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くっしーの徒然日記

無線、天文、修理、剣道、体調他について書いてます。修理や改造記事のマネに関してはあくまでも自己責任にてお願いします。

SRX3E メモリーモジュール 貼替え

2010-06-26 | パソコン改造・修理
我が家のSRXだが、次男に渡した方は、RAMが256MBで
XPではちょっと厳しい。SRXはMicroDimmで全体に数が
少ないからか、256MBなのに、オクで3K~4K位の
落札価格。SODIMMの256MBと比べて高くてちょっと
頭に来る。と言う訳で、今回はチップ張り替えで
128MBのMicroDimmを256MBにする事に挑戦。

オリジナルの128MBは、純正で付属しているMicron製の
モジュールMT4LSDT1664WG(データシート)使ってるチップは、
Micron製のMT48LC16M16A(データシート)

256MB化するには、同じ16bit幅で512Mbitのチップに
載せ替える必要がある。BUFFALOWのメモリを見ると
サムソンのK4S511632(データシート)が乗っかっている。
データシートを見比べると、上記の256と512は、Colum
アドレスが、1本増えているだけ。Rawアドレスは同じで
こちらの方が本数が多くA0~A12までなのでハードウエア
的には、増えたColumアドレス用に配線追加は不要である
はず。

後は適当にSPDを書き換えれば行けるはず。と踏んで、
512Mbitのチップを手配する。

オクでサムソンの16bit幅チップが8個載った512MB
SODIMMモジュールを送料込みで2千円以下で落札。

早速、SODIMMとMIcroDIMMからメモリを剥がす。
下駄の歯状の小手先が有れば良いのだが、持ってない
ので、ブロアを借りて外す。


剥がしたら、パターンとチップの半田を吸い取り線で
吸い取ってきれいにする。


512MbitチップをMicroDIMMに半田付け。
54ピンx4個、約200ピン強だが、0.8mmピッチなので割と楽だ。
15Wの半田ごてで作業していたが、30Wの方が作業効率はいい。
(たまにブリッジするが、、、、)

全部付けたら、フラックスをシンナーで綺麗にふき取り、
SRXに実装。

予想では、SPD書き換え前でも、チップの仕様が、ほぼ同じ
なので、128MBで認識するのではと思い、そのまま起動。
予想通り、無事に128MB認識のままで立ち上がった。

SPDに関しては、こちらのページや、こちらのページ
参考にさせて頂きました。(有り難うございます)
ここで使われているSPDToolを使って128MBモジュールの
データの中身を見て、Columの数を9→10に変更して、
書き込み再起動する。


あれ、まだ128MBのままだ。う~ん、データを見直すのが
ちょっと面倒になり、手持ちのTransendの256MBのモジュールの
SPDを書き込んでみた。実はTransendのは、8チップなので
ひょっとして駄目かなと思って書き込んだのだが、案の定
再起動出来ない。メモリを外すと起動するので、やっぱり
このSPDデータじゃ駄目か、、、

なんとか起動している状態でモジュール追加出来ないかと
HDDサスペンド中にメモリを挿したりしたが駄目。

諦めて、メモリモジュールにリードを半田付けして、
EEPROMライターでデータを書き込むことにする。

ライターは以前に、RDT192のEDIDを書き換えた時
こちらのページを参考させて貰って作った物を使用。

SPDデータは、もう一度良く眺めるとRankの容量指定の
項が有り、ここを128MB→256MBに変更。

ちなみに、SPDToolの下の窓のデータでRankの数が2
になっているが、中のデータは1になってる。
これってバグかな?一応ここはそのままにしておく。

でもって、自作ライターでSPDを書き換えて、SRXに
実装して再度起動すると無事に増設を256MBで認識。

と言う事で、何とかメモリモジュールのチップ張り
替えによる128MB→256MB化が完了。

無事に次男SRXも384MB実装となりました。


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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (旅人)
2010-11-02 02:04:57
「SODIMMの256MBと比べて高くてちょっと頭に来る。」そのお気持ち、よく分かりますww
 そうしてこのようにチップの張り替えに挑戦されて、成功させるのは素晴らしいと思います。
 その発想と行動に敬意を称して、拍手を押しておきました♪
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Unknown (くっしー)
2010-11-02 21:58:48
そうなんですよね。本体がそこそこの価格になってるのに、
オプションだけ高いなんて、どうにも納得できない
感じなんですよね。
もう少し、本体相応に安くならない物ですかね。
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Unknown (エコー)
2011-02-11 02:06:58
モジュール剥がしの半田ブロワを初めて見ました(写真)、借りられる環境で羨ましいです。
SPDtoolの使い方も参考になりました、メモリ類って容量に伴うモジュールを換装すれば単純にBIOSで認識すると思ってましたので。。
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Unknown (くっしー)
2011-02-11 09:54:16
エコーさん、初めまして。

