雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

月齢13 南東部 動画処理(Lunar100 月の地形100選)

2019年12月25日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
前回記事から一週間も経ってしまいましたが、今回は月面南側の動画処理画像になります。
前回の北東部は東西方向に長い(横長)モザイクでしたが、
今回は南北方向に長い(縦長)モザイクになりました。


1分録画の13カットをつなぎ合わせた 欠けている側の南部の処理画像です。
月齢13 (南東部)
( 画像クリックで元画像の50%サイズまで拡大できます )
DATA: 2019/12/ 9 22:57’~24:50’ (1分間動画)x 13モザイク
VC200L+EF1.4x(合成f=2,520mm)  ASI 224MC
Firecapture(録画)
AutoStakkert(1000フレーム/約2000フレーム) RegiStax6(Wavelet処理)

今回も Lunar100 月の地形100選 の対象を
モザイクする前の縮小なしの元画像でピックアップしてみました。

 ( 画像クリックで縮小なしの拡大表示できます )

L13 Gassendi(ガッサンディ)  ■ L44 Mersenius(メルセニウス)
L91 De Gasparis Rilles(デ・ガスパリス谷)
L13 ガッサンディのクレーター内にも複雑に入り組んだ細い谷が見えます

L39 Schickard(シッカード)
L39 シッカード は直径212kmの巨大クレーター

L30 Schiller(シラー)  ■ L43 Wargentin(ワルゲンチン)
L59 Schiller-Zucchius basin(シラーズッキウスベイスン)
月の縁のクレーターは細長く見えるのですが、L30 シラー は実際に細長いクレーターです

L54 Hippalus Rilles(ヒッパルス谷)  ■ L60 Kies Pi(キースπ)
L81 Hesiodus A( ヘシオドスA )  ■ L84 Pitatus(ピタトス)
L60 キースπ は小さなドームなのですが、拡大不足と影が出ない月齢のためこの画像では白いしみにしか見えません

L6 Tycho(ティコ)  ■ L9 Clavius(クラビウス)
もっと若い月齢なら 影がくっきりとして 小さなクレーターまで明瞭に見ることができます

たった一夜の撮影でLunar100のうち
1/4の25対象も紹介できるとは思っていませんでした。
これまでは 明るい月は邪魔者と思う事が多かったのですが、
Lunar100の存在を知った事により
拡大撮影をする目標ができました。

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今年は雪はまだなのですが、週間予報では星は無理。
9日に撮ったこの月が今年の撮り納めになりそうです。
それよりも ついに隣の空き地の工事が始まった。
来年はどうなる?

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月齢13北東部 動画処理(Lunar100 月の地形100選)

2019年12月17日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
撮ってからずいぶん日が経ってしまいましたが、9日夜に静止画の撮影を終えた後
CMOSカメラに取り換えて撮った動画の処理が終わりました。

1分録画で15カットをつなぎ合わせた 欠けている側の北部の処理画像です。
月齢13 (北東部)
( 画像クリックで元画像の50%サイズまで拡大できます )
DATA: 2019/12/ 9 22:57’~24:50’ (1分間動画)x 15モザイク
VC200L+EF1.4x(合成f=2,520mm)  ASI 224MC
Firecapture(録画)
AutoStakkert(1000フレーム/約2000フレーム) RegiStax6(Wavelet処理)

冬なのに月面のゆれが穏やかだったので、南部も含め合わせて30カット(1分録画)。
2時間もかかったため、月の高度が60°から40°に低下し後半の画像が劣化。
画像のつなぎ合わせをいつものように Image Composite Editor(マイクロソフト) で行ったのですが、
劣化した画像が前面に出たりしたので今回は手作業で重ねあわせました。

拡大率は低めだったのですがシィーングに恵まれたせいで
等倍画像でも結構見れる画像が多く撮れました。

たまたま Lunar100 月の地形100選 なるものを見つけましたので
モザイクする前の縮小なしの元画像でピックアップしてみました。
 ( 画像クリックで縮小なしの拡大表示できます )

L5 Copernicus(コペルニクス)  ■ L74 Copernicus H(コペルニクスH)

L11 Aristarchus(アリスタルコス)  ■ L17 SchrÖter's Valley(シュレーター谷)
L22 Aristarchus Plateau( アリスタルコス台地 )  ■ L86 Prinz Rilles(プリンツ谷)

