雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

かみのけ座 M100銀河付近

2014年04月30日 | 天体写真(系外銀河)
24日楕円銀河M105の撮影を早々切り上げ、この夜本命のM100銀河付近を撮影。
このきりのいいメシエNo.100の銀河は今回が初ショット。
以前にミッチーさんの で素晴らしい画像を見てから
是非撮ってみたいと思ってました。

M100銀河 付近 (かみのけ座)
撮影DATA: 2014/ 4/24 22:46’~ VixenR200SS(バーダーMPCC)+Canon1.4X(合成f=1,120mm F5.6
露出 15分×10枚コンポジット Cooled 60D (気温8℃ 冷却-8℃) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7
M100銀河部分のトリミング画像です。
露光時間ではトントンなのですが、ミッチーさんの画像とはまったくの別物になってしまいました。
ここは自宅撮影の限界という事で言い訳を。
こんな環境で撮っています。(光害対策はいろいろやってますが・・)

(参考) M100銀河付近のガイド星図22時です。
 
( 画像クリックで拡大したものを保存して、A4×2枚印刷 )

==========================================
昨夜はいい曇り空だったのでフラット画像を撮影。
できるだけ撮影時に近づけるため、曇り空を撮ってるのですが、
雨空で無く、星の無い均一な曇り空というのも
これまたいつでもとはいきません。

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================






コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ついに冷却”ON”で、『乾囲送兵衛(改Ⅱ)』 実戦投入。

2014年04月28日 | 天体写真(系外銀河)
もうじき5月になろうというのに、私のCooled60Dはこわくて冷却オフのまま。
なにがこわいかというと、冷却するとカメラ内で結露してカメラがダウンするんです。
その都度、これでもうオシャカかと思うのですが、日を置くとなんとか回復してくれます。
特に日本海側は湿度が高く、この時期なら夜間90%越えはいつもの事。
FIL改造カメラの倍近い値段で買ったのに、冷やさないのでは意味が無いという事で
カメラを袋で覆い、乾燥空気を送りこむという対策を考えました。
乾囲送兵衛』と名付けたのですが、検証で改良を重ね、現在は『乾囲送兵衛(改Ⅱ)』となっています。
詳細は を参照願います。
いざ使うとなると、いろいろわずらわしい事が・・
それでも今回はじめて実践で使ってみました。
冷却用電源コード、乾燥空気送入用チューブが加わりゴチャゴチャ。
カメラモニタも袋で覆われるため、ピント合わせ・構図決めが完了したのちに装着します。
実戦では外気温+8℃ 湿度86%で、冷却後-7℃
通常は20度ほどの冷却能力があるのですが、冷却用空気が取り入れにくいためか15度にとどまっています。
多少冷却能力が落ちても壊れない事が最優先!

24日、孫の初節句で東京から戻った夜に撮影したM105付近です。
M105銀河 付近 (しし座)
撮影DATA: 2014/ 4/24 21:14’~ VixenR200SS(バーダーMPCC)+Canon1.4X(合成f=1,120mm F5.6
露出 10分×6枚コンポジット Cooled 60D (気温8℃ 冷却-8℃) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7
銀河部分のトリミング画像です。
地味な楕円銀河を撮ったのは、前回M95M96と一緒にトリオで撮らなかった為。
ステラナビゲーター9に撮った画像をマッピングして見ました。
R200SS単体(f=800mm)なら無理すれば1枚に収められます。
楕円銀河なら露光時間を増やしても変わり映えしないだろうと1時間で止め、
本命のM100銀河の撮影に入りました。

肝心の冷却による効果ですが、先日冷却無しで撮ったものと比べると・・
まだ気温がそんなに高く無いためか、表示レベル巾を狭めても違いはよくわかりません。

手間はかかるのですが、これからは冷却 "ON"での撮影になると思います。

==========================================
上京した2日目、家内はまだという事でスカイツリーに。
私は2度めでしたので、スカイツリータウン内にある
プラネタリウム「天空」を見て来ました。
最先端の映像が見られると期待したのですが・・
メリハリの無い投影画像にガッカリでした。

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================



コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゼンマイ(山菜)を探せ、それと去年のメガネも

2014年04月27日 | 我が家の四季
ゴールデンウィーク前には行かねば・・、と脅迫的観念にも近い山菜採り。
ブログを見たら去年は29日に行ってました。
春の陽気も今日あたりまでという事で、休日でライバルの多そうな春の山に出かけてきました。
自宅から車で20分ほどの春の山には山菜採りの車がかなり入っていました。
山菜といっても私がこの時期に採れるのは”ゼンマイ”くらいなのですが、
今年はもう一つの探し物がありました。
それは去年の山菜採りで無くしたメガネを探す事。
詳細は去年5月1日のブログ を参照願います。
草木にいたるまで新緑が目にまぶしい季節。
絶え間なくうぐいすの鳴き声が聞こえてきます。
緑の絨毯を敷き詰めたように見えるのはすべてスギナ。

