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けんちくブツブツだいありー(新館)

ネタを探して徒歩通勤中です(^^;)
★寝坊した朝、パソコンが家族に占拠された日は休刊★

最近見た映画 試写会史上最高

2011-02-01 08:09:08 | 映画館

人口減少中の長崎とはいっても、なかなか思うように試写会当選しない日々が続いていたある日、いつ応募したかさえ憶えていない作品のハガキが還ってきました。入場料払ってでも観に行く予定だった「白夜行」です。

原作は忘れるほど昔に読んでいたのですが、あえて読み返さず新鮮な気分で満席の一角に陣取り、おとなしく上映会を待ちました。某民放局主催でしたが、何のPRもなく地味なスタートでした。

この作品、なんと言っても主演の堀北真希が光ります。高校生から実業家までの年齢層を演じるのですが、もともと年齢不詳の彼女にはまり役。しかも笑顔さえ目が笑っていないこわーい女を演じきっています。ストーリー的には物足りなかったり、船越英一郎の涙顔のシーンがちょっと興ざめ(毎度のこと)でしたが、全体的には昨年の「悪人」に次ぐレベルに仕上がっていると思います。

これで今年早5本目。なおほまきさんは3月に我らが上五島のうどん製麺所を舞台にしたTVドラマにも主演するとのことで、陰ながら応援しています。



最近見た映画 けっこう凄い

2011-01-25 08:13:00 | 映画館

土曜日のレイトショー?最終上映時間帯に観に行った「ソーシャルネットワーク」。広い5番スクリーンに客は10人未満でゆったりと鑑賞できました。

この映画、実話とフィクションがないまぜになっている(実話4割という話も)上、登場人物は実名で出ているのですべてが現実に起こっていることなのか?と錯覚しそうです。ただ、いつものようにハーバードの学寮、閉鎖的な名門クラブ、あらゆる訴訟と弁護士による尋問、さらにその尋問中ずーっと回り続けるビデオなどどこかの国との違いにはいろいろ目を見張る場面がたくさんあります。

主人公のザッカーバーグの着想から実行するスピードと、ゴールを定めたら成し遂げる集中力は非凡ですが、それだけでなくナップスターを興したパーカーの行く末と対比してみると、なかなか興味深い人生訓が浮かんできそうです。

ハーバードが何で世界に冠たる位置を占めるのか、そこに通う学生はどんな連中がいるのか、昨年読んだサンデル教授の本を裏表紙から眺めているようで、フェースブックファンでなくても楽しめる映画だと思いました。pg12でなければチビにも見せたいくらいです。



最近見た映画 新年は2戦2勝?

2011-01-19 07:59:25 | 映画館

北海道ツアーのあともリフレッシュ休暇せよとの指令?が出ていたので、見逃していた作品を2つ見に行きました。

ひとつはショービジネスの表裏を、売り出し中のスターを中心に描く『バーレスク』。主演のアレギラの歌唱力とパフォーマンスを魅せる映画で、ビヨンセが「ドリームガールズ」で見せたようなパワーを感じました。ミュージカル映画として見ていたので、舞台設定といい選曲といいかなり完成された仕上がりでした。現実に「バーレスク」のような店があれば、足を運んでみたくなります。


次は無人の暴走列車を安全に停止させる・・・と書いてしまうと、なんだかくだらなそうな作品に思えるアンストッパブル』。昨年地下鉄乗っ取り犯(ジョン・トラボルタ)と渡り合うさえない司令役を演じた「サブウェイ123」とよく似た話だと思いますが、地下鉄とは違い、地上を走る路線のため迫力が違いました。今回もさえない機関士ですが、ストーリーよりも観客を巻き込む臨場感がたまらない!という映画で、お薦めです。

