雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

春の銀河 アタックプラン(M81 & M82)

2013年02月28日 | 春の銀河アタックプラン
すでに天体写真仲間のブログでは春の銀河や、気の早い方は
夏の星座こと座のM57リング星雲まで撮影されている方もいます。
残念ながら雪国越後では、3月も半ば頃まで春の銀河はおあずけです。

春に見える系外銀河(わが天の川銀河の外にある別の銀河の意)は、遠いため
暗くて小さめ、おまけに春の空は透明度が悪く、撮影に適した夜は少ないと思います。
そこで少ないチャンスを逃さないため、事前に撮影プランを検討していく事にしました。

その1回目は、3月中旬には22時頃に南中するおおぐま座のM81M82です。


M81渦巻銀河(右下) と M82特異銀河(右上)(おおぐま座)距離1200万光年(M81)、1150万光年(M82) 2010. 4. 3 VixenR200SS反射鏡筒(f=800mm) 240sec×16枚 ISO1600 EOS kssDX(FIL改造) EM-200USD赤道儀 ノータッチガイド
[ ガイド星図22時 ]
(ガイド星図を使われる場合は、クリックで拡大した後にダウンロードし、A4×2枚印刷。)

■ 撮影光学系(焦点距離)と構図 ■
春の銀河の中では2つとも明るい方なので、100mm程度の望遠レンズでも形はわかりますが・・・・
2008. 4. 5 CanonEF100mmF2.8(F4) 5分x4枚 KissDX(FIL改造) タカハシ90S赤道儀 ノータッチガイド

超望遠レンズ300mmでは・・・・・・
2009. 3.15 NFD300mmF2.8(F3.5) 3分x9枚 KissDX(FIL改造) タカハシ90S赤道儀 ノータッチガイド
まだもの足りない。やはり直接焦点での撮影が必要ですね。

2009. 5.29 2分x20枚 タカハシ90S赤道儀 、2010. 4. 3 4分x15枚 EM-200赤道儀
(共通データ) VixenR200SS(f=800mmF4) KissDX(FIL改造)ノータッチガイド

更に欲張ってエクステンダーで拡大撮影してみましたが・・・
2013. 2. 6 VixenR200SS+純正エクステンダ(合成f=1500mm)10分x4枚
Cooled60D(冷却OFF) EM-200USD赤道儀 PHDガイディング
薄雲もあり、枚数がかせげなかった事から失敗。(M82も一緒に入るf=1200mm以内が良いかも?)


■ わたしのこだわりポイント ■

(1)2つの星に分離できるか?(正確なピント合わせと、高い光学性能が必要)
(2)かすかな矮小伴銀河が判別できるか?(多めの露光時間と条件の良い空が必要)


(3)M82中心部のスーパーウィンドが明瞭に見えるか?(FIL改造によりHα領域の感度UPが必要)

次回は しし座のNGC2903 の予定です。

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「記事トーナメント」奇跡は起きず2回戦で敗退でした。(相手が悪かった?)
応援いただいた方、ありがとうございました。

みんなで作る 「みんなの宇宙(そら)」写真館。
2月定例展示中です。
 雲上くもがみ

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記事トーナメント、早くも絶体絶命!

2013年02月27日 | ブログのはなし
先日、わたしの登録している『にほんブログ村』ランキングで
』をテーマに、記事トーナメントの参加者募集を見つけました。

』と聞いたら、雪国越後でも昔「この下に高田あり」といわれた
豪雪地に住むものとしては、だまっておられず
1/24の記事 で参加登録しました。
記事写真の一部


最終的な参加者数は 82人。
せめて「Best16くらいに入れれば、このブログで報告でも・・・」と
考えておりました。

昨日の第1回目総当たり戦は無事突破できました。
これで64名に絞り込まれたのですが
本日(2/27) 第2回戦 の対戦相手を見たところ

なんと 写真教室の先生で、さっぽろ雪まつり写真教室でご自身が撮影された
写真をメインにしたブログ記事での参加でした。

という訳で、奇跡でも起こらない限りここで敗退!