L14 Sinus Iridum(虹の入江)

L42 Marius Hills( マリウス丘 )
マリウスクレーターの西壁が丘になっているのですが、太陽が逆から当たっているためこの画像ではわかりにくい

L49 Gruithuisen Delta & Gamma(グルイテュイゼンδ、γ)
L62 Rümker( リュンカー )

L68 Flamsteed P(フラムスチードP)  ■ L77 Sirsalis Rille(シルサリス谷)

他にも今回の動画撮影で写りこんでいる対象はまだあるのですが
● もっと欠け際の時の方がより鮮明な画像が期待できる
●もっと拡大撮影した方が対象が明確になる・・・・・
ということで外し、今後再挑戦することにしました。・・・・

次回は南側(南東部)の動画処理画像の予定です。

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Lunar100 を知ったのはごく最近です。
月なら満ち欠けの1ヶ月ですべて撮る事も不可能では無い
などと思いつつ、一昨日の満月過ぎの月を”南中が遅い”
という理由で撮り逃がしてしまいました。
( ほんとは寒くてサボッただけ )

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満月期につき晴れてます。(月齢13 静止画処理)

2019年12月11日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
この趣味「天体写真」の最大の障害は、日本海側につき一年中 雲が多い事。
( ブログ名もそこからきています )
特に冬は絶望的で、今年はもう撮れないかと思っていました。
ところが満月が近づいたころから晴れが続きました。
滅多に晴れないのに、たまに晴れると月明かりが邪魔をする。

冬は大気が安定しないため月の撮影には適さないのですが
次はいつ晴れるかわからないので太い月を撮影しました。

満月2日前の月(北部) (月齢13)
( 画像クリックで当ブログ最大サイズで表示 )
撮影DATA : 2019/12/ 9 22:11’~ Vixen VC200Lcanon EF1.4x (合成f=2,520㎜)
露出 1/160秒 × 32枚 ISO 400 EOS kssX2(未改造) タカハシ EM-200 Temma2M 
AviStackでコンポジット・ウェーブレット処理
どうせ ”ゆらゆら” だろうと、今回は控えめの拡大(エクステンダー1.4x)で静止画撮影

満月2日前の月(南部) (月齢13)
撮影DATA : 2019/12/ 9 22:04’~ 他のDATAは北部と同じ

最初から北部・南部をつなげるつもりでした。
マイクロソフト I.C・Eでモザイク結合

ピント合わせの時 予想より画像のゆれがおだやかな事に気が付きました。
そこで処理の段階で らくちんなRegiStaxではなく、
手間のかかるAviStackで本格的に2日がかりで処理しました。

どう手間がかかるかというと・・
■ すぐメモリ不足のエラーが出るため、事前に画像ファイルを分割する作業が必要
canon D.P.Pで一枚づつ画像を分割しています
私のPCはメモリ16Gですが、今回も2分割でエラーが出ないかヒヤヒヤでした。
この分割作業が一番大変で時間がかかります。

スタック処理自体は多少時間がかかるものの 待つだけです。
AviStack でスタック処理中の画面
AviStack の最大の特徴は画像単位でなく、極小の分割エリアごとに評価してスタックしている事。
(大量のメモリが必要な理由がここにあります)
ほかにも 機能だけでなくまるでアートのような処理画面にも癒されます。↓

ただ 月の全体写真で小さなクレーターまで鮮明に描写するというのには無理があります。
(象の写真で体についた蟻まで写そうというようなもの?)
月の全体像を優先するなら RegiStax がお手軽です。
今回の画像をそれぞれでスタックした等倍比較画像です。↓
理屈で言えば、細部はAviStackの方が鮮明なハズですが
ちょっと見た目ではあまり違いがわかりません。
「作業効率」か「細部描写へのこだわり」か?

