雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

がっかりな きりん座NGC2403(フルサイズで長焦点)

2019年02月15日 | 天体写真(系外銀河)
今月5日夜に撮った3タイトル目は 北天の系外銀河 NGC2403 です。

撮影時(23時半ころ)の星空です

NGC 2403 ( きりん座 )
( 画像クリックで元画像の25%まで拡大表示 )
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2019/ 2/ 5 23:02’~  Vixen VC200L(f=1,800mm))
露出 15分 × 枚+分 ×  ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
拡大して見てもらうのも恥ずかしい がっかり画像です。

天の北極に近い分 星の流れは少な目だったのですが、
撮影中に次第に薄雲が広がり、星が肥大化してしまいました。
結局 1時前に雲が厚くなって撮影を中止して撤収しました。
いつもならしばらく待機するのですが、
夕方見た雲予報では撮れるのは夜半前までという事だったので ・・。

ところが撤収を終わったところで星空が戻ってきました。
気になって雲予報を見てみたら、朝方まで撮れそうな予報に変わっていましたが、
再度設営して、電柱に上る気力はありませんでした。
先日も直近になって予報を変えられていました。(この時は悪い方へ)

固定撮影ですが 雲が出る前に撮った
西に傾いた冬の星座
23時45分ころ TamronZoom(f17mm F2.8) 30秒X5枚 ISO1600 LPS-P2 KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

結局、課題を残して 「フルサイズで長焦点」 は3月新月期が本番になります。

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暖冬でずっと雪無しで来たのですが・・
昨日の朝は
ちょっとだけ雪国らしくなりました。
以前ウォーキングで見つけたフキノトウは雪の下に。

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今度はゆで過ぎたのか(?) カニ星雲 (フルサイズで長焦点)

2019年02月10日 | 天体写真(星雲・星団)
雪国で2月の新月の夜に撮れた貴重な画像2タイトル目は
超新星の残骸 カニ星雲 です。

M 1 かに星雲 ( おうし座 )
( 画像クリックで元画像の25%まで拡大表示 )
( 北 は 上方向 になります )
撮影DATA : 2019/ 2/ 5 21:02’~  Vixen VC200L(f=1,800mm))
露出 15分 × 枚+分 ×  ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
VC200Lのレデューサーを外して長焦点で撮ったのに ・・ やっぱり小さい。

おまけに等倍まで拡大して見ると、更に残念な事が。
( 等倍トリミング画像 )
画像処理で目立たないようになっていますが、
元画像では星が水平(東西)方向に流れていました。
( この夜に撮った3タイトルは全て同じ残念な結果に )
今回のタイトルの狙いは ”カニパルサー”の検出(分離)だったのですが、
むしろ3ヶ月前に撮った総露光時間わずか18分の画像の方がましかも。↓
撮影時の記事は→ 薄明後20分でゆであげたカニ星雲

ちなみに、”カニパルサー” の位置は ↓
すばる望遠鏡の画像より

3ヶ月前の画像はレデューサーを付けて合成焦点距離は
1,386mmで、今回は約1.3
1枚の露光時間も前回が8分に対して、今回は約の15分。
これじゃ、星が流れてあたりまえ?

実はそう思ってはいません。
これまでのVC200Lにレデューサーを付けた撮影ではガイドは良好でした。
星の位置を合わせずに、そのまま比較明で合成した画像です。↓
星が ”コ” の時に移動しているのは、ステラショットのディザリングによるもの
ディザリングによる移動を除けば、約80分間 良好にガイドされてる事がわかります。
ところが、今回の撮影では ↓
ディザリングをかけてなければ、星は直線状に流れているのでは
ほぼ同じ総露光時間75分で大きく流れています。
焦点距離が伸びた事によりガイドのブレは大きくなりますが、
オートガイドが機能していれば、一枚の露光時間の長さより総露光時間が問題のはず。
総露光時間がほぼ同じなのに ここまで星が流れる原因は?
いつもと違った事は ・・・
 心当たりがありました。
( 当たっているかどうか自信がないので、次の機会に検証してみるまでナイショ )

