もう一度、パティーの件を考える

　今回のパティーの件について、もう一度考えてみました。２日間餌を食べずにいたパティーの異変に気付いた時、真っ先に思ったのは、抱卵でした。そこで、まず、産卵床に入れました。しかし、全く動かず、産む様子はありませんでした。次に、疑ったのは”詰まり”。卵なのか、結石なのかは分からなかったので、温浴させてみました。温浴時に、暖まった頃、少し動く様になったが、気張る様な仕草は無かった。また、上げた時に、排泄口の様子をみましたが、”詰まり”の時の特徴である、液体が湧き出る様な現象も見られなかった。そこで、冬眠モードだと確信し、兎に角、温浴し、水槽の温度を上げて、様子を見ることにしました。すると、毎日徐々にですが、回復していきました。しかし、食べない！！匂いは嗅ぎに行くので、気に入ったものがあれば、食べるのでは？と思い、色々なものを試しました。でも、食べない。ここからは、食べて消化する体力が残っている間に食べることが出来るか、時間との戦いだと思いました。かなり焦りました。
　この局面で出て来たのが、りんごでした。葉っぱの匂いを嗅ぐ前に、りんごの匂いを嗅がせたときの、驚いた様なパティーの表情は、今でも忘れません。そして、食べてくれた喜びも。
　それから、３日。食べることが軌道に乗ったと思ったら、今度は、暴れ始めた！！やっぱり抱卵してたんだと思いましたが、果たして、産めるまでの体力が回復しているのか？再び不安になりました。掘り始めて１時間で辞めてしまいました。この時点で物凄い不安に教われました。３回目に掘って１時間くらいしたところで、動きが止まり、きばり始めました。しかし、何度もいきむが、卵だ出た来ない！詰まってしまったのか？かなり苦しんだ後、ようやく大きな卵を産んだ！！これで、ポンポン産んでくれると思ったら、次も、その次も苦しんでいる様でした。結局、６個全て苦しんで苦しんで、産みました。
　今回のことで、改めて、産卵は命がけだと思いました。また、全てのポイントで後手に回っていたらと思うと、ぞっとします。もっともっと勉強しろ！って言われたような気がしました。