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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

びみょう?(M45)

2012-10-30 | 天体観望・撮影(遠征地)
10月の新月期の週末1日目の10月12日の金曜日の夜の撮影は、IC1805ハート星雲の次は、今年何回か挑戦してまだ満足の行かない写りのM45すばるを撮影してみた。

現時点では、9月16日の撮影結果が一番良く写っているのだが、残念ながら、ぼやっと輝くガスの詳細な流れが判るのは、メローペとマイアの辺りのみで、そのほかの輝星の周りのガスは、輝星の周りにただぼやっと広がりを見せるのみである。直焦点撮影の方の画像を見ると他の輝星の周りのガスもその流れがしっかり写っているので、なるべくそんな絵を撮ることを目指している。


【↑M45プレアデス星団(すばる) おうし座の散開星団】
Celestron D:70 f:400 UW20mm 20倍 SP赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 PowerShotS90 F:2.0 f=6mm
Iso3200 S:128秒x5コマx35% 32秒x4コマx10%
Iso1600 S:203秒x3コマx35% 128秒x5コマx20% Noise減算:ON
35mm版換算で560mm相当 撮影場所:静岡県小山町須走口五合目 
撮影日:2012/10/13 01:22-02:42 Registax/YIMGでコンポジット
→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で回転1120mm相当にトリミング(50%)、
 トーンカーブ・サイズ調整

う~ん、なかなか微妙である。前々回の撮影結果に比べて、各輝星の周辺のガスの流れというか模様は、アルキオーネからマイアに掛けての流れなど前々回よりも多少良く出ている。ただ、全体にガスの輝く範囲は少し狭くなった様な気もする。

ガスの流れをなるべく見せる様にトーンカーブをいじっているので、全体としての輝きは少し抑えられてしまっているのかもしれない。

また、前々回に比べて、追尾エラーが増えてしまっているのはちょっと残念である。ピントもだいぶ甘いかも。

それにしても、なかなか直焦点撮影の人たちのようにガスの流れをはっきり写すのはかなり難しいな。この辺は、直焦点撮影に比べて、コリメート撮影の不得意とするところだろうか、、、、

2012.10.13(10/30)

多少は広くなった?(IC1805)

2012-10-27 | 天体観望・撮影(遠征地)
さて、10月の新月期の週末1日目の10月12日の金曜日の夜の撮影であるが、その前の週に引き続き、この日は7cmの鏡等で、今まで13cmではみ出していた天体を撮影する事とした。

まず、この日の一番最初の目標は昨年の11月22日の富士山遠征で撮影はした物の、画面に入りきらないは、露出もちょっと不足気味だった、IC1805ハート星雲を撮影してみた。この日は初め公害フィルター無しで撮影してみようと考えていた。しかし自動導入後、位置決めの試写をするが、1分程度露光しても、バックモニターで見る限りは星雲がどこにあるか判らない。少し動かして何回かやったが判らなかったので、ためしにLPS-P2光害フィルターを入れると、同じ露出時間でウソのように星雲の位置が良くわかる。

撮って出しのJPEG1枚画像(縮小のみの画像処理前)

【左はフィルター無しの↑1分露出、右はフィルター有りの1分露出】
総露出量は半分ぐらいに減るのに、不思議なものだ。そういえば、赤い星雲には良く効くって話だったものなぁ、、、、この辺がLPS-P2の得意な領域か?

1分露出で4枚ほどと2分露出で10枚ほど撮影してコンポジットしてみた。もちろん星雲の面積が画面の大半を占めるので、忘れずに最初に、ご近所フラットを撮影しておいた。


【↑IC1805 ハート星雲 カシオペア座の散光星雲】
Celestron D:70 f:400 UW20mm 20倍 SP赤道儀+AL90+SkySenser2
LPS-P2使用 コリメート法 PowerShotS90 F:2.0 f=6mm
Iso3200 S:128秒x10コマx70%、64秒x4コマx30% Noise減算:ON 
35mm版換算で560mm相当 撮影場所:静岡県小山町須走口五合目
撮影日:2012/10/12 23:41-24:44
Registax/YIMGでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→GIMP2で回転
786mm相当にトリミング(71%)、トーンカーブ・サイズ調整

前回は、ハート星雲の心房部分と心室の一部ぐらいまでしか入らなかったが、今回は、心室部分もしっかり画角の中に納まった。本当はもう倍ぐらいの画角が有れば、隣のIC1848も一緒に写せるのだが、まあ、その辺はしょうがない所か。

画像は、結構露出されているので、トーンカーブをいじるといくらでも赤くなる感じだが、少しピンクっぽい赤にしたかったので、赤の強調を控えめにして、少し青を持ち上げている。そのせいもあって周辺の星が少し目立ってしまった感じではある。


↑こちらは、少し赤を強調した物。こちらの方が星はうるさく無くなるが赤がきつ過ぎるような気もするが、好みの範疇かも知れない。

露出時間が結構足りてくると、トーンカーブの調整しだいでかなり色味の幅も出てくるので、かえって色々と画像処理に悩む感じである。露出の足りないときは、浮かび上がらせるのが精一杯だったので余り色見をいじれなかったのだが、、、、

