映画「閉鎖病棟」が公開されると知ったとき、ぜひ見たいと意気込んだ。が、…。

『閉鎖病棟』(帚木蓬生 新潮文庫)を読んだのは2013年のことで、細かには物語の展開を忘れてしまっている。
気持ちは常に張り詰めどうし。ほぐれることがなかった、という印象が残されている。作者の人間観だろう、人の本来持つ善性に最終的には救いを感じて胸熱くなった。人間の弱さ、強さ、やさしさ。まさに人間の心の諸相が描かれているのではなかったか。そんな記憶がある一冊。
6年間も寝かせておいたから、初発の印象はきっとより深く感銘させられることになるのだろうか。また違った読み筋に心も揺さぶられるだろう。
読書百ぺん式は薄れた言葉かもしれないが、映画よりも再読を、と気持ちが変わって読み始めている。
とにかく休養、こんな思いが支配したこの数日。何をするでもなく、のんびり過ごした。

『閉鎖病棟』(帚木蓬生 新潮文庫)を読んだのは2013年のことで、細かには物語の展開を忘れてしまっている。
気持ちは常に張り詰めどうし。ほぐれることがなかった、という印象が残されている。作者の人間観だろう、人の本来持つ善性に最終的には救いを感じて胸熱くなった。人間の弱さ、強さ、やさしさ。まさに人間の心の諸相が描かれているのではなかったか。そんな記憶がある一冊。
6年間も寝かせておいたから、初発の印象はきっとより深く感銘させられることになるのだろうか。また違った読み筋に心も揺さぶられるだろう。
読書百ぺん式は薄れた言葉かもしれないが、映画よりも再読を、と気持ちが変わって読み始めている。
とにかく休養、こんな思いが支配したこの数日。何をするでもなく、のんびり過ごした。