goo blog サービス終了のお知らせ 

けんちくブツブツだいありー(新館)

ネタを探して徒歩通勤中です(^^;)
★寝坊した朝、パソコンが家族に占拠された日は休刊★

ゼロ グラビティー

2013-12-14 20:27:17 | 映画館

ポスターと予告編だけで何が起こるかネタバレ気味の作品ですが、無重力空間や、外から見る地球の美しさだけでも楽しもう!と、軽い気持ちで出掛けたゼログラビティー。
ところが、期待を裏切る凄くよく出来た映画で感動しました。とにかく無駄なモノ、回想シーン、説明や解説が一切なく、ストイックで強烈な場面の連続です。頼りないミッションスペシャリスト役の、サンドラ・ブロックの抑え気味の演技がマスマス作品を鋭くしていて、3D効果も最高。
アポロ13とは質の違った感動が隅々まで味わえて、とても得した気分になりました。ズバリお勧めです。

ペコロスの母へ会いに行く

2013-12-08 16:27:09 | 映画館
地元長崎での上映が今週限りで、しかも一回しかないため、覚えがないくらい満席の映画館で鑑賞しました。
岡野さん役のハゲおじさんがとてもうまく長崎に馴染んでいて、しかもロケ地や、風景の設定が自然で、楽しく見られました。今年長崎が舞台の作品は三本見ましたが、間違いなくピカイチ。
わずかひと世代前の長崎には花街があり、そこに天草から売られた女性がいたり、不便と思える坂の街を全面に押し出すなど、暗くなりがちの画面が、三人出てくるハゲ(失礼!)のせいで、とても明るいストーリーになっていました。
地元在住の原作者が、益々売れるように、今後も応援していきたいと思います。

かぐや姫

2013-12-01 22:12:36 | 映画館
大評判なので、ちびも巻き込んで見に行きました、かぐや姫。
物語は昔読んだ切りで、もっと素朴だったような気がしますが、アニメがイメージを膨らませて楽しませてくれます。
特に、姫が疾風のようにふるさとへ戻る場面の描き方が圧巻で、背筋が寒くなるほどでした。
外国でこれを観たら、涙腺が緩みそうでしたが、日本国内ではまだまだ大丈夫でした。

タワーリングインフェルノ

2013-12-01 13:32:35 | 映画館
映画の日の今日は、語学学習も兼ね、タワーリングインフェルノを見に行きました。この年になって初めての鑑賞です。
ポールニューマンと、スティーブ
マックイーン、更にフレッドアステアまで、登場する豪華キャストでかためてますが、ストーリー展開がすばらしく、三時間近く釘付けになりました。
始まりがヘリコプターの、エンディングは消防車という、いろんな場面の対比ができて面白く観てしまいました。
ダイ・ハードシリーズの元祖に間違いない!と思いながらも、全然語学は上達しませんでした。

清須会議

2013-11-17 23:09:42 | 映画館
戦国武将好きのちびについていき、鑑賞しました。三谷監督の三丁目シリーズは、いまいち合わなかったので高評価のこの作品も不安だったのですが…。見事に裏切られました。
会議モノがこんなに楽しいなんて、12人の怒れる男以来かも知れません。何より配役がドンピシャで、特に秀吉と勝家の対比が溜りませんでした。
実はこの作品にかける意欲が高い僕を除く家族全員が、すでに文庫本も読み終えていて、特にチビ二号が、史実と小説と、さらに今日の映画の相違点を指摘し、1号が製作元のテレビ局がしでかした偽装に話が飛んだりして、久し振りに我が家的にかなり盛り上がった映画でした。
三谷監督の次回作、楽しみに待っています!

人類資金

2013-10-20 00:30:53 | 映画館
初日の最終上映へ。
大筋では理解できたのですが、スズメの脳みそだと、ディテールまでは腑に落ちないストーリーが多く、個人的には消化不良になりました。
200兆やら、50億やら、千円札が入り混じり、余計にリアリティーの無い話になってるのかも?と、外野から考えました。
佐藤浩市はうますぎです。

そして父になる

2013-10-13 23:24:35 | 映画館
セルシオを乗り回し、タワマンに住む、一流企業の父と、日銭商売の電器屋の父。
この二人を中心に、物語が周リます。

電器屋の主人を、いかにガサツで怠け者で、不潔でだらしなく、しかも子供の心を鷲掴みにできる人物にするかがポイントですが、リリーさんがはまり役で、素晴らしいストーリーになつていました。いろんな見方ができる作品で、あえて正解を出してない監督の問いかけが芯に迫りまる、とてもいい映画でした。

ちなみにチビ1号は風立ちぬを、チビ2号はタイムスクープハンターを同時に鑑賞していたので、お互いドップリハマることが出来ました(^ム^)。

いまさらながら、ロッキー

2013-09-29 12:23:48 | 映画館
午前十時の映画祭で、初めてロッキーを観ました。
スタローンがスターダムにのし上がる作品なので、粗削りで、今から考えると間が悪い作品ですが、アメリカンドリームを実現した金字塔なので、とても貴重な体験をしました。もうテレビですら放映しないでしょうし。