あと、前回のM31の時と同様に周辺の星像がかなりゆがんでしまっている。この辺は、ひ弱な接眼部が、コンデジの重さに絶えられずに、接眼レンズ側の光軸がすれてしまっているのだろう。やっぱりこの安物鏡筒は、接眼部のずれが弱点だな。なんか良いものないかな、、、、

2012.10.12(10/27)

オリオン座流星群

2012-10-24 | 天体観望・撮影(遠征地)
10月21日はオリオン座流星群の極大日であった。残念ながら翌日は仕事なので、暗いところに流星観測にはいけなかったが、取り合えず庭の隅にコンデジを連続撮影にしてセットしておいた。

三鷹の明るい空でも、2等星以上の流星が流れれば写るのではないかと、期待を込めて、ISOを250~400位に落として20~25秒程の露光で撮影してみた。


いきなり、ヒットしたのかと思ったのだが、良く見ると、どうもこれは人工衛星くさい。等倍で切り出すと光条がほぼ等幅で明るさだけ変わっているように見えるので人工衛星の確率が高い。



残念ながら、この日セットしたコンデジには、光条はこれしか見つけられなかった。

所で、10月の新月期遠征 その4で富士見高原に10月19日に行った時に流星はボウズと報告したが、実はかなりの光条が写ってはいる。だがしかしくっしーには、人工衛星だか流星だかの区別が付かない物が多く、人工衛星の多い時間帯でもあるので取り敢えずボウズと報告したが、、、、

どれが人工衛星でどれが流星か、どなたか判れば教えて欲しい。
ちなみにくっしーは、概ね、2枚に渡って写っている物は間違いなく人工衛星(一枚書き出すのに2秒は掛かるので2秒以上光ってる流星なんてほとんど無い)、光条がほぼ等幅で長い物は人工衛星かなと判断している。あと、人工衛星は太陽光を反射するだけなので、白い光に成るような気もする?それ以外は、あまりよく判断基準が判らない。

と言う事で、10/19の富士見高原で写った光条を並べてみた。
□で囲んだ部分はピクセル等倍での切り出し画像です。


①03:37 う~ん、、、、良く判らん。角度はオリオン群だが、、、


②03:47 これも良く判らない、、、ちょっと光条が短いが?


③04:08 なんか太くて短い、、、散在流星かも?


④04:11 色が白くなくて、燃えてる感じ?で流星の確率高い?角度も良いし。


⑤04:12 これは人工衛星の確率が高そう、、、


⑥04:21 左の大きいのは2枚目目にも続きが映っているので人工衛星確定。右の小さいのは、白くないし、流星の確率高いかな?角度もオリオン群?


⑦04:26 これは、どうも人工衛星の感じ。


⑧04:39 これは、良く判らない、、、角度はオリオン群だが、、、

取り敢えず上は2枚に渡って写ってる明らかな人工衛星は除いてあります。

さて、みなさんのご意見、判別法はいかがですか?

2012.10.20-21(10/24)

久しぶりに庭撮り(M15)

2012-10-22 | 光害地:三鷹からの天体撮影
新月前の富士山で雲と月に阻まれて2天体しか撮影できなかった後の火曜日、10月9日は、日中から非常に良く晴れて澄み渡った空だった。GPVでも宵のうちはかなり良い予報。

平日なので遠征するのはちょっと大変なので、帰宅してすぐに、庭に13cmを持ち出して、久々に庭撮りをしてみる事にした。


この時間帯にうちの庭の隙間から見えそうな天体と言う事で、南天のM15を撮影してみることにした。M15はだいぶ前に、やはり庭から撮影したきりで、当時の腕前レベルなりの写真しかなかったので撮りなおしてみたい所だった。

と言う事で、庭に望遠鏡を広げて極軸をあわせて、さあ撮ろう!と思った矢先に雲が出てきた。



確かにGPVの予報でも遅くなると雲が出るような予報だったが、もう少し待ってくれても良いんじゃないの?

と空に文句を言っても始まらない。幸い雲は薄めの雲がまばらに流れる感じなので、雲の合間を見ながら撮影してみた。とは言うものの撮影中に雲が来たり、変に赤道儀がぶれたりで、42枚撮影して、使えたのは8枚ほどしかなかった。


【↑M15 ペガスス座の球状星団】
SM-R125S/D:130 f:720 UW9mm+LPS-P2 SP赤道儀+AL90+SkySenser2
コリメート法 PowerShotS90 ISO:3200 F:2.0 f=6mm S:32秒 8コマ
Noise減算:ON 80倍 35mm版換算で2240mm相当 
撮影場所:東京都三鷹市 撮影日:2012/10/9 19:41-20:47
Registaxでコンポジット→FlatAideでかぶり補正→YIMGで回転、
3862mm相当にトリミング(58%)→GIMP2でトーンカーブ・サイズ調整