この調子だと今年も30本以上みれそうなので、寂しい財布と相談しながらえり好みしてシネコンへ足を運ぼうと思います。





イブに見た映画

2010-12-28 06:38:52 | 映画館

隠しているわけではありませんが、ボクは信仰の篤いクリスチャン(自称)。8月のお盆休みは何食わぬ顔で出勤しますが、その代わりクリスマスにはきちんと休むことを肝に命じております・・・。という言い訳はさておき、日の並びが休みやすかったので、イブの昼間は映画三昧しました。駅ビルのツリーもこのとおり、祝福してくれています。

今回どうしても見たかったのが”何度でも見たい50本”シリーズの『薔薇の名前』。碩学のウンベルト・エコーが書いた原作は難しすぎるので、まずは映画で慣らそうという魂胆です。中世イタリアのベネディクト会修道院が舞台で、これほどクリスマスにふさわしい映画はありませんでした。キリスト教と笑いというのが大きなテーマですが、笑いを禁じているはずの修道士たちが滑稽すぎて、けっこうニヤニヤできます。大好きな「アマデウス」でサリエリ役をしたエイブラハムさんが、世にも恐ろしいバチカンの異端諮問官で登場し、いい味出してました。いろんな意味で、ボクにとっては凄くためになる映画でした。

さて2本目は「ノルウェーの森」。この映画の評価は難しいです。ただTVだったり日本人監督ならこの辺でやめとくだろうというシーンが延々と続き、映画なのに「余白」のシーンがたくさんある・・・という不思議な体験ができたのにはビックリしました。

昼飯抜いてみた3本目は「最後の忠臣蔵。当初見る予定ではなかったのですが、評価が高かったのと、こちらのスケジュールに合ったので見に行きました。観客は中高年の忠臣蔵ファンでギッシリ。前の2本はR15指定だったのですが、こちらは健全な娯楽映画なので見ている方も安心です。

忠臣蔵の「堪え忍び義理人情の世界」を見事に描いている上、役所広司と姫役女優のやりとりが絶妙で、期待していなかった分、面白く見ることができました。ただ安田成美がイマイチのような気はしました。配役ミスかも。

余計なことですが、今日はリュミエール氏により映画が発明された日だそうな。こんな日に割引をしてほしいと思うのですが、また休む口実が必要になるので、とりあえず黙っておくことにします。


最近見た映画 一勝一敗一引き分け

2010-11-16 06:31:58 | 映画館

11月に入り三本ほど映画を観に行きました。結果はタイトル通り。


まず「ウェストサイドストーリー」ですが、シネコンの”何度でも見たい50本”のシリーズの一本でした。ボクが生まれる前に上映されているため、作品の噂は耳にするのですが今回初めての鑑賞になりました。

シェイクスピアのロミオとジュリエットを題材にしていることや、バーンスタインが関わった「マリア」「トゥナイト」「アメリカ」などの楽曲のオリジナルが聞けてとても満足。エンドロールのクレジットが、いろんな落書きの中からクローズアップされるシーンまで楽しませていただきました。これは一勝です。

 

次に「ナイトアンドデイ」で、トム・クルーズとキャメロン・ディアスの2大俳優にアクションという取り合わせです。かなり期待したのですが、ストーリーが荒く都合が悪いところは場面が切り替わるので、ちょっとねーという感じでした。これは一敗。

 

そして最後に「オカンの嫁入り」。若い女性ファンが多い宮崎あおい主演なので、客の入りもまあまあ。

大阪の下町に暮らす母娘と突然現れる無職の料理人の間でいろいろとあるのですが、普通の生活を、観ている人が不快に思わない程度のラインで上手に撮っています。ストーリーまで普通ですが、宮崎と母役の大竹しのぶの掛け合う演技は面白いとおもいました。で、引き分け。

さて来月はいよいよ正月映画第1弾が始まりそうなので、もっと沢山観れるかな!と期待して待っています。




何度目かの「ローマ」

2010-10-05 08:06:28 | 映画館
映画好きの上、イタリア大好き人間なので、シネコンで今週七日間だけ上映される「ローマの休日」は見逃せない一本でしたが、念願かなって?日曜日の豪雨の中を観に行きました。何度目に見たのかも忘れました。

