく見える。〈青い羽衣をまとった仙女〉のイメージには遠く遠く及ばないけれど。
植物園で花の名を訊ねようかと思って写真を1枚持ち歩いてもいたが持ち越しとなった。これはこれで独自のいのちを有し、やがてまたタネを結ぶ。

    

これまた昨年同様にジンジャー・シロップを作った。まずは、新生姜1キロで。写真はスライスした500gぶん、この上に分量の砂糖をまぶし放置し、水分が上がるのを待って火にかけ、冷まして濾して、冷蔵保存。

蒸し暑く、降ったかと思えば日差しが漏れるスッキリしない天気の一日。こんなことしながらなんとなく終わってしまいそうだ。

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2 コメント

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仙女の羽衣 (あさがお)
2020-06-28 10:28:50
小さな命が地中で耐えて、芽を出し、ついに咲かせた可憐な花。
こちらの思いに応えてくれた努力に、想像力でお返しを。それが「青い羽衣をまとった仙女」のイメージ。
イメージ通りの姿ではなかったかもしれませんが、花を楽しませてくれた喜びは同じなのでしょうね。
「ご無沙汰でしたねー、変わらないねー。」この声掛けに、来年はもっとがんばろーと思っていることでしょう。
種をまく、見守り育て、期待する。
何事にも通じる人間の愛みたいな気持ちです。
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何年たっても変わらない~、あさがおさん (kei)
2020-06-28 15:33:37
何度種をまいても変わることのない花が開くのでしょうね。
それはそうですよね。
突然、柔らかな青い花びらを広げる優雅さへの変身は期待できません。
それでも芯を摘んでやったりしているのですよ(笑)
フツーに言うところの〈アサガオ〉に戻したいなあとも思っています。来年は種を買おうかしら、。
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