雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

今年も悩んだ展示写真(「星のふるさと館」文化祭)

2019年10月22日 | 天体写真よろず話
来月2日~18日の期間に 上越清里 星のふるさと館
第9回 星の文化祭」が開催されます。
わたしは縁あって第1回から毎年欠かさず展示させていただきました。
昨年のわたしの展示物

ただ 今年は天候に恵まれずに思うように撮影ができなかったため
どうしようか迷っていたところ、
「星のふるさと館」スタッフのHさんから
今年もぜひ展示を、との依頼メールが届きました。

撮った写真を見てもらいたいのは山々なのですが、
ブログと違い プリントアウトしたものを展示するということで
悩ましい問題があります。
展示方法(額・パネル)が定まらない・・・
照明などの写りこみにより見栄えが悪い
そして
一回きりの展示なのにかなりの出費となる

そこでいろいろ考えて、今年は・・
これまでA2サイズのプリントを外注していたが、
自前プリンターでA3ノビでプリント
写りこみを抑えるため、・・・・・・・・・・・・
プリンター用紙に canonラスター(A3ノビ) を使用
同じ無光沢のマット紙に比べて高精細な仕上がりだと思います ↑
差し替えが楽で、より見栄えのする額縁を購入
以前のA2細枠フレームより重くなりましたが 高級感あり (ハクバ製A3ノビ) ↑
パネル張りが不要で、来年以降も繰り返し使えるという事で6枚購入

今年撮った画像の中から5枚を選んで、そこに撮影中の画像も加えました。
展示はすべておまかせなのですが
たぶん こんな展示になるんではないか? という予想です。 ↓

なんと、プリントは無光沢なのに額縁前面のアクリル板の反射で写りこみが発生!!

ただこの額縁は 透明アクリル板を内側に入れればこうなります。 ↓
左側が推奨の使い方、右側がアクリル板を内側にした場合
写りこみはまったく無くなるのですが、
無光沢だとなんか安っぽくなるような。
文化祭に展示されるほとんどの皆さんがテカテカの額縁展示だし・・

どちらにすべきか、迷います。

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一体どうなっているんでしょう?。
庭撮りでおまけに毎日が日曜日なのに、
今年になって星空が撮れたのはまだ11夜だけ!!
地球温暖化のせいでないことを祈ります。
今年は夏枯れせずに自宅の庭に何本も りんどう が咲いています

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素直に星を消してみました。(StarNet++)

2019年10月06日 | 画像処理のはなし
もう機材をみんな断捨離したくなるほど 星空とご無沙汰です。
10月前半の新月期もだめだったので、後半にもある新月期に期待したいところですが ・・
昼間晴れても夜になると雲が出る、これも地球温暖化のせいでしょうか?

過去の撮影画像を再処理してみる気力も無いので、
最近 天体写真ブログで話題となっている
星だけを消してくれるという StarNet++ を試してみました。

素直に考えて 天体写真画像から星を消すことができれば 
天の川銀河の外の宇宙空間から見た 他の銀河の姿を見ることができます。

前回記事 で掲載した アンドロメダ大銀河 から星を消してみました。 ↓
StarNet++で処理した後 25%縮小以外に手を加えていない画像です )

これまでにもカブリ補正用のマスクを作成する際に
我流で星を消そうとしたことがあったのですが、
なかなかうまくいきませんでした。
それに比べれば このソフト
『星と思われるものを周辺の画素で埋めて目立たなくする』
仕事をうまくこなしています。

ただ他の方が検証記事にも書かれているように
明るい星などに残骸が残る場合がある
上の画像では伴銀河M32に モザイク模様が発生
処理が重い(処理時間・CPU能力・メモリ)
このため上の画像は9分割して処理後にモザイク結合
コマンドプロンプトでの実行は使いづらい
なども使ってみてわかりました。

そんな訳で リアルに「宇宙空間から見た銀河の姿」の再現には無理があるのですが
これまで撮った銀河の画像(トリミング)から星を消してみました。

( 左 がトリミングした元画像 右 がStarNet++ 処理後 )
M33 (さんかく座)

M81 & M82 (おおぐま座)

IC342 (きりん座)

M51 (りょうけん座)

M101 (おおぐま座)

M63 (りょうけん座)

NGC253 (ちょうこくしつ座)

* StarNet++ の STRIDE は32 で処理

今回は素直に星を消した画像を掲載したのですが、
元画像から星が消えた画像を減算することにより
星だけの画像を得ることができます。
色鮮やかな星雲の画像なら、星雲と星の画像を別々に処理してから
「比較明」で合成するという事も可能になります。

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ブログ更新が2週間も滞ってしまいましたので
寝込んでいるわけではない事をお知らせするための記事掲載でした。

先月末 家の庭の彼岸花です

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