あまりにも有名な作品ですが、全く予備知識のないチビ1号も(無理矢理)つれていったので、前夜にネットでいろいろ予習して出かけました。10年以上前に出かけたローマの写真も見せながら解説していたら、だんだんローマ行きの飛行機代を調べるサイトを自らクリックしそうになり、そろそろイタリアの禁断症状が・・・・。

最近はゲーセンでもレプリカを見かける真実の口ですが、グレゴリーペックの右手首が一瞬無くなる場面は、彼のアドリブだったと知り、なるほどと納得。また大学の先生がこの作品をはじめて見て、ヘップバーンがスペイン階段で舐めているのは何というお菓子なのか当時の貧しい日本では分からなかった・・・などという予備知識が頭をよぎりました。

映画の舞台になったローマ、あと少しだけ映像で我慢することにします。



「悪人」

2010-09-13 06:38:11 | 映画館
人気小説の映画化で、しかもロケ地は長崎を始めとする西九州、原作は同じ高校の出身者ときたら行かない理由がないので、公開2日目に駅ビルシネコンへ「悪人」を観に行ってきました。時間前からこの作品の客でロビーは大混雑・・・・ロケ地人気は凄いものです

1年以上前に原作を読んだ段階から、事件現場が既知のポイントばかりだったので、映画ではその再確認をしてしまいましたが、カメラ(フレーム?)ワークが凄くて、途中からまるっきり別の場所に見えることがしばしばでした。
低い視点、人物がスクリーンいっぱいに迫る構図が新鮮で、本来退屈な田舎の風景や化粧っ気のない登場人物で、僕らを驚かせてくれます。

また長崎や佐賀の魚(大衆魚)や、ミカンが出てくる場面が多く、特に主人公の回想場面へインストールする「呼子のイカ」の黒目にズームインする場面が印象的でした。「スーパーの魚売り場に行くと、魚と目があって怖くて買えない」という知り合いのひとの話を笑えないほどどきどきするシーンでした。その他にも主人公の閉塞感を反映する場所が沢山出てきて、だんだん「あー田舎最悪」という感じもしてきますが、最後の大瀬崎灯台で多少救われます。

今回原作を読んで観に行ったので、映像の美しさや音楽の巧みさを充分堪能できる作品に仕上がっていると思いました。偶然、灯台(←カナダの)にまつわるラブストーリーで一致する「ハナミヅキ」同様ヒットすることでしょう。

ゴッドファーザー 何度みてもすごい50本シリーズ

2010-02-08 05:22:52 | 映画館

熱心な映画ファンと、一部のテレビがない家庭のためのイベント、「午前10時の映画祭 何度見てもすごい50本」が始まりました。長崎の1本目は「ゴッドファーザー」です。

毎回朝10時上映というルールで、他のロードショウ目当てのお客さんをかき分けて指定席に座ると、観客は50人ほど。やはり中高年ばかりです。

ゴッドファーザーの日本上映は1972年らしいので、小学生のボクはおそらく興味もなく、その後tvで放映されても「吹き替え」なので迫力不足。ということで、「パートⅢ」しか見たことがない世代は、何でアル・パチーノが最終的にドンになったのかが興味津々ということで観に行きました。

名前しか知らないマーロン・ブランドの甲高い声や、若くて精悍なアル・パチーノ、今ほどどぎつくない流血シーン、そしてニノ・ロータの音楽が心地よく流れます。ロードショウと違い結末はわかっているので、画像の一コマ一コマをじっくり鑑賞できるのが、この映画祭の強みかも知れません。あっという間の3時間でした。ちなみに映像はデジタルリマスター版なので、かなり美しく仕上がっています。

この後49本の上映がありますが、約半数は観に行くようにネットカレンダーにピックアップ済み。とりあえずチビも大丈夫そうな「アマデウス」鑑賞が次回の目標です。

 


アバター 2D

2010-01-25 07:56:07 | 映画館

昨年末 チビのインフル看病の隙間?に、レイトショーを見に行った「アバター」。歩いて帰れる距離のシネコンでは2Dしかやっていないし、割引があったので 3Dにこだわることなく見に行きました。

