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K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

いらしてくださってありがとうございます。
晩ご飯に作った料理・道端に咲いているお花の写真などのブログです。

冨永先生

2009-05-06 20:55:44 | 仏教
2009年5月6日(水)曇、昼から雨


GW最終日は例年、タヌキの師冨永半次郎先生のお墓参りです。
冨永先生は昭和40年5月6日に亡くなりました。タヌキは先生の晩年に教えを受けていました。先生は教壇から講義をなさる方ではなく、お宅に集まって来る人々にお話をしていました。集まる方は当時学問の各分野でご活躍の方々から建具やさんまでさまざまでした。先生のお宅に始めて伺ったタヌキは高校生だったようです???当時一番若いメンバーでした。先生のお弟子さんは多くの方が他界し、ご健在でもご高齢の方が多いのでタヌキがお墓を守る一人になっています。お勉強も受け継ぎ月3箇所で勉強会を行っています。その勉強仲間とお墓参り・昼食会・勉強会を毎年GW最終日に行っています。
コッコーは勉強会もお墓参りも昼食会も・・雑用をやっています。



冨永先生のお墓   

慶安寺    東京メトロ「新高円寺」から南へ5分

お花は皆さんで持ち寄ってお供えします。おや、ベニバナがありました。




数年前に新高円寺でお清めをできる場所を探したのですが、見つからず勉強会の会場の近くのお店にしました。中野坂上の「尾張屋」さんです。初めて利用した時に皆さんの評判が良かったので、毎年お世話になっています。


コッコーは「悪魔のささやき」を注文しました。


冨永先生がお好きだった長命寺の桜餅を毎年買ってきてくださる方がいらっしゃいます。これをいただけるのもこの日の楽しみです。ごちそうさま
3枚の葉で包んでます。ほんのりと抑えた甘みおいしいですよ。長命寺でいただきたいですね。


慶安寺には「解体新書」で知られている前野良沢のお墓もあります。





父親たちの星条旗

2009-05-06 00:06:52 | 映画
2009年5月5日(火)曇後雨



レンタルDVDで見ました。
クリント・イーストウッドは太平洋戦争末期の日米激戦の硫黄島の戦いを「硫黄島プロジェクト」アメリカ側からの「父親たちの星条旗」、日本側からの「硫黄島からの手紙」の2本の映画を2006年に製作しました。すでに「硫黄島からの手紙は」見ていたので「父親たちの星条旗」もみなければと・・・。

硫黄島の戦いは1945年3月1日に日本軍が全滅しました。アメリカ軍は激戦の中心となったすり鉢山の頂上に6人の兵士に星条旗を立てさせます。しかし、そのうちの3名は戦死してしまいます。生き残った3名がアメリカ本土に英雄として呼び戻され、戦費調達のための国債のキャンペーン・ツアーをさせられますが、彼ら自身は死んでいった友のほうが英雄で自分たちは英雄ではないと苦しみます・・・。
日中戦争~アジア太平洋戦争では敗戦した日本軍の残虐行為が伝えられることが多いですが、クリント・イーストウッド監督は死闘のなかで自らの身を守るためにアメリカ軍兵士の残虐さも描き、戦争とは無駄な行為という反戦のメッセージをこめていました。太平洋戦争が始まって3年余りを経過した1945年4月にはアメリカも戦費が不足して早く戦争終結を望んでいたことが鮮明に描かれていました。このことで1つわかったことがありました。1945年7月26日に連合国側のアメリカ・イギリス・中国はポツダム宣言を発し、日本の無条件降伏・日本軍の解体・日本の民主化等を日本に迫りました。ところが大本営は国体護持にこだわって返事が出来ませんでした。ついに、8月10日に日本は条件付(国体護持)でポツダム宣言受諾を連合国側に打電しました。連合国側は条件付に驚き、イギリスとソ連は条件付を納得しませんでした。しかし、戦争終結を望んだアメリカは英ソを説得しアイマイナどうにでも訳せるような英文でポツダム宣言受諾を受け取った事を日本に知らせました。アメリカがなぜそのように戦争終結をあせったのかということは、合衆国連邦政府の資金不足だったのかと、アメリカも長期の戦争を望んでいなかったのだと・・・。日本にもっと勇気があれば1942年6月のミッドウエー海戦敗北時に講和条約をすればと・・・(軍を派兵する中枢部はどこで退却するかを見極めないと国民を無駄死にさせてしまいます。。。。派兵しないのがベストですが・・・))

アメリカにとって(独立戦争以来の)自由のための戦が通じるのも太平洋戦争までだとも感じました。

それにしても太平洋戦争の日本側からの視点、アメリカ側からの視点の2本の映画を作ったクリント・イーストウッドはアッパレ

やはり、日本側視点の「硫黄島からの手紙」のほうが冷静に描けていたように思いました。



最近はレンタルDVDになってしまい映画館に足を運べません