雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

もう一度M81周辺で、計4時間露光

2014年03月31日 | 天体写真(系外銀河)
28日夜、木星をビデオ撮影した後も雲が出る気配が無かったため、
春の銀河を撮影する事にしました。
ただ雲予報ではいつ中断になってもおかしくない状況だったので、
3月3日に撮ったおおぐま座のM81銀河周辺を同じ構図で撮る事に。
(もし途中で中止となっても、撮れた分だけ3日の画像に追加してコンポジットできます。)
3月3日の画像は→

撮影準備が終わったころ、ちょうどM81付近は南中を過ぎたところでした。
(空の右側が明るいのは近くの公園の防犯灯によるもの)

結局、当初リモコン設定した10分露光×12枚無事に撮り終える事ができました。
M81銀河周辺 (おおぐま座)
撮影DATA: 2014/ 3/28 21:47’~ VixenR200SS(f=800mm F4) バーダーMPCC MarkⅢ
露出 10分×11枚 コンポジット Cooled 60D (最低気温6.9℃ 冷却オフ) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 FlatAide CanonDPP
雲が無いとは言え透明度は悪く、気温も前回より10℃近く高くなっています。
この夜も湿度が高く、雲でいつ中止になるかわからなかったので冷却はオフで「乾囲 送兵衛」の出番なし。

それでは3日の画像に今回のものを加えてコンポジットしてみました。
総露光時間はおおよそ4時間になります。
もともと左下のNGC3077を入れるため、故意に傾けているのですが、
前回と傾きがずれたため少しトリミングしてあります。
どうでしょう、成果はあったと思うのですが。
こんな調子で何年もかけて、”総露光時間24時間”というのも夢ではありません。
(問題は同じ機材で何年も撮り続けられるかどうか?)

そういえば、M82に出現した超新星2014Jはどうなったのでしょう。
1月末にはこんなに明るかったのですが、
ずいぶん暗くなっていますね。(こうして次第に忘れ去られて・・)


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せっかくの新月期なのですが、
昼間晴れて夜曇るというパターンが。
一般の人にとってはその方がありがたいんでしょうけど・・

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悔しいから、しつこく木星・火星。

2014年03月30日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
28日夜はまたまた中途半端な雲行きでした。
夜半過ぎにどん曇りになるのはわかっているのですが・・
GPV予報では雲の通過はあるものの夜半前は晴れ間もありそう。
こんな時こそ短時間で撮影できる木星をリベンジ。
透明度は平均以下だったのですが、風が無いので前回以上の木星像を期待しました。
20時過ぎ ふたご座の木星はまだ高く、オリオン座は西に傾いています。

撮影に使用したビデオカメラSONY HDR-CX170は4年前に”裏面照射型CMOS”で感度が高いという事で、
天体撮影用に購入しました。(ズームを最大にしても明るさは十分でした。)

ビデオモニターでは風が無い分、あきらかに前回より像が安定していたので期待したのですが。
左が動画を1200フレームスタックしたもの。右がRegiStax6でWavelet処理したものです。
完成画像と同時刻のステラナビ9の画像です。
( 完成画像はステラナビに合わせて180°回転移動しています。)
撮影DATA: 2014/ 3/28 19:08’頃 VixenR200SS(f=800mm F4) NLV 9mm接眼鏡
録画 約2分(3537フレーム) SONY HDR-CX170 EM-200USD赤道儀 RegiStax6 CanonDPP
約1時間後(20時12分頃)に再び撮影した画像です。
木星は巨大な割に自転周期が短く(約10時間)、大赤斑がもう隠れようとしています。

期待していただけにがっかりの完成画像でした。
がっかりついでに、夜半過ぎに撮った火星も見てやってください。
下は同時刻(29日0時20分頃)のステラナビ9のもの

今回はRegisTax6の処理も試行錯誤を繰り返したのですが、
わたしの天体写真再チャレンジのきっかけとなったさん のブログをみると、
処理前のスタック画像で、すでにわたしの完成画像よりはるかにいい。・・ どゅぅこと!
したがってWavelet処理もいたってシンプル。(わたしみたいにこねくり回していません。)
いくらシィーングが悪かったといっても、ちがい過ぎです。
( もっとも撮影専門で、まじめに望遠鏡を覗いたことは無いので、
良いシィーングの時の見え方がどれほどのものかわからないけど・・)

きっと機材のせいなんだ。(・・技術のちがいじゃないの?)
思い切り短焦点化したR200SS反射鏡を、接眼鏡(NLV9mm)と
ビデオズームMax(光学25倍)で無理やり拡大してるんだもの。

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もういちどチャレンジするとしたら、
シィーングが明らかに良い夜か、
ビデオでは無く、EOS CMRによる動画撮影に
なるでしょう。

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ドラゴンボール星雲と石の矢じり銀河(おおぐま座)

2014年03月28日 | 天体写真(系外銀河)
23日夜、NGC2903(しし座)のあと撮影した、おおぐま座のメシエコンビです。
後半、下弦の月が昇ってきてもしばらく撮り続けました。