映画館の熱の入れようがすごくて、エレベータの扉は3基ともこれ。大ヒット記録を塗り替えれる監督の作品だけに、事前アピールは万全でした。

この作品を見て改めて感じたのは、スケール感の違い。構想を練りに練って、プレゼンをし、資金を集めまくらないとここまでの映像美は作り込めません。誰も知らない異星「パンドラ」の美しさや、雄大さを見に行くだけでも映画館に行く価値があるなーと思いました。

ところでキャメロン監督が来日したとき、先日なくなられた2重被爆者(広島と長崎で両方被爆された)に面会にきたと、小さく載っていました。次回作は原爆をテーマにするとのことで大いに期待したいところですが、なぜか日本からそのような話は聞くことがないのは、灯台下暗しで状態で残念です。

 

 


ウルトラ銀河伝説

2009-12-17 08:16:54 | 映画館

そろそろ冬休みなので、チビ向けの映画もロードショウが開始され、手始めに『ウルトラ銀河伝説』を観に行きました。大人は無料ポイントを使って・・・。

ボクがtvで見てた頃のウルトラマンは、ロケセットの中に吊りひもが見えたり張りぼてのビルが建っていたりしました。でも 今の映画はCG満載で、ウルトラ一族の本拠地”M78星雲”まで再現してくれます。


ということで毎週 YouTubeの「ウルトラチャンネル」で我慢している(わが家にTVがないため)チビの熱望により観に行ってきました「ウルトラ銀河伝説」。
以下 気づいたことをいくつか 
1.ウルトラの国は王制である。王様はもちろんウルトラの王。
2.みんな町を裸?で歩いている。
  地位のあるなしは、マントをしているかどうかで分か るという階層社会。
3.徴兵制である。王が国民に「兵士達よ!」と呼びかけている。
4.北朝鮮同様、子供は生まれてすぐ親族から離されて育つ。
  今回のヒーロー=ゼロは大人になってからセブンの息子であると判明した。

ということで どこかの国とよく似ているので、結構笑えました。勿論 怪獣やウルトラ兄弟達がバーゲン状態で登場するので、とってもお得です。

曲がれ!スプーン

2009-11-20 07:57:32 | 映画館

久しぶりに試写会当選したので、昨晩観に行きました。タダで見たので気は引けるのですが、出来は最低でした。作品のホームページはこちらです。

逆によかったところ??は、ロケ地の善通寺市の町が少しだけ覗けたこと(さすが空海の出身地だけど、かなり廃れていました)、テレビのバライティー番組って「つまらない」「くだらない」の代名詞だと映画で宣告していること(この映画のスポンサーはお台場テレビでしたが自白したのでしょうか)くらい。主演の長澤まさみさんも、消化不良気味でした。

口直しに 「this is it」か「沈まぬ太陽」を再度見たくなりました。


チビと映画館

2009-11-09 07:57:33 | 映画館

小学生連れで映画に行くとなれば、夏や冬休みのアニメと決まっていますが、大人の方は違うのを見たいということで、あれこれおだてて?最近やっと 大人映画に連れて行くことに成功しました。

1本目は「マイケル・ジャクソン this is it」で、言わずと知れたヒット中の作品です。一緒に行ったチビ1号は当然「初」マイケルで、少々退屈したようでしたが、ボクラの世代だとスーパースターなので、とても興奮してみることができました。生前の彼は 少なくともステージ上ではかなり気配りの人で、皆から愛された理由もわかります。登場人物でマイケル以外に映画でものすごく評判になっている女性ギタリスト=オリアンティも 一見の価値有りです。

さて2本目は「風が強く吹いているという邦画で、これはチビ2号と一緒でした。箱根駅伝出場をかけた弱小大学陸上部の話しですが、ネット上で評価が高かったので見たいなーと思って、チビをそそのかしました。よくあるストーリーではありますが、人物やセリフが丁寧に作られていて、なかなか好感が持てました。ロケ地は大分らしく、ちょうどFMでロケの様子を聞いたことがあったので、あーここか!と感心しながら、観ていました。チビもそこそこ面白かったようで、宿題の日記に 映画の感想を書いていました。