次回は CMOSカメラに入れ替えて撮った動画画像処理の予定です。

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リフォームして2年が経ったのですが
そのリフォーム会社の取材がありました。
”趣味”のテーマでホームページに載せたいという事でした。
これでも少しは片づけておいた”趣味部屋”
写真撮影のため「部屋の中に望遠鏡を設置できないか?」
と言われたのですが、お断りしました。

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「中秋の名月」2019(拡大し過ぎが裏目に)

2019年09月14日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
まだ7日夜に撮った画像もあるのですが、
昨夜は「中秋の名月」でこちらは一晩中 雲なしの予報。
満月は ”皆既月食” でもない限りまず撮ることはないのですが、
テレビなどでやたら宣伝するので晴れれば撮ってきました。
調べたら過去に3年連続で撮れたこともあったのですが、
2015年が最後で、ずっと天候不良で撮れずじまいでした。

そんな訳で 今回はどう撮るか考えた結果、
できるだけ描画画素数を増やして大判プリントにも耐える高精細な画像を目指す事に。
具体的には長焦点のVC200L鏡筒にcanonEF2.0xで合成焦点距離3,600㎜に拡大。
1枚には収まらないのですが、フルサイズのEOS 6D(HKIR改造)を使うことで
南・北の2枚モザイクで収まる事がわかりました。

北部・南部それぞれ24枚ずつRAWモードで撮り、ステライメージでTIFFに変換して処理しました

ところが撮影の準備段階で早くも問題が発生。
拡大し過ぎて おまけに満月だからピント位置がはっきりしない
● ピント位置がわからなければ明るい星でバーティノフマスクで確認
の方法もあるのですが・・ 拡大し過ぎて星の導入は精度不足とあきらめ

月が上って 家の壁から顔を出してから南側電柱にかかるまで、
時間的には十分のはずでしたが 後半の撮影は電柱にかかってしまいました。

結局 画像処理の段階でピントが合っていなかったことが判明。
処理でピンボケをごまかそうとしたのですが、画像が荒れてしまいました。

中秋の名月 (月齢14.1)
( 画像クリックで当ブログ最大サイズでの表示 元画像の約30%に縮小 )
( 見た目と同じく 上が北になっています )
撮影DATA : 2019/ 9/13 23:00’~23:07 Vixen VC200LcanonEF2.0x (合成f=3,600㎜)
露出 1/125秒 × 24枚 ×2モザイク  ISO 400 EOS 6D(HKIR改造) タカハシ EM-200 Temma2M 
AviStackでコンポジット ウェーブレット処理 マイクロソフト I.C・Eでモザイク結合

他にも月の画像処理で出番の多いAviStackはすぐメモリー不足のエラーを出すのですが、
今回は撮影画像を2分割でもダメで 結局4分割が必要で、
分割作業でほぼ徹夜になってしまいました。
それでも私のお気に入りのソフトです。

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いま我が家の「かたてま野菜」で残っているのは
2代目のナスとサトイモです。
キューリは50本以上とれたのですが、ナスも30個くらいはいけそうです

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上弦の月と木星の接近(撮れるものはこれしか・・)

2019年09月07日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
もうずぅーっと悲惨な天気でボヤく気力もとうに無くなっているのですが、
ブログ更新を一か月近く怠っていたら病気ではとの心配の電話が。

まともな星空を撮影できたのは5月の下旬が最後だったので、
3か月以上も夜は雲まみれという異常な天気が続いています。
雪国の冬でもここまでひどくはありません。

とにかく雲があっても撮れそうなものということで、
昨夜は月と木星の接近をダメ元で狙ってみました。
久しぶりに熱帯夜が戻ってきて半ズボンで出たら、蚊の餌食でピント合わせもいいかげん

雲が薄くなったところで撮った 上弦の月と木星の接近 です。
( 元画像の25%縮小表示です )
( 木星とその衛星は等倍画像も加えました )
撮影DATA : 2019/ 9/ 6 20:03’~04’ Vixen R200SSレデューサーHD (合成f=760㎜)
露出 1/800秒 × 15枚  ISO 800 EOS 6D(HKIR改造) タカハシ EM-200 Temma2M 
AviStack及びRegiStax6でコンポジット・ウェーブレット処理
月の部分の縮小なし画像です。↓

この夜は予報通り次々に雲が押し寄せる天気だったのですが、
朝になると・・
雲もなくなり、今日は猛暑日になりました。

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もう月が太く明るいのですが、今夜は深夜以降晴れそうです。
この先も期待薄なので、月が沈むまで待つしかないか。
先月あった地元の 謙信公祭 での1コマ

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