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( 「その3」から続く )
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地震に強いとされるタワーマンションですら
倒壊させるかもしれない、、、、というのが、
熊本地震以降明らかになった
「長周期パルス」 。
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「長周期地震動」と異なり、
この「長周期パルス」は
技術的な解決策すら見つかっていない、、、
という新たに発見されたリスク
であるだけに事態は深刻だ。
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冒頭に掲げたのは、「長周期パルス」に関する
NHK のウェブサイトに掲載されている
「長周期パルス 〜
超高層ビルを破壊する脅威の揺れとは ? 」
という記事の一部。
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下は、そのタワーマンションの悲惨な未来を予言して
6月の出版以来話題騒然の
「限界のタワーマンション 」
とその内容紹介。
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この本でも、「長周期パルス」の脅威について
詳しく解説されている。
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限界のタワーマンション (集英社新書) | |
榊 淳司 | |
集英社 |
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「 大規模修繕は ?
災害リスクは ?
子育て環境は ?
健康影響は ?
資産価値は ?
――あらゆる意味で、タワマンは限界にきている !
◆ 迷惑施設化するタワマン
武蔵小杉や湾岸エリアのタワマンなど、地元の自治体や住民を取材。
実際の暮らしぶりや、タワマン住民と非タワマン住民の間の溝、
交通・保育園・学校の整備状況などを調査。
果たして、タワマンは人間の住み家としてふさわしいのか ?
◆「タワマンの子どもは成績が伸びない」! ?
教育熱心な住民が多いと言われるタワーマンション。
しかしタワマンで子育てをすることに警鐘を鳴らす専門家もいる。
その真意は――?
◆ 2037年、いくつかのタワマンが廃墟化する
多額の費用と、合意形成の難しさで、
大規模修繕は困難を極める。
なぜ、2037年なのか ?
その理由は本書で!
◆タワマン居住で失うもの
眺望の良さや豪華な共用施設に目を奪われるが、
災害時のリスク や、
子どもや健康への影響など、
見落とされている点があまりにも多すぎる !
【目次】(抜粋)
序章 タワーマンションが大好きな日本人 イギリス人はタワーマンションをどう考えるか/
高層住宅は主に低所得者向けの住まい /
成功してタワーマンションを買う人々/
「タワマン購入者は見栄っ張り」
第1章 迷惑施設化するタワーマンション
タワマン銀座・武蔵小杉の悲惨な状況/
「繰り返される”痛勤地獄”」/
寒空や炎天下の中を歩かされる園児たち/
なぜ番町にはタワマンがないのか? /
「タワマン」に”NO”を突き付けた神戸市/
住宅の業界人はタワーマンションに住んでいない
第2章 タワーマンション大規模修繕時代
2回目の大規模修繕はさらにハードルが上がる/
スーパーゼネコン5社が見積もりを辞退 /
2037年、いくつかのタワーマンションが廃墟化する /
タワマンだからこその問題点/
投資目的で購入されたタワマンの末路
第3章 災害に弱いタワーマンション
長周期地震動という新たな脅威 /
長周期パルスでタワマンが倒壊する可能性も /
電力供給が途絶えると、水も出ないのがタワマン /
不動産価値も下落する /
タワマン住民で避難所が溢れる
第4章 タワーマンションで子育てをするリスク
タワマンに住むと心身の健康に支障をきたす?/
「25階以上で生存率ゼロ」 /
「タワマンの子どもは成績が伸びない」/
子どもが高層居住によって失うもの/
子どもの心を蝕む階層意識/
タワマンは「人間の業」を象徴
終章 それでもタワーマンションに住みますか ?
少なくとも、女性と子どもはタワーマンションを避けるべき/
すでにタワーマンションは必要とされていない
【著者プロフィール】
榊 淳司(さかきあつし)
住宅ジャーナリスト。1962年、京都府生まれ。
1980年代後半から30年以上、マンションの広告・販売戦略に携わる。
その経験を生かし、購入者側の視点に立ちながら、日々取材を重ねている。
著書に、『マンション格差』(講談社現代新書)他多数 」
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