雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

回転花火銀河M101 追加露光は毒にも薬にも (ASI533MC 導入検証)

2023年05月23日 | 機材
今回は11日夜に撮影した2番目のタイトル おおぐま座の回転花火銀河とも呼ばれるM101になります。

4月に購入したばかりの冷却カラーCMOSカメラ ASI533MC Pro の検証のために
ピックアップした明るくて見かけも大きい系外銀河です。

 回転花火銀河 M101(NGC5457) (おおぐま座)
( 元画像の 64%に縮小 ほぼノートリミング )
(  上が北になっています )
撮影DATA : 2023/ 5/ 11 23:26’~(5/12)01:12’ Vixen VC200L (fl=1,800㎜)
露出 300秒 × 18枚  Gain300 ASI533MC Pro(冷却-10°) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています
明るいわりにのっぺりとした印象の銀河だったのですが、思いのほかダイナミックに写ってくれました。

この銀河は今年3月にフルサイズの EOS6Dでも撮影しています。 ↓
タテ構図で撮影しており、北の方角は右側になります  (枠内が今回の533MCの撮影範囲)
掲載画像は2020年、2021年の撮影画像も加えて総露光時間約9時間の画像です。
この画像の撮影DATAはこちらのブログ記事で → おおぐま座 回転花火銀河M101(これで貯光9時間)
 
最初の533MCで撮影した画像の総露光時間は2時間にも満たないものでした。
そこで6日後の17日夜に追加露光を試みましたが、透明度なのか 大気のゆらぎが大きかったのか 星像が肥大。

11日の画像に、なんとか使えそうな画像を加えて再処理した画像です。 ↓
撮影DATA(追加露光分) : 2023/ 5/ 17 23:04’~(5/18)01:03’ Vixen VC200L (fl=1,800㎜)
露出 300秒 × 15枚  他のDATAは11日と同じ
強めのマルチバンドシャープ処理をかけたため画像が荒れてしまいました。
淡い部分が少し出たように見えますが、解像度も向上したかというと ・・

当然の事ですが、追加露光する画像の質によっては単にソフトフイルターをかけただけという結果もあり得ます。


当ブログ恒例の「只今撮影中」ショットですが、2夜のうち11日夜のものです ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2023年 5月12日00時50分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×5枚 ISO1600 
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影


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16日と17日の二夜連続の徹夜撮影は雲は出なかったものの
透明度が悪かったのか 星像がさえません。
そのほとんどが追加露光用だっただけに がっくりです。

我が家のアヤメ族の先陣をきって咲きだしました、このあとは花菖蒲が続きます


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