許されざる者

2013-09-22 09:38:26 | 映画館
昨日の最終上映を観に行きました。
イーストウッド監督作のリメークだとのことですが、この作品は北海道の開拓時代がテーマで、よく作り込んでありました。
土人と呼ばれ迫害されたアイヌ、追い詰められて荒野で百姓となつた幕府軍の残党、女郎、彼らを傍若無人に扱う開拓使など、主人公と悪党が明確で、凄惨なシーンはありますが、北の大地で繰り広げられる切った張ったシーンの合間に主人公の哀しみが、見え隠れします。以前読んだ間宮林蔵の頃から30年ほどしか経っていない、あの時代の意識が何分の一でも汲み取れたて、観てるぼくは満足できました。

ローン.レンジャー

2013-08-11 15:22:59 | 映画館
細かいところに突っ込まず、西部劇アドベンチャーとして楽しむには、もってこいの作品でした。
インディアンに成り切ったジョニーデップの演技は、エンドロールまでタップリ味わえるし、列車絡みのアクション、シーンを盛り上げるバックミュージックもかなり効いています。また邪悪な敵に加え、思わぬ裏切りも出たり、先住民差別問題をクローズアップし、一見とぼけたストーリーですが、深読みも出来る筋立てでした。
この終わり方だと、連続物に成りそうな雰囲気ですが、個人的にそうなるよう期待しています。

ブラック・スワン

2011-05-31 08:14:04 | 映画館

『いくらナタリーポート・マンの主演でも、誰もが知っているバレエ「白鳥の湖」をテーマにいまごろ映画を作ったところで、興業が成功するだろうか?』とスポンサーが思ったかどうか知りませんが、そういう予想を裏切って、まじめで完璧主義のヒロインが、黒鳥としてステージに上がるまでの物語を考えた脚本家に脱帽しました。

ポートマン演じるヒロインが、白鳥と黒鳥の役づくりで悩んでいて、さらに実生活でもなりたい自分とそうでない本当の自分の間で悩むという2重の関係が、とてもリアルに描かれています。またCGを随所に使い、狂気の世界を観客にのわかりやすく表現している表現力はさすがでした。

なによりポートマンにあれほど密着して撮影しながら、各フレームがすばらしい絵になっているカメラワークにプロの技を感じました。また見れたいいなーという、すてきな作品でした。




八日目の蝉など

2011-05-19 07:56:38 | 映画館

だいぶ前に休日出勤の代わりに貰った平日の休みを使って、久しぶりに映画館へ行きました。見たかったのは『八日目の蝉=結構ヒットしている日本映画です。

主演は毎日連ドラでお目にかかる井上真央さんですが、映画では実年齢に近い役柄で、周囲となじまずあまり笑顔は出さない役。また犯人役の永作博美さんは元アイドルだったの?というほどイメージを変え、不幸な愛人役を演じています。

誘拐した赤ん坊がいつまでも泣き止まず投宿したラブホで途方に暮れたり、荷物で両手がふさがってどうしようもない状況など、我が家のチビもああいう頃があったなーと懐かしい目で見たりもできました。

ストーリーがよくできていて、世間から隠れるように生きる場合の一つの選択肢が膝を打つように納得できたりしました。それでも最後は何気ない一枚の写真から、またまた表舞台に連れ戻されるのですが・・・・。僕の住んでいる国は、なかなか窮屈な世界だなあと感じました。というわけで、この映画が今のところ今年のダントツです(ブラックスワンを観に行かなければ・・・)。

ちなみにこっちの映画も見ました。こちらは八日目と違い不幸な男達の映画で、なかなか好対照。松田龍平さんはいろんな役柄をこなせる、次のスターだと認識をアラタにしました。


ヒア アフター

2011-03-10 08:04:33 | 映画館

雨が強くなった日曜の午後、予定していた畑仕事もなくなったのでチビと駅ビルのシネコンへ出かけました。

事前に彼らを説得したおかげで、ほぼ上映時間帯が重なる チビ=『ドラえもん 新のび太とと鉄人兵団』、大人=『ヒア アフター』に分かれて鑑賞できました。どうもアニメ系は睡眠導入剤になるので、苦手です。

もともとイーストウッド監督作だということと、主演がマット・デイモンの組み合わせなので観に行く予定で念願が叶った格好です。ストーリーはインドネシア、ロンドン、ロサンジェルスとパリでばらばらに展開されるのですが、最後は主演の3人が引き寄せられるように出会い、お互いの生き方を肯定するという(書いている本人もよくわからない)内容です。

映画の冒頭、大地震による津波のシーンが流れます。これがかなりリアルで、いったいどうやって撮ったの?というほど引き込まれます。最近地震つづきなので、津波の恐ろしさをつくづく認識しました。また霊能者となるマットデイモンの描き方は、TVでよく見るインチキくさいタレントのような勿体ぶった演出はせず、できるだけ感じたことを忠実に言葉にする態度になっており、好感が持てました。

世の中には確かに霊能力者もいてそれを必要とする事情を抱えた人もいるでしょうが、映画のエンディングは自分の現世を生きる主人公達にエールを送るハッピーエンドになっていました。寒い日にはなかなか暖まる映画です。