お絵描き日記~イラストレーター照井正邦

職人、照井正邦の似顔絵、意匠など。画力の向上を目的に練習しています。

「文章の要約力」と「似顔絵の表現力」との共通点(雑記)

2017-01-17 04:38:22 | 雑記
「文章の要約力」が「似顔絵の表現力」になるのではないか?



「知的創造の作法/阿刀田 高」の-第一章 ダイジェストする力-に、こんな文章がありました。
(阿刀田氏は、短編小説家です)

「つまりダイジェストに当たっては、そのまんま縮めるのではなく、ポイントだけを強調し、大幅にはぶき、自分なりの奇型を作ること、これをつねに念頭に置いてほしい。」

ダイジェストとは何ぞや?ということは書籍を読んでほしいですが、この一文は似顔絵を描く心構えとピタリと一致する。

ここが私の短絡的なところなのですが、もう少し文章の要約力が身につけば、似顔絵の表現力に効果があるのでは?と思ったりします。


ところで、「あだ名をつけるセンスと、似顔絵を描く行為は似ている」と、山藤章二先生などはおっしゃっています。
「あだ名」というのも、奇型な要約と言えるのでは?

自分の視点という奇型をたもちつつ、短く要約する行為は、川柳など他にも色々ありそうですね。


似顔絵を描くとき、私は「文字言語」を使わないで、「画像のイメージ」だけで描いています。
けれど、それにも限界があって、「文字言語」も活かせたほうがよいと考えています。
モデルを要約する。出来事を要約する。
それだけで、似顔絵や風刺画がかけそうな気がします。

この「○○できそうな気がする」という「根拠のない自信」は、空回りすることもありますが、結構大事です。


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