

孫のTylerが参加しているサッカーの練習場所が家から少しばかり遠くて、ちょうど木曜日に娘宅の留守を預かることが続き、車で送迎をしていた。6時終了後、自転車で一人帰らせるのは心配だからという理由だが、必ず下の2歳児が同乗しついてくる。
近くのコンビニに車を止めて待っていると、別の習いごとから帰る自転車に乗った友だちと合流し、二人がそろってやって来る。このK君は、後部でチャイルドシートに座ったまま窓を開けて待つ2歳児に声をかけ、ひとしきりちょっかいだしては戯れている。
その合間にも私は「車に気を付けて帰ってね!」とくどいほど念を押す。彼の家はさほど遠くはないらしい。
「Tyler、またあした!」
「バイバイ、またあした」
「バイバイ、あした学校で」
「バイバイ」
最後、別れ際の二人の挨拶は決まってこう繰り返される。
「またあした」と口にするKクン。
「あした 学校で」、もいいなあ。
性格の温かさが伝わる。彼らにすればフツーの会話のようだが、小学校2年生の男の子同士のこの言葉のやり取りに滲む親しさが、なぜか幸福感を誘ってくれた。
今夜はラグビーワールドカップの決勝戦。さて、優勝はどちらに…。
Tylerは明日3日に花園で大阪府下の大きな大会があるようで、やけに気合が入っていた。