伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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外国籍児童の教育支援 大前進!

2016-03-03 16:10:33 | 外国籍児童
予算特別委員会において来年度の教育予算について審議。
外国籍児童・生徒の教育を援助するNPOの活動を支援する事業計画を含む
予算案が示され、委員会で可決されました。
今後、本会議で可決されれば正式な予算として成立します。

・子ども日本語教室未来塾業務委託料 1,000千円

 内容:NPOが行っている活動を引き継いで市の委託事業とする。
    年43回実施、小中学校へ訪問し日本語学習などを援助。
    小学生30人、中学生10人弱を見込む。
    来日初期は、日本語の習得支援
    中長期的には、教科と日本語をつなぐ活動
    中学生には進学指導も行う

伊勢崎市は外国人集住都市の一つであり、
たくさんの外国籍児童・生徒が市内の小中学校に通っています。
言葉や文化の違いから、学習や生活をはじめ、
友達や先生とのコミュニケーションにまで、とても困っているのです。
放置すれば、不登校や、いじめなどにもつながりかねません。

伊勢崎市教育委員会は、
「子どもの権利条約にあるとおり、国籍に関係なくすべての子どもに教育は必要」
という認識のもと、市内小中学校や幼稚園に、学校生活適応指導助手23人を配置し、
日本語の習得や日常の生活習慣を中心に指導・援助を行っています。

さらに、有り難いことに、
NPOが外国籍の小中学生を対象に土曜日に日本語教室を開いたり、
平日には小中学校を訪問し、日本語教育等を支援
してくれています。
市教育委員会もその活動を高く評価しています。






ところが、NPOの活動資金は、JTや共同募金会などからの助成金が頼りです。
26年度は貰えたのでたくさん小中学校へ支援に行けたのですが、
今年度はそれがもらえず、小学校の訪問支援は2学期から1校のみという
さびしい状況になってしまいました。





市教育委員会も高く評価している外国籍児童の教育を支援するNPOの活動が、
民間からの助成金の有無で活動が左右されるのではなく、
子どもたちのためには、行政で予算措置して確実に実施できるようにすべきと私は考え、
昨年の6月議会、9月議会、12月議会において質問を重ねてきました。





おかげさまで伊勢崎市教育委員会には、必要性をよくご理解頂きまして、
来年度の予算案に組み込んでいただきました。
ありがとうございます。感無量です。






昨年の6月議会の一般質問

外国系児童・生徒の教育を支援するNPOとの連携について質問したところ、
「市内でNPO法人が日本語教室を運営している。これらの団体への運営支援について
 あわせて検討し、学びの場の選択肢を増やしていくよう努めたい。」
という答弁を頂きました。



昨年9月議会の決算審査

「JコミュニケーションというNPOから、学校の日本語教室へ2名派遣してもらい、
 日本語習得や学習の支援をしてもらい、大変効果があった。
 特に中学から日本に来た子どもには効果が高い。継続についても検討したい。」
という答弁を頂きました。



昨年12月議会
<質問>
教育委員会がNPOの活動を高く評価する一方で、民間からの助成金の有無により、
27年度はNPOの学校訪問活動が激減しています。
また、NPOが学校訪問するときの交通費は、国際交流協会を通じて助成金を受けています。
そこで市長・教育長にお伺いします。・NPOの活動が民間からの助成金頼りではなく、
確実に実施できるように 行政で支援すべきと考えますが、
来年度、NPOが行う日本語教室への運営支援と学校訪問指導活動の支援については、
どのようにお考えでしょうか。

<答弁>
「安定した運営ができるよう支援を検討したい」



(参考ブログ)
外国につながりのある生徒の日本語学習支援者養成講座



(3月6日追記)
キョンのブログ(NPOJコミュニケーション主催者)
 みなさ~~ん 3月9日水曜日 午後6時40分からの
 NHK ホットラインぐんま をぜひ ご覧ください。
 未来塾土曜日の午後 中高生クラスにNHKのカメラが入りました。
 たぶんみんな一生懸命勉強しているところが写ると思います

(続きはリンク先をご覧ください)



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