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名所江戸百景176 第19景 王子音無川堤棣 王子・音無親水公園の桜

2014-04-05 09:30:07 | 名所江戸百景
こんにちわ、「くまドン」です。

 今回は、北区(きたく)の王子(おうじ)の桜の風景です。
 いきなり、北とぴあ(ほくとぴあ)からの風景です。飛鳥山公園(あすかやまこうえん)の桜が満開です。

 線路を走る新幹線は、真ん中で分離できるように分かれています。どこ行きかな?
 撮影時期は、桜満開後の雨の翌日で、散り始めですが、なんとか桜はきれいに咲いています。

 下の絵は、広重の名所江戸百景「第17景 飛鳥山北の眺望」(春景)ですが、北の筑波山を眺めているえです。
 南方向を眺めている上の写真とは逆方向になります。

 絵の説明は、次回にします。

 次は、JR線の下を通り抜け、王子稲荷神社に行きます。
 関東の稲荷が集まる伝説を持つ大晦日(おおみそか)の装束稲荷の行列の目的地です。


 下の絵は、広重の名所江戸百景「第18景 王子稲荷の社」(春景)です。

 絵の説明は、「名所江戸百景034 第18景 王子稲荷の社 北とぴあ」で説明済みです。

 続いて、王子稲荷のすぐ先にある名主の滝公園の池と桜です。

 ここは、現在では地下水位が下がり、ポンプで揚水となりましたが、江戸時代からの滝があるので、
 「名所江戸百景035 第49景 王子不動之滝 名主の滝」の回に百景の一枚を作りました。

 飛鳥山公園に向かう途中に王子神社があります。


 王子神社のすぐ下に石神井川が流れています。現在は、音無川親水公園になっていて、桜の多い所です。

 しかし、この公園・・・・・・・「親水公園」と名がついているのですが、「くまドン」が行く時は桜の咲いている春なので、いつも水が無いのです・・・・・・・・・(汗)

 橋の下はアーチ状のトンネルになっています。

 この写真を、広重の名所江戸百景「第19景 王子音無川堤棣」に対応する「くまドン板」の景(確定・春景)とさせていただきます。
 (このプログは、名所江戸百景の現代版である「くまドン版」を作ることを第一目標としています。)

 下の絵は、広重の名所江戸百景「第19景 王子音無川堤棣」(春景)です。

 石神井川(しゃくじいがわ)は武蔵野台地(むさしのだいち)を流れ、関東の低地部に出る時に王子神社と飛鳥山の間の狭い谷を抜けていくことになります。江戸時代の頃は、この場所で石神井川を堰き(せき)止めて、東に流れる石神井用水(しゃくじいようすい)と、北に流れる根村用水・上郷用水の3つの用水として使用されました。
 石神井用水(しゃくじいようすい)は、この付近では別名を音無川と呼ばれていました。石神井用水は王子から現在のJR線沿いに日暮里に通り、そこから三ノ輪に向かい、白髭(しらひげ)方面と山谷掘(さんやぼり)に分流されていました。
 この絵は、その王子の堰から滝のように落ちる音無川の流れを、青い色彩で美しく描かれています。川の左側は、8代将軍・吉宗(よしむね)が桜を植えるように命じた飛鳥山で崖の上には茶屋や料亭があり、桜の淡い色彩が春の暖かさを感じさせます。川の右手前は王子神社のある方です。堰の奥に見える屋根は、江戸時代の王子神社の別当(べっとう、神社を管理しているお寺)だった金輪寺です。明治の神仏分離で廃寺となりましたが、その後、藤本(ふじもと)坊が金輪寺の名跡(みょうせき)を継いでいます。

 音無親水公園は、この広重の絵が描かれた場所に造られました。音無親水公園から王子神社登っていく所から、音無親水公園を見下ろした写真です。桜の木の向こうには飛鳥山側の崖があります。

 良く見ると、真ん中に赤い傘を差した人がいます。周囲には多くの人が取り巻いています。
 望遠で引き寄せてみると、結婚式の新郎(しんろう)・新婦(しんぷ)の格好をした男女と、ポーズを要求しながらカメラで撮影する人、新婦の衣装をを整える人がいます。

 結婚式の撮影なのか、結婚式の宣伝用写真の撮影なのか分かりませんが、桜満開の中で、カメラマンの要求したポーズに対して、新郎・新婦が見事にポーズを決め、カメラマンの素早く移動しながら、次々に撮影していく様子は、プロの仕事の速度・的確さ・厳しさがヒシヒシと伝わってきたのでした。
 のんびり屋の「くまドン」とは違うプロの世界を垣間見た瞬間でした!!!
 カメラマンの移動が早く、「くまドン」のすぐ隣に登ってきているのに気付かないで、新郎・新婦が赤い傘を差しながら、こちらを向いている写真も撮影してしまいましたが、考えたら営業妨害かもしれないので、非掲載です。

 一度、王子神社に戻って、撮影し忘れた所を撮影してから、戻ってくると撮影は終わっていました。

 音無川親水公園の太鼓橋を渡り、飛鳥山公園に向かう前に親水公園の上にある橋から撮影していたら、
 右から先ほどのプロのカメラマンの声が聞こえてきます。同じ橋の20m程右にいたのです・・・・
 下をもう一度見ると、桜の木の下に、先ほどの新郎・新婦がおりました。
 (撮影する事だけに集中して、カメラマンに気がつかず、後ろを通り過ぎ、新郎・新婦にも気がついていない
  「くまドン」も「くまドン」ですが・・・・・・・・・・)

 この写真は、広重の絵と逆向きに堤から音無川の下流方向を眺めている事になります。

以前の王子のブログは、
 「名所江戸百景034 第18景 王子稲荷の社 北とぴあ」
 「名所江戸百景035 第49景 王子不動之滝 名主の滝」
 「名所江戸百景109 第18景 王子稲荷の社 北とぴあ 夕暮れ」
 「名所江戸百景134 第118景 王子装束ゑの木大晦日の狐火 王子の狐」

 今回は、これで終了とさせていただきます。
 東京都心の桜は、「満開」と「散り始め」マークばかりになってしまいました・・・・・・(汗)

 次回は、名所江戸百景の王子の桜の続きの予定です。(王子の桜は3景あります。)

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