撮影時の空です。 ↓
TamronZoom(f=17mm F2.8) ISO1600 30秒固定撮影を6枚コンポジット kissDX

この夜はもう一タイトル撮ってます。(やはり流れてますけど)

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昨年オープンした上越水族館「うみがたり」で、
近くの海岸に最近漂着したという「リュウグウノツカイ」が
展示中との事で雪の中言ってきました。
全長はなんと5mもあって、想定外でビックリ (写真は全長の半分)
名前は知っていたのですが、見たのは初めて。
情報をくれたのは東京の孫のイッチー君のところから。
家内が早速写真を送っておきました。

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プレアデス星団の右半分( フルサイズで長焦点)

2019年02月07日 | 天体写真(星雲・星団)
2月の撮影はオケラかと思っていたのですが 昨日(6日)撮影することができました。

画像処理後に下端に発生する ”カブリ” の問題も解決していないのですが、
雲予報で夜半前までは薄雲程度で撮影できそうという事で、
明るいうちから早々設営しました。
設営が終れば左側の趣味部屋からリモート撮影ができます

いつもの2月なら、夜に星が見れそうでも 一汗流さないと設営すらできません。
去年2月6日の裏口の様子です。↓
暖冬はすごくありがたいのですが、
やはり1月・2月は月に一夜くらいしか撮影できない事には変わりなし。

前日が新月のこの夜の薄明終了は18時45分。
天文薄明が終わっても灯火で空はまだ明るいのですが、
焦って18時50分から撮影開始しました。
透明度は中の下ですが 今月はあきらめていただけに贅沢は言えません

最初に撮ったのは南中直後の・・

プレアデス星団 (西部) ( おうし座 )
( 画像クリックで元画像の25%表示 )
( 上 が 北方向 になります )
撮影DATA : 2019/ 2/ 6 18:50’~  Vixen VC200L(f=,800mm)
露出 15分 × 枚 + 分 × 枚 ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
前々回の記事 フルサイズカメラで 長焦点(VC200L)準備中 関連で
余り見かけない構図の昴(すばる)になっています。

去年10月にR200SSで撮ったプレアデス星団の全景です。↓
例の下端の ”カブリ” は力技で消していますが、他にもムラが残っています

このあと撮ったのは、まさに長焦点向きの かに星雲 です。

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暖冬で屋根にも雪がありません。
天気次第でウォーキングをするのですが、
もうこんなものが顔を出していました。
いつもの場所に もうフキノトウが
これから大雪になるかも知れないので、
いただくのは3月までおあづけ。

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この ”カブリ” は、本当にカブリなのか?(その1)

2019年02月03日 | 画像処理のはなし
1月は一夜晴れただけですが、2月の新月期はオケラかも。
そんな事は毎年の事なのですが 問題はブログネタがないこと、
そこで思い出したのが、
当ブログのライフワークにもなっていた「天体アルバム」が2018年後半以降未作成でした。
本来は四半期毎に選んだお気に入りの撮影画像をアルバム化するのですが、
昨年後半はまともに晴れず撮影画像が少なすぎてついつい先延ばしになっていました。

それでも記事2回分にはなるという事で、選んだ画像の再処理を始めたのですが・・
画像下端に現れる明るい帯状の”カブリ”の処理に疲れてしまいました。

先月(1月)に撮れた貴重な画像でも 下端の ” カブリ ”が目立ちます ↓



この画像撮影時は鏡筒開口部の天井に、趣味部屋の照明があたっていた事がわかっています

( 上の掲載画像はカブリ が目立つよう彩度・コントラストを強調しています )

団地内での撮影のためカブリが出るのはあたりまえ、
あとは目立たないよう どう処理するか? ということで、自己流の処理方法
「二度の減産でG/Bカブリを補正する(ステライメージ)」
などをやってきたのですが ・・・

