1938年のこの日、高村光太郎の妻・智恵子が亡くなっている。。
亡くなる数時間前にレモンをかじる姿をうたった、智恵子抄「レモン哀歌」にちなんだ日・・なのだって。。
******* ***** ********
そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白いあかるい死の床で
私の手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
あなたの咽喉に嵐はあるが
かういふ命の瀬戸ぎはに
智恵子はもとの智恵子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた
それからひと時
昔山巓でしたやうな深呼吸を一つして
あなたの気管はそれなり止まつた
写真の前に挿した桜の花かげに
すずしく光つレモンを今日も置かう
****** ****** *********
という・・詩でありますが・・
さて・・
寝坊の朝のコーヒー・・飲みますか・・
(^^ゞ
亡くなる数時間前にレモンをかじる姿をうたった、智恵子抄「レモン哀歌」にちなんだ日・・なのだって。。
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そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白いあかるい死の床で
私の手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
あなたの咽喉に嵐はあるが
かういふ命の瀬戸ぎはに
智恵子はもとの智恵子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた
それからひと時
昔山巓でしたやうな深呼吸を一つして
あなたの気管はそれなり止まつた
写真の前に挿した桜の花かげに
すずしく光つレモンを今日も置かう
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という・・詩でありますが・・
さて・・
寝坊の朝のコーヒー・・飲みますか・・
(^^ゞ