雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

「天体アルバム2017」 7・8・9月撮影分

2017年10月31日 | 天体アルバム2017
いつもの夏も雲が多めであまり撮れないのですが今年は特にひどかった。
7月・8月は全く撮れずに、恒例の四半期ごとのアルバムも実質9月分のみになりました。

アルバム化にあたり画像処理をやり直しています。

7 月
仮住まい中のアパートから 晴れれば自宅へミニ遠征の意気込みでしたが その機会はありませんでした。

8 月
3日にはリフォーム後の家に戻れたのですが、全国的に天候不順で一夜も撮れず。
( 去年は8月に7夜も撮影できたのですが・・)

9 月
連日天候不順が続きぼやいていたところ、後半やっと晴れてくれました。

2017/ 9/18 ・19am
比較的明るいR200SS(コレクターPH)鏡筒でも 露光時間を15分まで延ばしました

ちょっと構図が窮屈、縦位置で撮った方がいいかも

2017/ 9/24 ・25am
撮影時刻が早かったためか、暗部が今一出ていません

意識したせいか、今回の2枚モザイクきれいに無駄なくつながりました

2017/ 9/25 ・26am
今回はモザイクでは無く、縦構図で撮りました

以前にもこの構図で撮っているのですが、今回は1枚15分のたっぷり露光で

15分露光8枚でもコントラストが不足しているような・・(自宅撮りの限界?)

2017/ 9/28 ・29am
毎度おなじみの構図です「遠い銀河、更にずっと遠い銀河」

主役が小さかったため、この画像は少しトリミングしています

今回のアルバム作成では下部の画像データの見せ方を変えています。
これまでは画像の上下をトリミングしてデータ部分の黒帯スペースを確保していました。
今回はトリミングなしで画像に文字を重ねています。(縦横比率はA3基準)
トリミングなしの元画像が見れて良い
× 画像に文字が重なって煩わしい
それとも
△ そんなの関係ない!
ですかね。

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9月は駆け込みでなんとか撮れたものの
10月は再び収穫 ”0” の天候に。
いっそのこと 雪国の冬に連日星が見えるとかの異常気象を期待。
使わなかったマット紙で始めたペーパークラフト
これでおおよそ半分完了といったところです

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ここまで星が見れないんなら、こっちにも考えが 。

2017年10月27日 | 天体写真よろず話
昨日も今日も昼間は秋晴れなのに、夜になると決まって雲が出ます。
(他の方のブログを見ると 連日星が見えているところもあるようですが)

昨夜もうまくすれば月ぐらい撮れるだろうと、設営したのですが・・
暗くなり始めた頃には予報より早く雲が出てしまいました。

雲が薄くなっても こんな時の月面はユラユラでまずひどいもの。
どうせ雲予報で期待できない事がわかっているので いさぎよく撤収しました。
結局10月の新月期もまったく撮影できずに終わりそうです。

月に一夜撮れるかどうかじゃ「天体写真が趣味」なんて言えるのでしょうか?
おまけに雪国越後では冬の3,4か月は鉛色の空に覆われてしまいます。
そんな訳で『たまたま星が見えたら撮影』ぐらいの気持ちでいた方が
ストレスたまらなそうです。

その一環として手軽にできる製作活動を見つけました。
( 製作途中の「木製帆船」の再開は片手間では無理です )
それは ペーパークラフト
きっかけは先日展示作品プリント用にマット紙を購入したものの、
結局使わずじまいで終わったこと。( 前回記事参照 )
この先も使う予定がないことから ”もったいない”と思っていたのですが、
 用紙ケースの裏面にこんなものが
この時点では簡単にできる切り紙細工程度に考えていたのですが
実際に見てその完成度の高さにびっくり。

さっそく無料で提供されているパーツデータの中から難しそうなのを選んでダウンロード。
わたしが選んだのは「恐竜」ジャンルの中で部品データがA4で15枚のもの。
ダウンロードしたものをプリントするのですが、基本がA4のためA3用紙を2枚に切ってプリント。