ということで今後もチビ連れで大人映画鑑賞を狙っているのですが、カミさんが冬に向けてアニメを中心に4作品のチビ向け作品の前売り券を買ったらしく、それは誰がつきあうのか、喧々がくがくとなりそうです(除く ジムキャリーの「クリスマスキャロル」)。

 


シネコンの大サービス

2009-10-30 08:05:06 | 映画館

長崎に2つあるシネコンの競争が始まりました。

駅前にある古手のシネコンは、今度の映画の日前後に、自分の好きな日に1000円で鑑賞できるクーポン(3日分)を配布するようです。わが家はこのチケットをすでに4枚ゲット(10/10にも配布していた)していて、今週末のマイケル映画を鑑賞すれば、合計8枚にもなって安泰。

有効期限は1年なので、大分使いでのあるクーポンなのです。興味のある皆様はお急ぎを!


南極料理人

2009-10-14 07:49:01 | 映画館

中秋の名月の夜、お茶会に出かけないチビ2号とボクは、地球の反対側に関する議論をしていました。チビはアニメ映画「「劇場版ペンギンの問題 幸せの青い鳥でごペンなさい」を見たいといい、ボクは評判のよい「南極料理人」が良いといっていつまでも決着つかず。結局 チビ2号はお茶会グループに渋々?参加し、ボクは思いを遂げる結果となりました(その代償は高かったのですが・・)。ちなみにこの日は、シネコンの特割日(千円)だったのです。

映画は実話に基づいていて、有名な昭和基地から更に1000㌔も内陸にある『ドーム富士基地』に料理人として ひょんなことから単身赴任した主人公を中心に廻ります。全メンバー男だらけの8人で1年超を過ごす・・・・、想像するだけで鬱陶しいテーマですが、今人気の俳優=堺 雅人(もちろんTVがないのでなぜ人気があるのかは、webで知りました)の含み笑い?で 明るく進行していきます。

数年前上映された「カモメ食堂」と同じフードスタイリストが演出する料理は、「えーこんなのがタダで食べられるのなら、俺もふじ基地に行きたい!」というほど豪華。でも隊長が本当に食べたかったものとは・・・・というところが見せ所です。

ところで映画も面白かったので、市立図書館で原作を借りて読んでいたら、カミさんが横取りし、その面白さ?に惹かれて ボク以外の家族全員が今日、この映画を見に行くとのこと。それなら最初からいっしょに行けばいいでしょ!、と表向き言いつつ 今夜は竹ン芸だったことを思い出し、ひとりほくそ笑むのでした。


それでも恋するバルセロナ

2009-07-17 07:58:54 | 映画館

題名には惹かれなかったのですが、ウッディアレン監督ということで、映画の日に強行(3本鑑賞)して観ました。

映画は冒頭から、めんどくさい「前置き」や演技で説明するには時間がかかりすぎる雰囲気などを「ナレーション」でささっと飛ばしてすすみます。バルセロナの風景も勿論出てきてバカンス気分も多少味わえますが、登場人物達の関係がころころ変化して、なかなか目が離せない展開に。

というのも、この作品でオスカーをゲットしたペネロペ・クルスの狂気混じりの演技が、映画の後半を決めていて、前半に目を楽しませてくれる通称”スカヨハ”のスカーレット・ヨハンソンも出し抜かれているから。最初は主導権を握っていたはずの、男性芸術家もこの二人にたじたじで、全般的に単なるどたばた、痴話げんか風のストーリーになっていますが、場面場面の映像は完成度が高いとおもいました。

この作品 全編英語なのですが、10%出資したカタルニア州の市民はそのことにカンカンだということです。元々バカンスで遊びに来たお気楽外人達の話なので、期せずして?地元からオスカー女優を出したことの報酬と考えれば安かったのではないでしょうか?