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2月展示「みんなの宇宙(そら)」 (馬頭星雲ほか)

2013年02月26日 | みんなの宇宙(そら)

< 星好きの仲間たちでつくる写真館 です >

今回で4回目になりますが、これまでの展示は左サイドバー
カテゴリー みんなの宇宙(そら) からご覧ください。

今月のテーマは 冬の星雲・星団の中から、まだ展示の無い3つを選びました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回から「画像投稿の部」と「ブログ参加の部」をまとめて展示いたします。
クリック画像拡大または掲載ブログ(HP)画像にリンクできます。

■ 「馬頭星雲(オリオン座)」 ■
 

 

 

 

 

 

 

 


■ 「クリスマスツリー星団とコーン星雲(いっかくじゅう座)」 ■
 

 

 

 

 

 

 

 


■ 「シーガル(かもめ)星雲 またはわし星雲(いっかくじゅう座)」 ■

 
(シーガル星雲は、シリウスの左上にかすかに写っています。)

 

 

 

 

*各画像の掲載順序は焦点距離の短かい(拡大率の小さい)ものからですが、
トリミングや受光面のサイズのちがいから、必ずしも掲載した見かけの大きさは
順番になっていません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回は展示作品の募集時期が遅くなってしまったのですが、
これまで「ブログ参加」していただいた皆様のご協力で
にぎやかな展示となりました。・・・・・・・・・・・・・・

ブログ参加」の皆さんのURLをお知らせしますので、各ブログ・HPへの訪問も
よろしくお願いいたします。(バナークリックでリンクします)

おりおん さん・・・・http://orionsky.net/wp/
tantan さん・・・・http://yoshi8472.my.coocan.jp/index.html
ヨネヤン さん・・・・http://www.asahi-net.or.jp/~dy7s-ynym/
tsukadom さん・・・・http://astro17.blog.fc2.com/
まるこう さん・・・・http://keepwb.wordpress.com/

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みんなで作る 「みんなの宇宙(そら)」写真館。
コンテストでは無く、展覧会 です。
次回はもっとにぎやかに。

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つくりかけの帆船(ふね)第2号

2013年02月24日 | 木製帆船
木製帆船(フランス戦艦 ラ・クローンづくりの過程を写真中心でお見せしています。

みなさんも気分転換に、船が次第にできていく様をボケーッとご覧ください。
(これまでの分は、左サイドバーの カテゴリー木製帆船 でご覧ください。)


木製帆船づくり、はやくも最大の難関
(写真はいずれもクリックで拡大表示可能)

木製帆船で一番やっかいなのは、船体側面の板張りだと思います。
平らな板で、なめらかな船体の曲面をつくらなければならないのですから。

船体を輪切りにしたような竜骨(フレームリブ)の側面に、これから板材を張っていきます。

2005.4.23 船体側面の下板張りに着手。
まず上部甲板に沿ったライン(シアーライン)で、左右交互に3枚ほど張っていきます。

平らな板材を船体の曲面にあわせるため、お湯につけたあとアイロンで反りをつけてから張っています。

木工ボンドが乾くまで、百円ショップで買った画鋲とクリップで固定します。

後ろに板材を曲げるのに使ったアイロンが見えています。
(家内の使用許可は取ってあります。・・・念のため)

2005.4.24 この船はフランスの戦艦で大砲を72門も搭載しています。
この段階で大砲が有効に使えるようガンポートなどの穴あけを行います。

ガンポートの位置に画用紙を張り、ドリルで穴あけ。ヤスリで整形します。

更に下層の甲板のガンポートの穴あけまで進みました。
この段階でも、上から見てみると
まだ始まったばかりですが、結構さまになっているでしょう?