基本的にはハサミとボンドだけで製作ができます。
作成手順もダウンロードできますので、PC画面で見ながら作成しました。

パーツ図の1枚目が終了したところ。(全15枚中)
恐竜(スピノサウルス)の上あご部分になりますが、口の中も手を抜いていません。
完成するとかなり大きくなりそうです。

これで11月の満月期も退屈せずに済みそうですが、
他にも多数のすばらしいデータが揃っており
今日も星が見れそうにない」なんて時にストレス解消に使えそうです。

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今年の夏も異常でしたが秋もひどいです。
我が家の庭でもちょっとした異変が。
春先から葉を延ばし秋に花をつけるりんどう
いつもの年なら夏場で葉が焼けて花だけの姿なのですが

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写真というより襖(ふすま)絵、マット紙初プリント。

2017年10月24日 | 天体写真よろず話
上越清里 星のふるさと館 の「星の文化祭」展示作品の応募締め切りまであとわずか。
風邪のほうもだいぶおさまってきましたのでプリントしてみました。

まずは写り込みを防ぐため今年初めて使ってみる”マット紙”でのプリント結果。
右側がマット紙でのプリントになります
実際に使用したプリント用紙です 

いずれも額縁に付属のクリアパネルは取り外してあるのですが、写り込みの差は歴然。
というよりも、マット紙は”写真”というよりもふすまに近い質感。
若かりし頃、自宅暗室で焼いた全紙のモノクロプリントを想定していたのですが、
それともちがう!

予想以上にコントラストがしっかりしている点は評価できるのですが、
このペーパーならではの制約があることもわかりました。
〇 厚紙なため通常の給紙方法では無く「前面トレイ給紙」が必要。
〇 「フチなし全面印刷」ができない。(前面給紙では精度不足?)

当初はA3を2枚つなげてA2パネルを考えていたのですが、
「フチなし全面印刷」ができない事からマット紙での作品プリントを断念しました。
結局、今年も写り込みから逃れられない光沢紙での展示になりました。
今年の展示作品一覧です。(A2パネル 2枚組・A2パネル ・A3パネルX4枚)

パネル作成途中と使用した主なパーツです。
パーツは ヨドバシカメラのネット購入

上越清里 星のふるさと館 「 第7回 星の文化祭
11月3日(金)~20日(月)

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先ほどふるさと館のHOSOYAさんが自宅に来られ
展示作品をお渡ししました。
わたしも来週土曜日あたりにいってみようかな。
この間あそびに来てくれた孫娘あみちゃん もう一歳になりました
( 草のチクチクがいやなのか いつも大うけの大開脚 )

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喜んでもらえる展示会写真って、どんなの?

2017年10月20日 | 天体写真よろず話
新月期最中なのですが・・そんなの関係ない! という天気が続いております。

当方1週間ほどブログ更新をさぼっておりましたが、これでも結構忙しかったのです。
先週金曜日には まもなく一歳を迎える孫娘の運動会(?)で千葉まで。
翌日には親戚の法事に参加するため越後に戻りました。
そして日曜日には今度は孫娘の方からやって来てくれました。
やっとつかまり立ちができ始めたころで、おしゃべりは上手ですが意味不明(笑)。
でも面白くて水曜日に帰るまでずっと遊びたかったのですが・・、風邪がひどくなって(悲)。

そんな訳でまだ夜中になると咳が止まらないのですが、
やらなければならないことが。
上越清里 星のふるさと館 の 第7回 星の文化祭 が近づいてきたのです。
すでに展示作品の依頼もいただいています。
なんといっても第1回から参加させていただいているので、今年も・・。

第1回(2011/11)の文化祭では 額縁まですべて用意していただきました
第1回は退職を翌年に控えていましたが 退職後に本格的に天体写真に取り組んだことから、
星の文化祭はわたしの天体写真の歴史でもあります。
第1回は初めて人に見てもらえる照れと喜び
第2回は撮影用グッズ紹介なども追加
第3回からはより大きいサイズで展示するためA3プリンターを導入。
さらにA3+A3=A2という荒業も試してみました

