京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「『私』は本の友人」

2021年06月22日 | 日々の暮らしの中で
日本にいればこそで娘の図書館通いも頻繁に、何冊も借りてきてはずいぶんと読書が進んでいたのを知っていた。
我が家に来れば書棚から何冊か持ち帰るし、新規に購入したものを互いに貸し合うようにもなっていて…。急遽帰国日が決まり、準備を進める合間にも返却に自転車で走った。欲しい本を買い揃えて帰りたかったのには時間がなく、リクエストが送られてきていた。


女性陣では小川糸さんをのぞけば寺地はるな、原田ひ香、青山美智子さんの名は初耳です。作品群では16冊中、1冊も読んだことがないというありさま。
「人気らしいよ」と言ってくるが、聞いたこともない。この違いは年代の相違? 娘は時代小説を好みません。もったいない、枠がぐっと広がるのにと思いつつ、人それぞれかと無理強いすることもありませんが。
「原田ひ香の“食べ物系”、よいねん~。おいしそうやし、読んでて」と笑う。好みはホントそれぞれだなあと思います。

中古書店、新刊本書店を覗きながらリクエスト本を揃えてきたが、あと一冊、『リボン』(小川糸)が足りません。
『大事なことほど小声でささやく』(森沢明生)、『木曜日にはココアを』(青山美智子)を読んでみたらと勧めてくれている。読んでみよう。本人は図書館本で一度読んでいるようだ。早く届けてやりたいが、急がなくてもよいというので、夏物中心に残していった物の船便でまとめるつもりです。

「望むべきは、本は『私』の友人、という在り方ではなく、『私』は本の友人、という在り方です」「すべて読書から始まる。本を読むことが、読書なのではありません。自分の心のなかに失いたくない言葉の蓄え場所をつくりだすのが、読書です」
長田弘さんの『読書から始まる』に収められていた言葉。始めのうちは馴染めなかった言い回しにも次第に慣れて、わかりにくかったけれど言わんとされる新しい見方を学んだ。

公園で体力づくりに励む?二人。
 


Tylerは木曜日に校長先生と面談予定だそうです。




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