雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

”針”銀河 NGC4565 早くも追加露光(ASI533MC 導入検証中)

2023年05月19日 | 天体写真(系外銀河)
前回記事の編集後記で11日の夜も晴れてくれたと書いたのですが、
なんと更に16日、17日も晴れてくれて体力温存のため昼間寝て夜に備えるなんてことも。
先月ASI533MC Proを導入して現時点で5月は4夜も徹夜撮影できたのですが、
後半の2夜はリベンジというより撮影済みのタイトルの追加露光に振り向けました。

早く画像処理をと気がせくのですが
今回から11日夜の撮影タイトルの順にブログ掲載します。

11日夜の最初のタイトルは当初の予定を変更して かみのけ座の”針”(ニードル)銀河NGC4565
当初はM63ひまわり銀河だったのですが、南中時刻の早い方に変更。

 ”針”銀河 NGC4565 (かみのけ座)
( 元画像の 64%に縮小 ほぼノートリミング )
(  上が北になっています )
撮影DATA : 2023/ 5/ 11 20:58’~23:09’ Vixen VC200L (fl=1,800㎜)
露出 300秒 × 14枚  Gain300 ASI533MC Pro(冷却-10°) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています

撮影画像は26枚もあるのですが、短時間のガイドエラーが目立つ画像12枚を除いて
加算平均(σクリッピング)しています。

その後に晴れた17日には、リベンジというより追加露光がねらいで
より厳しいガイドエラーチェックで2夜分の画像を合わせた画像処理を行っています。
より厳しくチェックしなおした11日夜の星像判定 ↓
>
緑の枠内が再チェックで使用 ”” となったもの
撮影画像26枚の内、使用 ”” となったのは、更に減ってわずか9枚になりました

*今回の533MCの購入元アストロアーツ作成の「冷却CMOSカメラデビュー・・・・ かんたんマニュアル」には、
長焦点の鏡筒ではガイドの制約から露光時間1分を推奨としていました
(1分では撮影枚数が5倍に増えるので、多少歩留まりが下がっても・・)

ちなみに追加露光した17日の撮影枚数24枚のうち使用 ”” としたのは18枚でした。
( 17日の夜は透明度が悪く、星像が肥大化したのでガイドエラーが目立たなかった? )

2夜分の画像を合わせて処理した画像です。 ↓
( 5/19 17h 強めの処理画像に差し替え )
撮影DATA(追加露光分) : 2023/ 5/ 17 20:52’~22:52’ Vixen VC200L (fl=1,800㎜)
露出 300秒 × 18枚  他のDATAは11日と同じ

2夜分合わせても総露光時間はまだ2時間余、来年は透明度が良くて、もっと空の暗い時間帯での追加露光をしてみたいです。

今年2月に空の暗い時間帯にE0S6Dで撮った同銀河です。 ↓
( ピンクの枠線は上の画像の撮影範囲です )
2020年に撮った画像も加えて処理しています
この画像の撮影DATAはこちらのブログ記事で → 月がしずんで、ニードル銀河 NGC4565


当ブログ恒例の「只今撮影中」ショットですが、2夜のうち11日夜のものです ↓
( 鏡筒の向いた方角に見える小さなが今回の撮影範囲です )
2023年 5月11日22時02分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影


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今日は久しぶりの雨で「かたてま野菜」の水やりはお休み。
みんな元気に育っているのですが、小玉スイカがちょっと心配。

お気に入りの写真集の表紙に少し近づけたでしょうか?


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