ブロワがない時は、太めの導線(0.8~1.0φ程度)を使って、
メモリチップの足に沿って、U字型に曲げて乗せて、その上に半田を
一杯乗せて、チップの半田付けもろとも、半田ごて二本で両サイドを
暖めて半田付けを外す等の方法でも時々やります。
多少、リスクはあがりますが、メモリモジュール位で有れば、
何とかなると思います。(M/Bからの取り外しは周辺部品が多いので
困難ですが、、、)

SPDtoolはうまく使えば、EEPROMを外さずにふつうにPCを動かしたまま
内容を書き換えることができるので便利ですね。
このレポートでは、失敗したのでROMライターを使いましたが、
この後、2枚ほど作成した時はROMライターなしでうまくいきました。
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Unknown (エコー)
2011-02-12 02:15:21
くっしーさんご返答ありがとうございます。

なるほど、銅線を使った熱伝導での方法ですか、勉強になります。横着な私は両サイドの足にコテ2本(2刀流)で熱が逃げないようガリガリ移動させてたりするのでパターンを剥がしたことしばしば。。
SPDtoolは便利なツールですけど、安易に弄ってしまえるので、PCが起動しなくなる増設メモリのできあがり!ってなる危険がありますね。そんなのを1GBボードx2枚持ってて勉強代にはちょっと痛かったです^^;)。くっしーさんのような自作EEPROMライターで復活させるとかも大変参考になりました。でも、やはり横着な私は近くのジャンク屋で200円ぐらいの適当なDDRメモリ買ってきて、EEPROM付替え→SPD書換えかなと。只のPROM(リードオンリー)だったらどうしようとか不安あったり、だったら最初からライター自作しての復活が安心・エコだったり、グダグダ考えております^^;)。
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Unknown (くっしー)
2011-02-12 13:22:24
そうですね。確かに簡単にいじれてしまうので、つい私も失敗して
しまいました。
もし、もう一枚モジュールを用意して、SPD張り替えをする予定なら
そのモジュールにパラに書き間違えたSPDをつないではいかがでしょう?
データラインだけは別々にして、スイッチかクリップでつなぎ替えられる
ようにして、起動時は正規SPDで起動して、立ち上がったら書き込む前に
データラインだけつなぎ替えて書き込めば良いかと。でもメモリの所の
蓋を開けっぱなしにして、線材を引っぱり出してつなぎ替えられる状態の
物かどうかと言うハードルが有りますが、、、、
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Unknown (エコー)
2011-02-15 00:15:42
SPD切替/書込作戦がありましたかっ!
くっしーさん本当に有難うございますm(_)m。
おかげで駄目になった1GBのDDRが復活しました。
書込みNG版SPDを200円で買ってきたジャンクメモリ(作業前にとりあえず動作確認済み)にパラ接続で、SCL&SDAは足上げ状態でWindows起動後、信号2本を半田付けで切替えて(クリップとか無くてコテの絶縁性が心配でしたが)、SPDtool書込み成功です!。
SAVEしてあったSPDデータからも切替え前SPDからのデータでも、WRITE途中Verifyエラーが大量に出ましたが"無視"を連打して、元ボードに張替えたところ動作OKでした。
8pinタイプとは言えあの小さいチップではリード線の直付け半田にかなり苦労しました。。ROMライターが無い私にでも取り急ぎ復活可能で費用低減になるアドバイス大変助かりました。
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Unknown (くっしー)
2011-02-15 11:43:21
1Gメモリの復活おめでとう御座います。SPDはSOPでもシュリンクタイプ
が主流だから、ピン間が狭くて半田付けも大変ですよね。
でも、HOT状態でのハンダ付け!たとえ半田ゴテ先の電圧測定をして、
大丈夫と思っていてもドキドキしますね。無事で良かったです。
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