”カブリ” だとしたら、なぜいつもカメラのミラーBOX側に発生するのか?
( ミラーBOXの出っぱりはカメラ上部ですが、倒立画像になるため画像下端に影響が出ます )
一番目立つ帯状のカブリの原因は防犯灯などによるものではなく、
フラット画像と撮影画像の特性の違い では無いか? と考るようになりました。

先日室内照明で作成し直した R200SS(コレクターPH)のフラット画像 ↓
ISO 3200 1/40秒×16枚コンポジット LPS-D2 EOS6D(HKIR改造) *ホワイトバランス調整 なし
LED光害対策フィルターのLPS-D2を付けてから、R・G・B毎のレベルの差がすごいことになっています

そうだとしても、どうやったら改善できるのかが重要ですが ・・・
ネットで検索したところ HIROPONさん のサイトで
フラット補正の裏ワザ ~RGB分割フラット補正~
が見つかりました。

わたしが使っているステライメージでは
フラット処理のパラメータ(ガンマ・オフセット)を R・G・B個別に設定する事ができません。

この 「RGB分割フラット補正」 がユニークなのは
以下の手順で R・G・B毎に個別にフラットのパラメータが設定できる事。
( * 詳細は上記のサイト記事を参照願います )
各撮影画像を「ダーク補正」、「ホット/クールピクセル除去」、「ベイヤー・RGB変換」でカラー化します。
(注1)フラット補正は行わない  (注2)「ベイヤー・RGB変換」でホワイトバランスは「自動」
カラー化した各撮影画像を「RGB三色分解」する。
使用するフラット画像も以下の方法でカラー化したあと「RGB三色分解」します。
フラット画像をフラットダーク画像で「ダーク補正」した後、「ベイヤー・RGB変換」を行います。
(注)「ベイヤー・RGB変換」ではホワイトバランスは「自動」
カラー化したフラット画像を「RGB三色分解」する。

これで各撮影画像をR・G・B毎にフラット画像のR・G・Bでフラット補正が可能になります。
各撮影画像のR・G・B毎にフラット画像のR・G・Bでフラット補正します。
フラット補正が終ったら各画像毎に「RGB合成」を行います。
ここからやっと各画像をコンポジットして通常の画像処理を行います。

(注) にある「ベイヤー・RGB変換」時のホワイトバランス操作については 記事内に記載はないのですが、
実際にホワイトバランスを自動で行ったところ、R・G・Bのレベル差が見事に補正されてました。
R200SS(コレクターPH)のフラット画像にホワイトバランス(自動)を実施した結果 ↓
G画像のレベルに B・R画像のレベルが引き上げられた結果、カーブも近似している事がわかりました

わたしもカブリがひどいときに、ステライメージの「フラット補正」パラメータの
ガンマ・オフセットをいじったことがあるのですが、
RGB一括のパラメータ設定のためか、ぱっとした成果は得られませんでした。
今回 この 「RGB分割フラット補正」 なら成果が期待できるかもと、
連日 趣味部屋に閉じこもって検証してみました。

フラットパラメータの適正値の判定(R・G・B別) ↓
撮影画像1枚を選んでパラメータを変えてみたのですが、背景が複雑で判定がむづかしい。
そこで良さそうなガンマの範囲に絞って、パラメータの組み合わせでRGB合成までやって選ぶことに。↓
その結果、R・G・Bともガンマ0.97、オフセットはすべて0が
もっとも背景がフラットになりそうでした。

ガンマ・オフセットのパラメータがRGB同じで良いなら、
あえて「RGB分割」してフラット補正する必要は無い、という事で画像処理した結果です。
表示レベルを1/4に圧縮してみると ↓
下端を除けば十分フラットになった気がするのですが ・・