この続きは、次号 で

「つくりかけの帆船(ふね)」 初回記事は こちら

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ブログではどんどん出来ていきますが、まだまだ始まったばかり。
木製帆船の製作は大変な時間がかかりますが、途中・途中の姿も楽しめます。
気長におつきあいください

雲上くもがみ

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R200SS用に新型コマコレクター購入

2013年02月23日 | 機材
 去年夏に、こづかい減額を条件に冷却デジカメを買って以来、まったく”設備投資”は絶望的な状況が
続いていたのですが、先日確定申告に行ってみたところいくらか還付される事がわかりました。

 もしかしたら家内の許可が出て何か買えるかも、と気持ちがうずいていたところ、
目に入ったのがミッチーさんのブログ記事


 わたしのメイン機材のR200SS用のビクセン純正コマクレクタの性能すら引き出していないのに、
前から汎用性のある他社のコマコレクタに興味がありました。
 特にバーダー社のコレクタは価格的にも手頃でずっと入荷待ちだったところ、新型が発売された事を知りました。
 (という訳でミッチーさん・のんたさん、購入したのは記事の内容のせいでは無く、後悔したとしても自分のせいです。)

 還付金の範囲内でという事でなんとか家内の了解を取りつけ、さっそく注文しました。
 
 注文して2日ほどで届いたのですが、やはりそのまままでは使えない事がわかりました。

 
(左は純正コマコレクタ3、右が購入したMPCC MarkIII、 右側画像はTリング装着時)

 MPCC MarkIIIは2インチ接眼部に挿入して使うのですが、
 
 R200SS購入時には2インチアダプタは付属されてきません。
 (純正コマコレクタは直焦ワイドアダプター60を介して直接ネジコミます。)
 予想はしていたのですが、アダプタを追加注文しました。
 
 (このアダプタは60mmネジが両面に切られてリバースで光路長を変えられます。)

 
 ( 左下が直焦ワイドアダプタ60 、右下が60→50.8AD(R) ) 

  
 60→50.8AD(R)(右側)のリバースにより、純正コマコレクタとほぼ同じ光路長となります。

 
(左が純正コマコレクタ、右がバーダーコマコレクタ。少し光路長が長い分止めネジとカメラの干渉がありません。)

 一番肝心の画質については、もう少し春らしくなるまでおあずけです。

 ただコマコレクタレンズ径が純正に比べてかなり小さい事が気になりました。
 ミッチーさんの記事で、検証をおこなったのんたさんも特注のワイドアダプタを作ってもらってます。
 
 そこで、雪の舞い落ちる空をバックに周辺減光の撮影だけ実施してみました。
 一応、前面に「フラット撮影用スーパーの袋」を装着して撮影しました。
 

 Vixen純正のコマコレクタ3 
 

 今回購入したバーダー コマコレクタ
 

 (両方に共通して、画面下に”カゲリ”が見られますが、これはミラーボックスのスポンジによるものと思われます。)
 やはりレンズ径の違いが周辺減光の差として表れていますが思ったほどでは無く、
ステライメージでも十分処理が可能と考えます。
(画像はステライメージのものですが、「レベル調整」で極端にコントラスト強調してあります。)
 (のんたさんは、フルサイズのカメラのためワイドアダプタを特注しています。)
(2014 2. 8 追記 Cooled60Dでの実際の撮影において、バーダーMPCCのケラレにより下端のカゲリが強くなる可能性アリ)

 おまけで、純正エクステンダー(合成f=1500mm)の周辺減光も撮影しました。
 

 新型コマコレクタ+Canonエクステンダの画質も気になるところです。
 
 実際に撮影できる時期がきましたら、あらためて検証結果を報告いたします。

 *1年後に検証を行っていますので、こちらも参照願います。
 

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みんなで作る 「みんなの宇宙(そら)」写真館。
コンテストでは無く、展覧会 です。
参加お待ちしています。 雲上 くもがみ

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