3回目以降は展示用パネルの選択や、写り込みを減らすための模索が始まります。
そして昨年第6回では初めてプリントを外注に出しました。
A2サイズですが写真の継ぎ目も無くなり、ビニルカバーを外したため写り込みも少なくなりました

そして今年7回目を迎えるのですが・・迷っています。

果たしてまた今年も同じようなものをお見せしていいんだろうか?
むろん色々模索しながら以前よりは、ましな画になっているはずですが・・
天体写真など撮っていないほとんどの見学者の人(含む子供)には
今年のM74(メシエ天体で最も見えにくい)の画より
7年前に撮り始めたばかりの頃のアンドロメダ大銀河の画の方がうけるんだろうなぁ

と いった悩みなんです。
これ『星景写真』ならまた違うんでしょうけど、
地上を離れた宇宙空間だけを切り取ってる『天体写真』ならでは悩みですね。
いっそのこと、昨年は赤だったので今年は緑でいってみようとかできるといいのに。

そんな訳でまだ悩んでいます。
とりあえず今年は初めて無光沢のマット紙を注文してみました。
そして試しにこんな写真を考えてみました。
タイトル(仮)は『 自宅で撮った春の系外銀河 』
今年春に撮った系外銀河をA3×4枚に分けてプリントして、
それをA2パネル2枚に貼り付けて展示したらどうかなと・・
それにしても、あまり時間がありません。

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選挙結果もこわいですが、その後の台風も。
前回近くを通過した台風は大した事無かったので、
ちょっと油断しすぎてるかな。
先週のウォーキングでのスナップ 農家の庭先どんな人が座るんでしょう?

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もっとも見えにくいメシエ天体 M74銀河(うお座)

2017年10月13日 | 天体写真(系外銀河)
先月28日夜、上弦の月も沈み 灯火の灯りも気にならなくなった頃。
次に何を撮るか迷った末に、
メシエ天体の中でもっとも見えにくい」 と言われるM74銀河を撮る事に。
かなり昔に挑戦してその手ごわさを知っているのですが、
今回はたっぷり露光で挑戦してみました。

M74 (NGC628)  (うお座)
(  画像クリックで 元画像の30%まで拡大表示できます  )
(  の方向 )
撮影DATA : 2017/9/29am 01:44’~  Vixen VC200L+レデューサー(合成f=1,278mm F6.4 )
露出 20分 × 7枚 ISO 3200 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却 -7℃ 外気温 約11℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
DATAには記載してありませんが、星の色が飽和するのを防ぐため2分露光4枚をコンポジットしたものも重ねてあります

元画像の50%縮小で銀河部分をトリミングしてみました。
( 上が北になるよう画像を回転しています )
淡い事にはかわりありませんが、それなりに良く写ったと自己満足。
だって、4年前に撮った時はこうだったのですから 
( 画像クリックで全体画像を表示 )
撮影DATA : 2013/11/ 5 20:30’~  Vixen R200SS+canon1.4x(合成f=1,120mm F5.6 )
露出 7.5分 × 14枚 ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D タカハシ EM-200 USD
ガイドスコープ GS-60S OrionSSAG PHDGuiding ステライメージ7
4年前はまだ星が流れ気味でしたが、この時は更に大きな理由がありました。
興味のある方は 撮影時のブログ記事
無謀なり! M74北極星なしでR200SS+エクステンダー」2013.11.14

自宅裏口付近で撮影中のショットです。
( 画像クリックで星座線入りで表示します )
秋の星座でも「うお座」「くじら座」は あまりなじみがない領域です。

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月も下弦を過ぎ、新月期に入るのですが
週間予報がかんばしくありません。
もう画像ストックもなくなりました。
<
赤とんぼの羽の傷みに秋の深まりを感じます

雲上くもがみ
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