系外銀河M108と惑星状星雲M97 (おおぐま座)
撮影DATA: 2014/ 3/24am 00:00’~ VixenR200SS(f=800mm F4) バーダーMPCC MarkⅢ
露出 10分×13枚 コンポジット Cooled 60D (外気温3.6~2.3℃ 冷却-16.3~-17.1℃) ISO 1600 LPS-P2FIL
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7 CanonDPP
写っているNGC ・ PGC銀河名の表示を入れました。・・目が疲れて途中で断念。  ( 画像クリックで見れます。)

個別のメシエ天体の等倍表示です。
M108 (NGC3556)
( 石の矢じり銀河 とでも名付けましょうか? )

M97 (NGC3587)
ふくろう星雲と呼ばれています。( ドラゴンボール星雲 という名前もどうでしょう? )

それぞれ個性的ではあるのですが、拡大しても新しい発見があるわけでも無し・・

調べてみたら、以前このエリアを撮影したのは4年前(2010/04/08) でした。
総露光時間42分(3.5分×12)、カメラ KissDX(改造)が異なります。
4年間の進歩はあったのでしょうか?

このところおりおんショットに無理やり写り込んで、狼男や亡霊と間違われてましたので、
今回はかっこよく登場させてみました。
北斗を仰ぐ雲上(くもがみ)の図 

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新月期に向かい、晴れの周期に入ったかと思ったのですが。
雲がまとわりついてスカッとしません。
曇るのか晴れるのかはっきりしろぃ!

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三度目の木星。円いだけの火星。

2014年03月27日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
23日の夜、しし座のNGC2903銀河の撮影に先立ち木星のビデオ撮影を行いました。
木星は月明かりでも撮れるという事で今月3回目。
ビデオ画像の画面コピーですが、今回もご覧の通り2本の横縞がわかる程度でした。
この時間帯の木星面をステラナビで見てみると。
大赤斑が見えています。( 撮影時ビデオモニタでも何かあるというのはわかりました。)
ビデオ画像からは今回も期待はずれだったのですが、
RegiStax6の勉強も兼ねて何度か処理を繰り返してみました。
不自然にならない程度に処理したものです。
撮影DATA: 2014/ 3/23 20:08’~ VixenR200SS(f=800mm F4) NLV 9mm接眼鏡
録画 2分3秒(3732フレーム) SONY HDR-CX170 EM-200USD赤道儀 RegiStax6 CanonDPP
歯がゆいような画像ですが、風でモニタ画面が揺れるような夜では仕方なし。
それでもぼんやりと大赤斑が浮かび上がってきました。
ステラナビでは大赤斑はこれから見えなくなるところで、
自転がとてつもなく早い巨大惑星を20分後に撮ってみました。
これを見るとビデオ録画時間が長すぎると、惑星面の詳細が流れる危険があります。

同じ夜、日が替わった2時半頃に火星も初めてビデオ撮影しました。
処理後の画像です。
撮影DATAは木星とほとんど同じので省略
他の方の撮った画像と比べると、ぼんやり見える明るい模様は
必ずしも処理の副作用で出たものとは言えないようです。
参考に同時刻のステラナビです。

火星は4月14日に最接近となりますので、これより少しだけ大きく撮る事ができます。

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今回はパラメータの多いRegiStax6に少し慣れました。
次回条件の良い時に再挑戦してみます。
惑星写真は撮影自体は短時間で済むのが利点です。

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”ふきのとう” 食べごろコンテスト

2014年03月26日 | 我が家の四季
急にあたたかくなった今朝のこと、家内から指令が発出されました。
ふきみそ無くなったから、またふきのとう採れるかなぁ」
初物をいただいたのが15日。
そのあと家の庭にも芽を出したのでそれもいただきました。
そこで・・「 雨が降ると悪いので早めに行くぞ。」と、くもがみ
「 花粉症だからあんた採って来て!家内

長靴とスーパーの袋を持って車で出かけました。
近所ではもう花が開きすぎているだろうと、10分ほどの正善寺ダムのふもとまで。
遠目でも道路脇の土手や畑にふきのとうがいっぱい。

日の光を浴びて、一斉に花を咲かせているふきのとうもいいのですが・・
我が家で人気があるのは・・
あんなのや・・
こんなの。
花が開いたものは苦味(にがみ)があるだろうと(実際に食べ比べた訳では・・)いう事で。
食費を浮かせるのが目的ではないのですが、食べごろのものがたくさん採れました。
正善寺ダムです。まだ3月というのに雪がほとんどありません。
この小雪で夏 水不足にならなければいいのですが。

ちょっと採り過ぎたかも?
この中から、食べごろBest3を選ぶとすると・・
"大きさ"と"若々しさ"が選考基準です。(それと花芽がでかすぎない事。)

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ふきのとうは、いくら採っても絶滅のおそれが
ないところがいいですね。
その点、つくしも同じですが、我が家では食べません。

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