やはり下端の帯は光害による”カブリ”なのでしょうか?
撮影はできそうにないので、他の画像でも引き続き検証してみます。

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この時期は『東京が雪なら、越後は晴れ!』と思っているのですが、
東京が記録的な雨無し天気じゃ、あきらめるしか。
昨夜は記事関連で気になっていたフラット光源までの距離関連で
夕方曇り空に向かってフラット撮影を実施。
これで改善があるのかも検証してみます。

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フルサイズカメラで 長焦点(VC200L) 準備中

2019年01月26日 | 機材
ずっと月も見れていないのですが 来週には下弦の月となります。
期待はしていませんが
万一 星が顔を出した時のために新たな準備をしています。
それはフルサイズカメラで VC200L(レデューサーなし) の長焦点(1,800mm)で撮影する事。

昨年6月に半ば衝動買いでポチッた EOS 6D(HKIR改造)
一画素のサイズが大きいことから、高感度でも低ノイズな事がわかりました。
ただ広い写野は、団地内自宅裏口では光害カブリの影響を受けやすくなります。
となると 高感度で長めの焦点距離で撮ったらどうか?
VC200Lに レデユーサーHD(合成f=1,386mm)を付けて数タイトルは撮ってみました。↓
M16 わし星雲
(処理をやりなおしましたが カブリの残った周辺部はトリミング)
撮影DATA : 2018/ 8/ 3 21:50’~  Vixen VC200l+レデユーサーHD(合成f=1,3867mm))
露出 分 × 7枚+分 × 8枚 ISO 6400 LPS-D2 EOS 6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam ステラショット ステライメージ7
広がりのある星雲はまだいいのですが、
見かけの小さい系外銀河などの対象は更に小さくなってしまいます。
かと言ってレデューサー無しで撮るには色々問題があります。
たとえば・・
F9.0と暗くなるため長時間露光が必要になる
f=1,800mmのオートガイドはかなりシビア・・

他にも解決しなければならない問題がありました。
光害カットフィルタが装着できない!
レデューサーHD ・ コレクターPH に装着した LPS-D2フィルターの手持ちは1枚だけです(合成画像です)
昨年購入した LPS-D2光害カットフィルターは52mmタイプ。
カメラ内蔵タイプより安価で、レデューサーHD(VC200L用)とコレクターPH(R200SS用)
両方に取り付け可能な事から購入。
ところが、レデューサーなしのVC200Lには取り付ける事ができません。
このためVC200Lをストレートに使う場合は フィルターなし と決めていました。
露光量が増える利点はあるのですが、ここに来て光害カットフィルターはやはり必要と思うように。
いろいろ考えて出した結論が。↓
「直焦ワイドアダプター 60DX」 の内部のM56ネジ(コレクターPH取り付け用)
ダウンリング(55-52) を介して取り付ける事にしました。
そのままではゆるくて外れるため、ダウンリングのネジ部分にアルミテープを貼り付け。
ネジ込む事はできませんが、はめ込んで外れないようにはなりました。

そこで VC200L に LPS-D2装着 のフラット画像も作成。
(フィルターなしのフラット画像は作成済みでした)
明るさ・色合いが可変式の天井のLED照明を使って、斜めに立てかけた障子紙を撮影しています。
色合いは最も「白い色」にして、明るさは鏡筒により調整しています。
今回のフラット撮影で鏡筒フ-ド内に照明が入り込んでいる事がわかり、
筒先をダンボール枠で囲みました。
作成したフラット画像です。↓
VC200L+LPS-D2FIL ISO6400 1/50秒×16枚コンポジット

撮影時の露光時間は15分・3分を各6枚以上 ISO6400 を予定。
オートガイドはステラショットですが、長時間露光・長焦点で星が流れないか心配。

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週間天気予報では星の見える気配はありませんが、
もし晴れても 積雪や機材の凍結などによるトラブルも心配。
4日早朝の撮影終了時にも鏡筒に霜が降りていました。
幸いトラブルの発生はありませんでした

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