黒ウサギ外伝

本編『黒ウサギ的こころ』のブログです。

DDGあたご見学

2011-07-31 19:18:28 | 戯言
今日(31日)は、楽しみにしていたDDG「あたご」見学。

午前中の体験航海は行けませんでしたが、午後からの一般公開に行ってきた。


案の定、かなりの人出です。

乗艦するまで並びながら何枚か撮ってみます。

この艦のエンジンはガスタービン4機を搭載してる。

航空機用ジェットエンジンを改造したものって言えば分かりやすいでしょう。


煙突以外にも艦尾に排気口が2つあります。


煙突後ろのパラボラは対空ミサイルの誘導アンテナね。


これが除染用スプリンクラー


各部に数え切れない数があります。


いよいよ乗艦・・・人混みがキライだけどしょうがありません。


SSM-1Bは3つしかないのね(対艦ミサイル)


3短・・・短魚雷(潜水艦用)・・・見飽きた兵器でもあります。


今回はハッチ類をよ~く見学します。


各部にゴムパッキン。


ここから館内に入って艦橋へ上ります。

ラッタル(階段)が急だから、かなり渋滞ぎみです。


途中には衛星公衆電話があった。


下士官室

やっと艦橋へ到着したけど・・・すんごい人混み。

それを避けながらパチリパチリと撮影開始。






この辺りは、きりしまと同じです。


スタビライザー(船底に付いた艦の安定を保つ羽)の角度計みたい。




どんどん人が艦橋に上がって来ては下りて行くけど、私はここにずっと居て写真を撮ってるから疲れてきた・・・


一般的なチャート(海図)台

ブリッジから外を見てみましょうかね。


5インチ砲を動かしていました。


流石に62口径もある砲身だから長いね。


チャフ(レーダーかく乱防御用アルミ箔発射機)


NOLQ-2(ECM)電波妨害装置


おっ、遠くに海自最大の艦である「ましゅう」クラスの輸送艦です。

艦ナンバー426だから「おうみ」です。あたご同様、舞鶴に所属してるはず。


次はCIWS(20mm機関砲)の試射だそうですが、それまで待てなかった(何回も見てるし・・・)


艦橋から艦尾を見ると、内火艇やステルス形状の煙突などがよく分かります。


ここにも除染用スプリンクラー


熱線入り窓ガラス(これは分かりやすかった)

さて、ひと通り見たから上甲板まで下りましょう。


測距儀がぶら下がってた。


床はPタイルでピカピカ


先代の愛宕と現在の模型が飾られていました。1/350ぐらいかな?


一昔前の護衛艦は電球でしたが、今はしっかりと蛍光灯型電球(いずれはLED?)


上甲板へ下りて早速目についたのは、洋上給油用燃料補給管


艦首へ行くとチャフ・・・


VLS(何回も説明してるから省略)


MK45(5インチ砲)


訓練用砲弾・・・メーカーは


エアコンでお馴染みのダイキン製(ココム違反した事あり)


なるほど・・・


砲身の後ろの箱から出てる黒い電線はアース線でしょう。大砲を撃つと砲身が後退するから、その時に生ずる静電気等をアースします。


マズルブレーキはありません。戦車じゃないですからね。

ちなみにこの砲の砲身寿命は7000発ぐらいだったと記憶してます。戦車、ラインメタルの120mm滑空砲だと1500発だったはず。


そんな事はどうでも良いとして・・・今回はこの一枚が欲しかった。



今度は艦尾を見学に行きますよ。


途中、今時珍しいモップが置いてあった。


このフランジもかなり丈夫そうです。


アンテナ上部の丸い物はIFF(敵味方識別装置)


装甲が無いから柔らかそうな煙突に見えるけど、どうなんだろう?


X(エックス)と書かれたハッチ(常時閉の意味)


Y(ワイ)と書かれたハッチ(航行時閉の意味)


ヘリコプター甲板も人だらけ。残念ながら搭載ヘリSH60K(J?)は不在でした。


CIWS下の横棒はヘリ誘導用ランプ


格納庫内は消火用スプリンクラーだらけだし、給排気ダクトで天井が埋め尽くされていた。


格納庫はシャッターで開閉してるが、強度はあまりなさそう。

頂いたパンフレットでは乗員310名と書かれていたが、乗員に聞いたら現在の乗組員は230名だって。

だから何でもかんでもしなきゃいけないし、下が入ってこないからいつまでも下の者は下のまんまだって溢してた。

この辺りにも世情が反映されています。


さて、下艦しましょう。



斜め前から見ると先代の愛宕そっくり?です。


陸自の展示物もあるからチラリと見て・・・









水兵さん今日は楽しませて頂き、ありがとうございました。

コメント (16)    この記事についてブログを書く
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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いいですね! (くま吉)
2011-07-31 21:49:05
こんなに詳しく教えて頂いてありがとうございます。
写真、どれも素晴らしく良く撮れていますね。
私のコンデジでは逆光が上手く撮れなくて(笑)