ピントはかなりしっかり出た感じで、星像がシャープに小さく写った。ただし雲に襲われての撮影だったので、あまり画像をよく見てなかったので30秒露出でも中心部が少し飽和してしまっているのが惜しいところだ。短い露出も撮って置けばよかった。

時間が有れば、M2かM30あたりも撮影したかったのだが、雲の合間での撮影なので、M15が建物の影に入るまで撮影を続けたので、結局、これ一つしか撮れなかった。

でも、この日は、雲の無い所では、眼視で2.9等星まで見えていたので、薄雲さえなければ三鷹としては、冬場にも相当するぐらいの透明度だった。そのおかげで、周辺の暗い星々は、三鷹の光害地で撮ったにしてはまずまずの写りだと思う。これなら暗い山で撮ればかなり迫力が出そうな感じである。

2012.10.9(10/22)



10月の新月期遠征 その4

2012-10-20 | 天体観望・撮影(遠征地)
10月の新月期も撮影が出来そうな週末は、今週が最後である。GPVでは金曜日の夜、結構晴れそうな予報。但し、先週末の予報と似たような感じで、いつもの富士山は微妙で、八ヶ岳方面は夜半は殆ど雲無し予報。と言う事で、先週に引き続き、仕事が終わってから富士見高原へ遠征に出た。

先週の富士見高原では赤道儀の調子が悪く、思う様に動いてくれなかったので、念の為、出発前にモータのギアのネジだけでも増締めしようと六角レンチを当てると、なんと赤経側のクラッチの止めネジが緩んでいる!!このせいで先週まともに動かなかった様だorz


【↑赤経のクラッチを止めるイモビスの緩みを出発前の車内で締め付け】
先週、バランスウエイトも足りなかったので、ウエイトと共に予備でGP赤道儀も一応積んで行くことにした。

6時半過ぎに三鷹を出発して現地には9時頃到着予定だ。この日の月の入りは8時位なのでちょっと間に合わないが、概ね良い時間だろう。途中の高速では晴れたり曇ったりと、ちょっとやきもきしながらの移動と成ったが、現地に着くと綺麗に晴れ上がっていた!


駐車場に入って行くと、既に先客が数台。赤いライトが見えるので星屋さんだろう。スモールライトにして駐車場に入り、適当な所に車を止めた。近くの車の人が、声を掛けてくれて、星見である事、三鷹から来た事など軽い挨拶をした。

既に月も沈んでいるので急いで機材を設置して、極軸を合わせ、今日の最初のターゲットを導入しようとした所で、かなり広範囲に急激に曇ってきた!

【↑曇ってきた空と先客さん達】

GPVではこの時間からはずっと真っ黒の晴れ予報だったのに、、、、
当たらないなorz

さすがにこんなに雲が出ると雲が晴れるまでじっと待つしかない。ちなみに先客さんは3台ほどいて、それぞれお知り合いの様で、曇り空の下3人で何やらお話中。私もこの空じゃやる事が無いので、寄って行ってご挨拶。聞くとYahooブログでの知り合いの方々との事だ。

それぞれadonoanさんATSUJIRODESUさんおーちまさんの御三方であった。一部T-Fixさんのブログでコメントを見かけた方もいらっしゃったが、基本的にネット上でもお初の方々ばかりだった。ちなみに、ハンドルをくっしーですと伝えると、北海道の『くっしー』さんと間違われそうに成ったので、その方とは別である旨を伝えた。

ちなみに3名中、2人は三鷹に住んだ事があるとか。私を入れて4人中3人が住んだ事があるとは、なんか三鷹既在住率75%と、やけに高いんですけど(笑)

しばらくすると又空が回復してきたので、みんなそれぞれの車に戻り撮影開始。
私は今日は、先ず7cmで、大きな対象からのスタート。


この日は、順調に2つほど広画角の対象を撮影した後、3つめの対象を撮影しようとする頃に、またしても雲の襲来。3つめの低倍率撮影を諦めて、曇ってるうちに鏡筒を13cmに入れ替えた。


13cmでの撮影は雲の合間を縫っての撮影となった。13cmで最初の天体を撮影し終わる頃には、又一面快晴と成ったが、既に時間は3時半を回っていた。

と言う事で、最後の天体を撮影して、夜空が明るくなり始めた4時半頃に、この日の撮影終了。



ちなみにオリオン座流星群の極大が近いせいか、かなりの流星を見かけた。連続撮影のカメラもセットしたが、残念ながら写真に捕らえる事は出来なかった。

一つ大きな火球も飛んだ様で、カメラをいじってる時に、後ろが一瞬明るくなって、思わず『だれだストロボ炊いてるのは?』なんて思ってしまった。少しするとYahooブログの人たちがオリオン座辺りの煙の様な物をさして流星痕だと行っていたので、初めてストロボじゃなくて火球だった事に気がついた。撮れてれば結構いい絵になっただろうに、、、

しかし、GPVでは夜中は晴れるというから、少し足を延ばしたのだが、富士山と比べて、多少は良い空に遭遇できたのだろうか?今年はなかなか一晩ずっと晴れてる星空に出会わないな、、、、

2012.10.19-20(10/21)