京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

比べようのない輝き

2021年06月24日 | 日々の暮らしの中で
  原石のごとく、
  比べようのない輝きを有す あらゆるいのち。
  それらのいのちは相互に照らしあって、
  自己を知り、より深い輝きを放つ。
                《パドマの願い》

パドマとは、汚泥のなかから清らかに咲く紅蓮華が原意だという。
2012年、龍谷大学ミュージアムで「妙好人展」を拝見した折に出合い、いいメッセージだと思って、深く心にとどめた言葉である。

人間はすばらしい。
人間は誰もが素晴らしい力を持っている。ただ、種だけあっても花は咲かない。
勉強したり、運動したり、本を読んだり、感動したりしているうちに、初めて自分の中に埋もれている力に気づかされる。その中で引き出された力は大きく盛り上がるだろうし、深い輝きを放つことだろう。
私たちは相互に関係しあっていて、支え合い補い合いながら存在するのだということを教えられる。


《パドマの願い》を思い出しながら、法要で読経中だった東本願寺にお参りをした。

今日は孫のTylerが、これから通う小学校の校長先生と面談する日だと聞いていた。
クラスタークラスというらしく、英語を第2言語とする子どもたちのために、毎週水曜日はまる一日一緒に勉強するクラスが設けられているという。編入するクラスには、もう一人そういう子がいるらしく、また1学年下にはアデレードで生まれ、日本に住んで、最近ブリスベンに越してきたという子がいるので紹介しようという話のようだ。
本人さんは緊張し過ぎて、面談終了後には気持ち悪くなっていた、と母親は笑った。


いろいろあっても、新しい環境で楽しいと思える日々を過ごしてほしい、…と思いをかける。


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2 コメント

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ご家族無事再会 (Rei)
2021-06-25 13:54:32
本当によかったですね。私も胸がいっぱいになりました。
幼いお二人には大きな試練でしたね。
ママもどんなにか・・・・
気になりながらも、落ち込しまいお邪魔できませんでした。
いろんなところに差しさわりが出ていますが、
日にち薬と思い、過ごしたいとおもいます。
コメントなしで御伺いさせていただくかも。
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気重いことでしょう、Reiさん (kei)
2021-06-25 18:07:44
英語はスッカラカンになってしまったTylerです。
心配しないでもと思いますが…。
解放の喜び。それもつかの間、今度は学校が待っています。
子供ながらにもやれやれでしょうか

本当に思わぬ怪我をなさいました。
気持ちはどーんと落ち込みますよね。
片手では不都合なことも多いでしょう。
足腰の運動もバランスを崩すと危険ですから。、十分お気を付けください。
お大事に!!
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