今夜黒ウサギさんの解説を見るつもりでしたので、これで満足しました。

今回は大型モニター車なんかもありましたね。
そしてばったり友人一家に会ったりしました(笑)

お疲れ様でした。
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一緒に見学させていただきました (TIGER I)
2011-07-31 21:52:12
今でも敵のレーダーを攪乱するために欺瞞紙(チャフ)が使われているんですね.

余談ですが,私の実家の近所にレイテ沖海戦時に先代愛宕に乗っていて海を泳ぐ羽目に遭った人がいました.
乗組員は別々の駆逐艦に救助されたのですが,その駆逐艦も沈められたのと生き残ったのがあって明暗を分けたそうです.

最後の画像...
海軍のニョロニョロ敬礼が伝承されていますね.
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Unknown (ジェベリスト777)
2011-07-31 21:56:17
こんばんは。

わたしには興味が無いので、わかりませんが、
マニアの黒ウサギさんにとっては、さぞ楽しい見学だったことでしょうね!

海上自衛隊の旗って、旧帝国海軍の旗と同じなんですね!
まったく知りませんでした。
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くま吉さんへ (黒ウサギ)
2011-07-31 22:21:30
5年以上ブログを書いてますが、こんなに画像を貼ったのは初めてです(笑)
大きな声じゃ言えませんが、私の時は会社関係の人がいっぱい居て隠れながら撮ってました。
プライベートなんだからペコペコしたくないですからね。

丁度、音楽隊がAKBの曲を演奏してました。
管楽器なので、くま吉さんなら上手いかどうか分かるんだろうなぁ~って思いながら見てましたね。
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TIGER I さんへ (黒ウサギ)
2011-07-31 22:28:30
愛宕はパラワン水道でダーダーの雷撃によって沈められたんでしたよね。
その生き残りの方が TIGER Iさんの知人だったとは驚きです。

チャフもECMも健在でした。
これからは20mmに変わりRAM(多連装ミサイル)になるとかならないとか言われてますね。

いえね、こうして自分で写真を見ると実際に行くより分かります(笑)
人の頭とガキンチョが私の周りでウロウロしててファインダーを覗く度に「邪魔だなぁ~」って思ってたんですから・・・
艦首からの一枚を撮るのに15分も待ちましたよ(汗)
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ジェベリスト777さんへ (黒ウサギ)
2011-07-31 22:35:05
海軍旗の赤線は16本あり変わってません。

バイクで野山を行くのも好きなんですが、こちらはライフワークなヲタクなので止められませんです。(笑)
ただ、こうして書くと必ず「それちがうべ!」って言ってくるヲタクがいます。
自分の方が知ってるから偉いみたいな感じで・・・
あくまでも自分の好きに書くブログで迷惑な事を書いたわけじゃないのにです。
って・・・ね。
ジェベリスト777さんとこも昨日はそれに近かったからお疲れでしたね。
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Unknown (なおぴー)
2011-08-01 00:29:51
これまで艦船の見学は何度か行った事あるけど乗員の居室を実際に見た事は無かったので今回は見せてくれるんだなとびっくりしました。
食堂なんかも見てみたいです。
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なおぴーさんへ (黒ウサギ)
2011-08-01 00:39:12
艦橋近くの士官室が開いていたから一枚パチリしただけなんですよ。
兵員居住区や食堂は、上甲板下部にあるから見られませんでした。
食堂はおおすみ型輸送艦で見ましたが、艦船雑誌に出てた通りって感じでしたね。
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行けなかったけど (ぽんた)
2011-08-01 08:09:43
息子の部活がどうしても休めなくて一人で行こうかなぁなんて言ったら息子に「ありえん」!
と言われ今回は断念しました。
でも黒ウサギさんのブログを拝見させていただいて行った気分になれました。
ありがとうございます。
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ぽんたさんへ (黒ウサギ)
2011-08-01 08:25:27
そうですか・・・来られませんでしたか・・・残念でしたね。

当ブログ史上、一番写真を貼ったネタになりましたから、それなりに満足いただけたのではないでしょうか。
実際は人だらけで、艦橋へ辿り着くまでの大渋滞で参りましたし、人に押されてあずましく写真を撮れなかったのもありました。
まあ、百聞は一見にしかずなんですが・・・
次回は是非ご来函下さい。
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