京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

川水も空気もくれないに

2019年11月19日 | 日々の暮らしの中で
 明神川も空気もくれないに染めて


まもなく公開だという映画に誘われて、念頭になかったものだけに思わずタイトルを聞き返してしまった。
「えっ、忠臣蔵!?」 内心の声は言葉にしなかったけど。
「忠臣蔵」はこれまで映画、ドラマ、書籍によらず積極的に見たい、読みたいと思ったことがない。なぜか、どうしても興味がわかない…。では断ったか。いえ、お誘いに乗った。

【大石内蔵助は討ち入りまでの収支を「預置候金銀請払帳(あずかりおきそうろうきんぎんうけはらいちょう)」という帳面に記していた。使われた経費は今の金銭価値では8千数百万円にのぼる。その個別の使途と金額が記録されている】
京都・太秦から生まれた映画、「決算!忠臣蔵」のことが今日の新聞で大きく紹介されていた。
赤穂浪士が討ち入りを果たすまでにかかった“お金”に焦点を当てたコメディ時代劇で、監督・脚本は「殿、利息でござる」の中村義洋氏だと知った。


だからと言って興味がわいたということもないが、これまでにも2度ほどこういうケースがあって、後悔したことはなかった。友の選択眼を信じることになる。自分では選ばないけれど、見終わって心がぽうっと染まればいいのだ。
そんなふうに友人たちによって私の世界もさまざまに広げられてきた。
コメント (4)
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