
芍薬の小さくてもしっかりした芽を見ていた。昨夜からの雨が潤いを与えている。地表に顔を出すこの力強さ、たくましい生命力に見飽きることがない。真っ白な花が咲く日が楽しみだ。
めったにない不調日。ごくごくたまにある、頭痛のチョッとひどいヤツで、さすがに昨日は動き回れず一日中ごろごろと過ごしてしまった。
休養とはどんなに洒落っ気を出しても言い難く、起き上がればむかつきで閉口したが、おかげさまでこの時間帯になって復調!を感じていられる。
まったく突然の変調だった。すぐ直るだろうと思える時と、気分的にエネルギーや時間を費やしそうな不安がよぎる時とがある。最近はずっと心身の疲労といったものを感じることなく過ごせてきた。1週間後に熊野行きを控えているので、今でよかったと思うことにしよう。早めの注意信号が点灯したと思って、ゆるりと調整しようと思う。
ゴロンとしていてできることはそうはない。他に楽しみもないので結局読書となった。
古書市で買った一冊。会場に入って中央の筋、左手に並んだ書籍の中に見つけたものだ。しかも奥から1冊1冊と目を凝らして入口の方へ進みながら見つけた本。こう言う具合に本との出会いの状況を記憶していることが多い。それぞれが意味を持つ1冊なのだ。


ゾクゾク寒気を感じるのはここだけにして、明日から復活できそうだ。