そして去年メガネが忽然と消えた場所に。 感動の再会なるか?
10分ほど探したのですが、やはり見つかりませんでした。
(去年もかなり探していたのですが、山の神様の気まぐれでもしかしたら・・は、ありませんでした。)
結局、その場で去年と同じく”イカリソウ”を撮影。
今回はメガネは絶対はずしませんでした。
Wikipediaによると花は赤紫とあったのですが、ここのは真っ白でした。
それと私には用無しなのですが、精力剤として有名だそうです。
この付近にはカタクリの群落もあるのですが、遅すぎてほとんど花が終わっていました。
かろうじて晩生の花一輪を見つけて撮影しました。
本来の目的のゼンマイの方は
この辺では採らないオトコゼンマイ(胞子葉)だけがとり残されて目立っていました。
それでも良く探せば少しは採る事ができます。
下の写真にも4株ほどゼンマイが写っているのですが、わかりますか?
( 見つけられない人は画像クリック )

ほぼ2時間半ほどでの収穫です。
綿毛と葉を取ってゆでて天日で乾かします。
黒い糸みたいにチリチリになるまで、もんで乾かしを何日か繰り返します。
あとは保存しておいて、お正月におせちやお雑煮に。

==========================================
”1年ぶりに無くしたメガネと再会”という
感動的な記事になるかと期待していたのですが・・
収穫は少なかったのものの、
今年も春の山と短時間の触れ合いができました。

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================








コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

このエリアは初ショット、M99銀河周辺。

2014年04月26日 | 天体写真(系外銀河)
22日夜、二つ目に選んだのはおとめ座銀河団北部のM99銀河
ガイド星図22時」ではピックアップしていたのですが、撮るのは初めて。

M99銀河 周辺 (かみのけ座)
撮影DATA: 2014/ 4/22 23:49’~ VixenR200SS(バーダーMPCC)+Canon1.4X(合成f=1,120mm F5.6
露出 10分×12枚コンポジット Cooled 60D (気温6℃ 冷却オフ) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide

画像内に写っている主な銀河は以下のとおり
( クリックで等倍まで画像拡大 )
この銀河の渦巻の腕はかなり個性的です。
両方とも渦巻銀河のようですが、見えている向きがちがっています。

マルカリアンチェーンを分断するように、おとめ座とかみのけ座の境界が通っています。
M99はかみのけ座の領域になります。
自宅設置場所から西側の方向には電線が何本も横切っています。
画像の6.5等星の十字の光条に入っている斜め線は電線通過によるものです。

この夜は撤収が終わったのは朝3時近く。
そのあと9時の早い電車で孫の初節句で上京したのですが・・

==========================================
孫の相手ができたのは最初だけ。
じきに目がトロンとしてきて・・
上は家内手作りの祝いのちりめん細工
こちらは娘(いっちーママ)のオリジナル節句飾り
屋根より高~い鯉のぼり・・

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←いつもポチッとありがとうございます。
にほんブログ村

==========================================




コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トリオでも撮れるけど、M95&M96銀河(しし座)

2014年04月25日 | 天体写真(系外銀河)
4日ぶりのブログ更新です。
4ケ月になった孫の”いっちー”君の初節句のお祝いで上京してきました。
出かけたのは23日なのですが、その前の夜遅くからめずらしく晴れて
出かける日、月が昇った朝3時頃まで撮影していました。
おかげで体調不良で、ご機嫌だった孫とのスキンシップ不完全燃焼でした。
気がついたら無理のきかない歳になっていたようです。

その夜10時頃から撮った1タイトル目です。

M95 & M96銀河 (しし座)
撮影DATA: 2014/ 4/22 21:57’~ VixenR200SS(バーダーMPCC)+Canon1.4X(合成f=1,120mm F5.6
露出 10分×6枚コンポジット Cooled 60D (気温7℃ 冷却オフ) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide
右側の棒渦巻銀河がM95、左がM96になります。
空はまあまあだったのですが、雲が切れるのが予報より遅れ、総露光時間が少なすぎ。
これでも前回2年前に同じ光学系で撮ったものと比べると、
銀河の淡い外周部が少し出始めています。
撮影DATA抜粋: 2012/ 4/20 今回との相違点 5分×16枚 MPCC→コマコレクタ3 Cooled60D→kissDX(SEO-SP2)
こんなやっかいな銀河を撮ったのは、この年の3月にM95に超新星2012awが出現したため。
さすがに今回撮ったM95にはもうその姿は見られません。

今回はエクステンダーで少し拡大しましたが、R200SS単体で撮ると
M105銀河も1枚に収めることができます。
ただ左上隅にM105、下端左右にM96・M95となり、
真ん中が空いた窮屈な構図となるため、今回は銀河のコンビにとどめました。

(参考) ガイド星図22時
( 画像クリックで拡大したものを保存して、A4×2枚印刷 )

次回はこのあと撮った M99銀河(かみのけ座)周辺 の予定です。

==========================================
22日は地元の春日神社の祭礼で神輿が出ました。
わたしも以前、町内の役員が回ってきた時にかついだのですが、
団地ができて広大になったエリアを、酒の力で一日中練り歩くのは、
それは想像を絶するものでした。(少し大げさ?)

雲上くもがみ
ブログランキング参加しています。
にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ ←ポチッとおねがいします。
にほんブログ村

==========================================
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